ias世界の街歩き

社会空間研究所所員が世界の街で見聞きした面白い話を綴ります

阿里山で森林鉄道に乗る

2015年05月20日 | 街並み
世界三大○○「阿里山森林鉄道」 よく言われる『三大○○』 別に、法律で決められているわけでもなく、権威ある機関の認定でもない。それでも世の中には、『三大○○』と呼ばれるものが多くあります。 今回は、世界三大山岳鉄道※1の一つと呼ばれている「阿里山森林鉄道」を訪ねました。   「阿里山森林鉄道」は、台湾新幹線で台北から約1時間の台湾中部に位置する“嘉義”が . . . 本文を読む

山陰の街その5 石見銀山 トリビア

2015年04月06日 | 街並み
石見銀山 興味あるエピソード これまで、山陰の知られていないまちを紹介してきましたが、今回は有名な?『石見銀山』です。 石見銀山は、数年前に世界遺産に登録されたことから話題となり、多くの書物やTVなどで紹介されていますので、その名前くらいは知っている方も多いでしょう。 このため、ここでは、都市計画家の目で見た、いくつかの興味あるエピソードを取りあげてみたいと思います。   山の . . . 本文を読む

ヒマラヤ通信archives

2015年02月03日 | 街並み
ヒマラヤ通信archives 2014年4月~5月にネパールを旅行した時に、現地から綴った日記をまとめてみました。 【ヒマラヤ通信-1】 ネワチャンホテル 本日、カトマンズに到着。 ネパールのカトマンズ盆地に栄えた三つの王国「カトマンズ王国」「パタン王国」「バクタプル王国」のうちの一つがあったパタン市のホテルにチェックイン。 ホテルは「ネワチャンホテル」といい、ネワール様式の民家をユネス . . . 本文を読む

台北迪化街を歩く

2014年12月01日 | 街並み
おもちゃ箱をひっくり返したような台北迪化街を歩く ―“deka街?― 台北に来ると必ず尋ねる場所がある。夜市、故宮博物館、台北101などの観光客が必ず寄る場所ではない。 そこが今回の舞台台北市迪化街・・正確な呼び方は分からないが、土地の人は“deka街”と呼んでいるようだ。 迪化街は、かつて台湾の経済、社会、文化の中心地であった大稲テイ※1という地区にあ . . . 本文を読む

グラスゴーにマッキントッシュの建築を尋ねる

2014年10月30日 | 街並み
「○○に出会う」の第2弾です。 スコットランドの独立についての住民投票も一段落。このニュースをTVで見ていて、グラスゴーにチャールズ・レニー・マッキントッシュの建築を訪ねたことを思い出した。 マッキントッシュといえば、iPhone 6‎で話題をまいているApple社のPC「マッキントッシュ」(Mac)を思い浮かべる方が多いと思われる。 また、「チャールズ・レニー・マッキントッシュ」と . . . 本文を読む

コロンボ・スリランカでジェフリー・バワの建築に会う

2014年09月17日 | 街並み
モルジブからスリランカ航空によりコロンボ・バンダラナイケ国際空港に到着。 私は外国を旅行する時、出入国カードが必要な場合、職業欄に「建築家(architect)」と書くことにしている。 これは、欧米では、建築家が日本では考えられないくらい尊敬されている職業であり、入国審査においてもスムーズに進むことが多いためである。 スリランカでも出入国カードの職業欄には、当然のように「建築家(archit . . . 本文を読む

山陰の街その4 北前船とともに栄、そして北前船の終焉とともに忘れられたまち『鷺浦』2

2014年07月31日 | 街並み
鷺浦の市街地   鷺浦へは、今は、県道23号が整備され、日ノ御崎方面と平田方面を結び、海岸沿いに市街地をバイパスしている道が整備されているが、かつては、出雲大社の裏から、鹿に注意の標識のある車一台がやっと通れる細い山道を通り、八千代川に沿って市街地へと入っていくルートが陸路としては唯一であり、海から船によるアプローチがメインルートでした。 もっとも、市街地といっても5分も歩けば通り . . . 本文を読む

環境教育と都市近郊のみどり―クリチーバ市の試み―

2014年07月11日 | 街並み
都市近郊の緑 ─クリチーバ市の試み─    川崎市黒川、ここは新百合ヶ丘、多摩ニュータウンなどの郊外住宅地に取り囲まれて、奇跡的に農村、里山が残っている。  ここに緑が残ったのは、地元農家の“先祖が残してくれた土地だから大切に残したい”という強い意志が働いたと聞いた。  しかし、遠目にはのどかなこの田園も、農家の高齢 . . . 本文を読む

アマゾンふたたび

2014年07月08日 | 街並み
今回は、2014FIFAワールドカップで沸くブラジルからの紀行文 アマゾン川中流域  正午近く、ブラジルアマゾン川の中流に位置するマナウスの空港に到着。久しぶりのマナウスは、相変わらず40度近い熱気で私を迎えてくれた。   ここマナウスは大アマゾン川の支流、“リオネグロ”と“リオ ソリモンエス”と言う二つの川の合流地点近くにある。リオ ネグロは . . . 本文を読む

ネパールの伝統的な街を歩く その3(街歩き編)

2014年06月16日 | まちづくり
 古都パタンを歩く 結婚式の行われた街「パタン」は、ネワール族がネパールのカトマンズ盆地につくった王国の一つがあったところである。 パタン市街地は、王宮を中心とした旧市街とまわりに広がる新市街とでできている。 パタンは、サンスクリット語で「美の都」と言う意味の古都で、旧市街地には、旧王宮やたくさんの寺院がある。建物は美しい彫刻がなされ、街そのものが博物館であり、美術品の展示場といえ . . . 本文を読む