ゆるゆるヒンズー語体操☆彡

インド連邦公用語のヒンディー語(インド語)のプチ講座をメインに、その他インドネタなども織り交ぜつつ。。。

命令形①

2006-03-24 18:05:19 | 体操第一~基礎編~
日経ネットにこんな記事が載っていました↓
オンワード樫山、主力衣料をインドで調達

オンワードのブランドは私は「組曲」しか着たことがありませんが、「自由区」などは
大人の女性向けのかわいらしい服って感じ?
アパレル関係はインドって強そうですね~。特に布製品。
身にまとう布へのこだわりってインドって強い気がします。
女性のサリーとか、男性のクルターとか、ルンギー(腰巻き)とか、ターバンとか。
お洒落です♪



さて、今日は動詞の命令形ということでしたが、
動詞をみるのは今回が初めてですね☆では早速動詞にはどういうものがあるかというと、

करना /karnaa/ カルナー
देखना /dek'naa/ デーク(フ)ナー
जाना /jaanaa/ ジャーナー

最後にनाがついて ○○नाというのが基本形(原形)になります。
原形で「○○すること」という意味となります。ですから上記の3単語は、
①すること
②見ること
③行くこと
という意味です。

नाの前が語幹となり、動詞はこの語幹を基に活用されます。
つまり、①~③の場合だと、語幹は
करदेखजा ということになります。

ヒンディー語の動詞の活用種類はそれほど沢山あるわけではありません。
その中でも命令形は活用がとっても簡単★
さて、命令というのは大抵二人称に向かって、あなたに向かって言うことですね。
(ハイ、当たり前のことでございます。)
既にご紹介しましたとおり、ヒンディー語の二人称は3パターンतू、तुम、आप
あり、それによって活用の仕方も変わります。

今日はブナンにआपに対する命令形行ってみましょう~
さて、आपは二人称のなかでも一番丁寧な「あなた」という意味です。
命令形の中でも、この活用は丁寧な言い方ということになります。

活用パターン① 基本は、語幹+ieである。
देखना देखइएदेखिए 
dek'ie デーキ(ヒ)エ「見てください」
जाना जाइएजाइए 
jaaie ジャーイエ「行ってください」
मुसकराना (「微笑む」)→ मुसकराइएमुसकराइए
muskraaie ムスクラーイエ「微笑んでください」

活用パターン② 不規則動詞
★★★ करना → कीजिए キージエ
    「すること」
★★☆ लेना /lenaa/レーナー (受け)取る → लीजिए /liijie/ リージエ
    「受け取ってください」
★★☆ देना /denaa/ デーナー 与える → दीजिए /diijie/ ディージエ
    「下さい」
★☆☆ पीना /piinaa/ ピーナー 飲む → पीजिए /piijie/ ピージエ
    「飲んでください」

さすが、不規則活用の動詞なだけあって、全て頻出単語ばかりです。
とくにकरनाはめちゃくちゃ使います。

例文をちょっとだけ・・・。
आप चाय पीजिए.
aap caay piijie. アープ チャーエ ピージエ 注)चाय お茶
意:あなたはお茶を飲んでください。

खाना बनाइए.
k'aanaa banaaie. カ(ハ)-ナー バナーイエ 注)खाना 食事 बनाना 作る
意:食事を作ってください。

सुनिए.
sunie. スニエ 注)सुनना 聞く
意:聞いてください。  *聞いてください、という意味でも使われるが、そのほかに
人に声をかけるときの「すみません、ちょっと」という場合でも使われる。


週明けはतुमに対する命令形をやってみます。

少し休憩

2006-03-23 16:20:35 | 体操第一~基礎編~

昨日まで人称代名詞とコピュラ動詞をやってみましたが、ここでちょっと補足です。
がっ、その前にお詫びさせてください!!昨日の例文のなかでありました・・・。

यह क्या है?
यह पासपोर्ट है.
のなかでयहは明らかに人称代名詞ではありませんでした!これは「これ」を
意味する指示代名詞でした。大変失礼致しました。
ちゃっかりこの場で説明させていただくと、यहवहは人称代名詞で彼・彼女を
意味するだけでなく、「これ」、「あれ」、またयेとवेは「これら」「あれら」を
意味します。
「これ」か、「彼・彼女」かは文脈で判断することになります。
人称代名詞で使われている例文を挙げるとしたら、こんな感じです。
ये मेरे दादा जी हैं.
ye mere daadaa jii hAI. イェー メーレー ダーダー ジー ハェン
注)मेरे わたしの
意:こちらは私の祖父です。
ちなみにヒンディー語では身内の人間のことを言うときでも年長者には尊敬を
表します。


