世界三大○○「阿里山森林鉄道」
よく言われる『三大○○』
別に、法律で決められているわけでもなく、権威ある機関の認定でもない。それでも世の中には、『三大○○』と呼ばれるものが多くあります。
今回は、世界三大山岳鉄道※1の一つと呼ばれている「阿里山森林鉄道」を訪ねました。
「阿里山森林鉄道」は、台湾新幹線で台北から約1時間の台湾中部に位置する“嘉義”が . . . 本文を読む
石見銀山 興味あるエピソード
これまで、山陰の知られていないまちを紹介してきましたが、今回は有名な?『石見銀山』です。
石見銀山は、数年前に世界遺産に登録されたことから話題となり、多くの書物やTVなどで紹介されていますので、その名前くらいは知っている方も多いでしょう。
このため、ここでは、都市計画家の目で見た、いくつかの興味あるエピソードを取りあげてみたいと思います。
山の . . . 本文を読む
ヒマラヤ通信archives
2014年4月~5月にネパールを旅行した時に、現地から綴った日記をまとめてみました。
【ヒマラヤ通信-1】 ネワチャンホテル
本日、カトマンズに到着。
ネパールのカトマンズ盆地に栄えた三つの王国「カトマンズ王国」「パタン王国」「バクタプル王国」のうちの一つがあったパタン市のホテルにチェックイン。
ホテルは「ネワチャンホテル」といい、ネワール様式の民家をユネス . . . 本文を読む
おもちゃ箱をひっくり返したような台北迪化街を歩く
―“deka街?―
台北に来ると必ず尋ねる場所がある。夜市、故宮博物館、台北101などの観光客が必ず寄る場所ではない。
そこが今回の舞台台北市迪化街・・正確な呼び方は分からないが、土地の人は“deka街”と呼んでいるようだ。
迪化街は、かつて台湾の経済、社会、文化の中心地であった大稲テイ※1という地区にあ . . . 本文を読む
「○○に出会う」の第2弾です。
スコットランドの独立についての住民投票も一段落。このニュースをTVで見ていて、グラスゴーにチャールズ・レニー・マッキントッシュの建築を訪ねたことを思い出した。
マッキントッシュといえば、iPhone 6で話題をまいているApple社のPC「マッキントッシュ」(Mac)を思い浮かべる方が多いと思われる。
また、「チャールズ・レニー・マッキントッシュ」と . . . 本文を読む
モルジブからスリランカ航空によりコロンボ・バンダラナイケ国際空港に到着。
私は外国を旅行する時、出入国カードが必要な場合、職業欄に「建築家(architect)」と書くことにしている。
これは、欧米では、建築家が日本では考えられないくらい尊敬されている職業であり、入国審査においてもスムーズに進むことが多いためである。
スリランカでも出入国カードの職業欄には、当然のように「建築家(archit . . . 本文を読む
鷺浦の市街地
鷺浦へは、今は、県道23号が整備され、日ノ御崎方面と平田方面を結び、海岸沿いに市街地をバイパスしている道が整備されているが、かつては、出雲大社の裏から、鹿に注意の標識のある車一台がやっと通れる細い山道を通り、八千代川に沿って市街地へと入っていくルートが陸路としては唯一であり、海から船によるアプローチがメインルートでした。
もっとも、市街地といっても5分も歩けば通り . . . 本文を読む
都市近郊の緑 ─クリチーバ市の試み─
川崎市黒川、ここは新百合ヶ丘、多摩ニュータウンなどの郊外住宅地に取り囲まれて、奇跡的に農村、里山が残っている。
ここに緑が残ったのは、地元農家の“先祖が残してくれた土地だから大切に残したい”という強い意志が働いたと聞いた。
しかし、遠目にはのどかなこの田園も、農家の高齢 . . . 本文を読む
今回は、2014FIFAワールドカップで沸くブラジルからの紀行文
アマゾン川中流域
正午近く、ブラジルアマゾン川の中流に位置するマナウスの空港に到着。久しぶりのマナウスは、相変わらず40度近い熱気で私を迎えてくれた。
ここマナウスは大アマゾン川の支流、“リオネグロ”と“リオ ソリモンエス”と言う二つの川の合流地点近くにある。リオ ネグロは . . . 本文を読む
古都パタンを歩く
結婚式の行われた街「パタン」は、ネワール族がネパールのカトマンズ盆地につくった王国の一つがあったところである。
パタン市街地は、王宮を中心とした旧市街とまわりに広がる新市街とでできている。
パタンは、サンスクリット語で「美の都」と言う意味の古都で、旧市街地には、旧王宮やたくさんの寺院がある。建物は美しい彫刻がなされ、街そのものが博物館であり、美術品の展示場といえ . . . 本文を読む