海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

上海 引越騒動

2011-01-30 | 写真日記
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写真は、数日前にアップした写真と同じ時に撮影。やっぱりモノクロが良い。
一昨日、新居に引っ越したが、荷物はまだ1割残っている。当日は、小雨のち青空、その後小雪。
その青空が見えた2時間で引っ越しが完了したので、晴男のメンツを保つ。
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ただ、引っ越し料金でトラブル。最初は、400元(約5000円)と見積もられたが、私が日本人だった(おそらく)のと当日予定の車が無いので4t車が配属された。(これはウソ)
そして、引越終了後に金を払う時点で800元(約1万円)払えと言ってきた。(よくある話)
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これにブチ切れたのが、私の部屋を見つけてくれて、すべての手配を取り仕切ってくれた元の事務所の女の子。50代の男を相手に、26歳身長153cmが、かつて見た事がない表情と口調で噛み付く。
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こんな時、日本人は口を出してはいけない。落としどころを探りながら、黙ってやりとり聞いているのが一番だ。なぜなら彼女のメンツがあるからだ。
その間、私と手伝いに来た中国人の男2人はやりとりを聞きながらたたずむのみ。
結局、26歳の子が勝ち600元支払う事で取引は終了。(領収書なし)
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上記を簡単に説明すると、引越を依頼する時に見積もりをもらうが、この地では、それを信用してはダメ。現地に派遣される荷物運びは、必ず言訳をして金をふっかけてくる。つまり、ふっかけ分の金を自分のポケットに入れるためだ。
ただ、ここで見積もり分しか払わないと後で何をしてくるかわからない。(これが後で怖いのだ)
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こちらでは、決まった値段というものは存在しない(デパートなどは別)ので、買い物をするのも戦い、いやゲームだと思ってよい。ただし、値切るにしても落としどころを決めていないとやっかいだ。
私が今住んでいる国は、すべての事に対して同じ事がいえる国です。日本の政治家や企業の人達も、そういう意識を持って、この国と関わってもらいたいものです。
CanonFD50mm f1.4
コメント (4)
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