次は、代名詞の単数形と複数形について。
これは動詞変化のポイントになるので、今後もとても大切です。
ただ、複数形が文字通り複数であるとも限りません。

तुमやआप、ये、वेは複数形扱いされてはいますが、実際に使われるときは一人のことを指す場合が
多いです。
前回も解説したとおり、これらは尊敬を表します。
基本的には複数形を用いて尊敬を表すのが無難ではありますが、二人称で仲の良い友人や
使用人に対してはतुमを使うのも良いと思います。
インドに限らず南アジアでそうかもしれませんが、色々な面で上下関係を重んじる
慣習が言語にも反映されているのかなぁというのが勝手な私見です。

また、あえて「私たち」、「あなたたち」、「この方たち」など、複数の意味を加える
場合は代名詞のあとに लोगをつけてहम लोग, आप लोग, ये लोग
などど表現します。


さて、明日は動詞の命令形をやってみまっす☆

メイド・イン・インディア

2006-03-22 18:16:23 | 体操第一~基礎編~
インド製のもので好きなもの。
挙げるとキリがありませんが、どーしても外せないものがあります。それが、
マイソールの白檀石鹸です★

マイソールは白檀(サンダル・ウッド)とマハーラージャーの宮殿で有名なところですね。
以前旅行したときに、色んな白檀グッズが売っていて、顔パックなんかもありました。

白檀の石鹸はとても良い香りで、一度使うと手放せません!
しかも、使用後はとてもつるつるになる(気がする)!!
そんなこんなで、私自身は長らくインドには行っておりませんが行く人行く人に
「お願い!買ってきて!!」
と無理矢理頼み込んでは買ってきて頂き、お陰さまで切らすことはありません。
この場を借りて皆様に御礼申し上げます。いつも有難うございます。なんてね。
いやいや、ホントに感謝しております。
写真はこの間渡印した人に買ってきてもらいました☆
ちょっと小さめで、20ルピーなり。

さて、まずは昨日の復習です★ 



ヒンディー語の人称代名詞は性別を区別しません。(英語にはhe/ sheがありますよね)
ただし、動詞で区別することがあります。(詳しくはまた今度)
なお、上の表で単数形、複数形を分けたのは、これによっても動詞の変化が
起こるためです。
ちなみに、आपが便宜上三人称の複数形に入っていますが、これは文法上そのように
変化するだけであり、意味はあくまで「あなた」です。


人称代名詞のあとは♪コピュラ動詞♪行ってみましょう。
コピュラ動詞とは!

①英語のbe動詞のようなものです。「~です」「~がある」などの意味で
とっても頻出★これが分かっていれば、もう文章ができちゃいます。
②原形はहोनाです。
③英語の場合と同様、主語によって変化します。
④現在、過去、未来によって活用が変化します。
⑤他、動詞と結びつきます。(詳しくはまた後日)

今回は現在形を見ることにして、早速活用を見てみましょう☆
上記の通り、ポイントは主語です。
ちなみに、現在形においては主語の性別は区別されません。




それでは例文です。

आप कैसे हैं?
aap kaise hain? アープ カェセー ハェン?
意:お元気ですか? 注)कैसे:どのように ここではhow are you?
मैं ठीक हूँ.
mAI T'iik hUU. マェン テ(ヒ)ィーク フーン。
意:私は元気です。 注)ठीक:良い、OK.

यह क्या है?
yah kyaa hai? イェへ キャー ハェ?
意:これは何ですか? 注)क्या:何
यह पासपोर्ट है.
yah paasporT hai. イェへ パースポルト ハェ
意:これはパスポートです。

तुम बहुत खूबसूरत हो.
tum bahut k'uubsuurat ho. トゥム バフット ク(フ)-ブスーラト ホー。
意:あなた(君)とっても綺麗よ。 注)बहुत:とても खूबसूरत:美しい
धन्यवाद, लेकिन आप से ज़्यादा नहीं
d'anyawaad, lekin aap se zyaadaa nahII. ダ(ハ)ンニャワード、レーキン アープセ
ズィヤーダー ナヒーン。
意:ありがとうございます。でも、あなた程ではありませんわ。
注)धन्यवाद: ありがとう लेकिन:しかし से :~より ज़्यादा:多く 

さて、今日はここまで。

☆ワタシ【人称代名詞】アナタ☆

2006-03-21 18:37:44 | 体操第一~基礎編~
テレビを見てたら、上野公園の桜が映っていました。えっ、もう?早くない?
と確かめるために見に行ってきました。
そしたら、何と咲いてたんです。(テレビに映ってるくらいですから、当たり前!)



