ネッラ・ペルゴラ@恵比寿

このレストラン「イル・リストランテ・ネッラ・ペルゴラ」がとりグル！！に紹介されるのは2回目。
お気に入りの店である。

この店ほど、自分たちのテーブル以外を意識しないでいられる店はあまりない。

色々要素はある。
店の窓ガラスに引かれた薄いスクリーンは、すぐ外の駒沢通りを通る車のヘッドライトぐらいは視認できるものの、歩く人はその影しか見えない。当然、外から中も分からない。

スタッフは、常に遠巻き。余計なオーダーを促すような態度もない。


それと一番大きいのは、画像にも出ている、小さな庭、かな。
ぼやぁ～っとライトアップされたこの庭には不思議な力があって、人を待っているとき、会話が途切れたとき、美味いワインを口に含んだとき、ふっと横目でこの庭が見えると、なんだか安心する。

10席ちょっとと小さい店なので、同じ時間に利用する他の利用客のプロフィールにもよるところが若干リスキーだが、きっと素敵な時間を演出してくれるディナーになるでしょう。

味？
もちろん美味しい。
表現は稚拙なので詳しくは解説しないけど。

僕は、前菜やメインに添えられる野菜が気に入ったかな。
ちゃんと味付けしてあって、主張してくるの。

『僕たちも料理のキャストだよ～』

ってね。



ムスコが好きな教育番組、『いないいないばぁ』で、かぼちゃとかインゲンとか、色んな野菜が自分の名前を主張してから、色々と合体して、動物の形をつくる、みたいなコーナーがある。


それに似てるなぁ、なんて思い出しながら野菜を味わっていた。

横目で見える、優しい光に包まれる庭。



なんか、いい夜っぽくない！？