観戦記2007（FC東京-川崎フロンターレ）

　サイドも真ん中もズバズバ破られる東京の守備は、「お前ら金魚すくいのポイか何かか！」と罵りたくなるほどでした。「悪いときの東京」の逆ハイライトシーンを90分間繋げて見せられているようで、試合途中でJリーグの最多失点・最多得点差試合の新記録樹立を覚悟しましたよ。

　２試合で12失点するような「クラシコ」てのは世界中探せばどこか他にもあるんでしょうかね。みっともないんでこれっきりにしてくれないものでしょうか。それとも今日のこの恥辱やふがいなさを決して忘れないためにも、これからもずっと続けたほうが良いのでしょうか。

　僕の前の席に、試合中から「くやしいよぅ！」と泣き続けている少年がいました。川崎の効率的な攻撃と、統制の取れた守備の前に、今日の東京は粉砕されるべくして粉砕されたとしか言いようがありません。一ヶ月ぶりの生観戦がこんな試合で、僕も本当に悔しいです。