今の潮州の旧市街は高いビルがないので、歩いていて圧迫感がない。前世紀の上海も同じように高いビルが無く、迷路のような路地を歩くと様々な発見があったが、今はビルだらけになって街歩きが面白くない。路地裏散策は迷ってどこに出るかわからない面白さがあるので、路が分かれていればあえて行こうと思わない方へ無理矢理自分を向かわせると意外と発見が多いのだ。そして、頭の中でこうあって欲しいと思って歩いていると、意外と思っていた風景に遭遇する事が良くある。何でも理論的に処理してしまう人には絶対にわからないだろうが、念じれば叶う確率が相当高くなるという事だ。ただし、自分の精神が安定している時にだけに言える事。
カメラを持って街角撮影をする時は、基本的に一人に限る。たまに複数で行動する時、気の合わない人がいるとすべて悪い方向へ向かう。その典型は理屈っぽい人で喋りすぎるノイズタイプ。そして、大事なのは物事見て五感で感じる事だ。
何だかつげ義春の世界
時間があれば、この目の看板の矢印に案内されながら眼科を見たかった。
この日使ったレンズはXF35mm f1.4だが、本当は古いレンズの方が合っている。今回は、桂林に一泊し上海に戻る予定だったので、35mmの古いレンズを持って来てないのが失敗だった。大陸では何が起きるか分からないので、レンズは多めに持って行った方が良いけど重くなるのが難点。
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