しかも、結構咲いてませんか?公園入口の桜2本は特に満開の勢いで咲いてた・・・。
他の桜の木はまだ蕾だけで、咲くにはもう少し時間がかかりそうな雰囲気なのに
なんでこんなに差があるの??と、とても不思議です。
今年はちょっと遠出して桜を見に行きたいっ


それはさておき、今日は私・あなたといった人称代名詞でした。

では早速みてみましょう☆

मैं /mAI/ マェン 「私、僕」。性別に関係なく使うことができます。

आप /aap/ アープ 「あなた」。こちらも相手の性別問わずに使えます。
      ヒンディーでは英語のyouに相当する単語がいくつか存在しますが、
      これは最も相手を敬う意味のyouです。

वह /vah/ ヴォ 「彼、彼女」。このほか、「あれ」という意味の指示代名詞でも
      あります。ですから、基本的には遠くにいる人を指す場合に使います。
      また、発音にも注意です。口語では「ヴォ」と発音します。

यह /yah/ イェへ 「彼、彼女」。このほか、「これ」を意味する指示代名詞でも
      ありますので、近くにいる人を指す場合に使われます。
      वहと対にして覚えましょう。

さらに、もう1ステップアップしてみると、

हम /ham/ ハム 「私たち」。मैंの複数形ですね。しかし、謙譲語として「私」を指す
     場合にも使われます。丁寧に聞こえます。ローマ字表記するとhumと書かれる
     ことがほとんどです。 

तुम /tum/ トゥム 「君、お前」。友人同士や親が子を、年下が年下を呼ぶときは
     これが使われます。आपと比べるとフォーマルな響きはないですね。
     でも、親近感は感じられます。(友人同士などで使うと)

वे /ve/ ヴェー 「あの方」。वहの複数形で、その人を敬うニュアンスが含まれます。
     相手が友達や年下でない限り、遠くにいる「彼、彼女」を指すときは
     これを用いたほうが無難とも言えるように思います。  
     言い方にもよりますが、वहだと「アイツ」という意味にもなってしまいます。

ये /ye/ イェー 「この方」。यहの複数形です。वे同様、相手を尊敬する意味が
     こめられています。

तू /tuu/ トゥー 「お前」。तुमよりかなりキツイ意味です。相手を侮蔑して「お前」と
     言うときなどに使われます。かなりの親しい間柄でも使われますが、
     あまり使わないほうがベターです。

ずらずらと並べてしまいましたが、人称代名詞はこれだけです♪
明日はこれを表にまとめてみます☆

★新学期★

2006-03-20 16:18:39 | 体操第一~基礎編~
個人的な興味でスミマセンが、BBCにこんな記事が載ってました。
Indian ‘witchcraft’ family killed
ヒンディー版はこちら。

以下は記事の要約です。
「紅茶プランテーション労働者とその4人の子供が魔術を用いて2人を殺害し、その他
大勢の人間に病気をもたらしたと非難され殺害された。この事件で6人が殺人の容疑で
逮捕された。警察の記録によれば、アッサムではこの5年間で200人が魔術を使ったと
疑いをかけられ、殺害されている。」

先日エミリー・ローズを観たと書きましたが、実はインドでも魔術を信仰されています。
このアッサム州はインドの北西部に位置する州ですが、ここは黒魔術 काला जादू
がさかんな地域のようですね。かつては西ベンガル州が一番黒魔術で有名だったようですが、
今でも魔術使いの疑いで殺人が起きるとは、黒魔術を信じる人が多いからでしょうか・・・。

さて、今日からいよいよ文字を卒業し、新学期(?)ですっ♪
しかし、どう進めよう?と週末にう~んと考えてみたものの、文法中心か、会話中心か、
悩んでしまいます…。
これは学習される方の目的や環境にもよるだろうし、かつブログではある程度限界が
あるとも思われるし・・・。
いっそのこと早いうちに勉強会開いたほうが良いのかしらんとも考えましたが、
(ちなみに勉強会を参加ご希望の方まだ募集中です♪♪)
やはり、話すには多少の文法の知識も必須だと思いますので、
例文を見つつ、文法をしつつ、ちょっと練習という順序で当分はやってみようかなと思います。
文法を解説するとちょっと時間が掛かってしまいますが、色んな意味でもしくみを
知っていると応用が効くのではないか、と。

ということで、本格的には明日から始めることにして、今日はおまけ的にさせて
いただきます。。。(前置きが長すぎなんですね。すみません。


今日はご挨拶をちょっとだけ・・・。
नमस्ते /namaste/ ナマステー ご存知、ナマステー「こんにちは」ですね。
    朝昼夜基本的にいつでも使うことができます。
    挨拶ではこれが一番ポピュラーかと思われます。
नमस्कार /namaskaar/ ナマスカール ナマステーよりフォーマル。例えば、お客様に
    対して使われたりとか、新聞でとか。日常ではあまり使われません。
    सादर नमस्कारというと更に堅苦しくなりますが、これは年上の人に対して
    使います。
प्रणाम /praNaam/ プラナーム 敬意を払う人に対する挨拶。以前にも述べました   が、インドでは尊敬の念を示す行為として、相手の足に触れるということが
   あります。コレも元々は足に触れるという意味です。
そのほか、村に行くと、
राम राम /raam raam/ ラームラーム 
って言ったり、(ラームは神様の名前)

ムスリム(イスラム教徒は)
आदाब अर्ज़ /aadaab arz/ アーダーバルズ 
などを使います。

私なぞは友達には「ハイ」とか「おはよう」とか適当なことを言ってます

さて、明日は人称代名詞、私・あなた~をやってみます★