大阪府咲洲庁舎展望台

2012-11-03 | 撮影地メモ
、、が現在の呼称ではあるのだが、なんとなくまだWTC展望台と言わないとピンとこなかったりする。
まあ、それはそれとして。
今日、その展望台に行ってきた。テーマは二つ、と言うか1+1という感じだが、一つはキタ周辺のビル群が夕陽に染まる様を撮りたかったのと、もう一つは、念のためこのビルをネットで調べてみていると、やはり夜景のネタがちらほらと見られたので、ついでに夜景も取れればいいなと思っていた。
今日の大阪の日の入りの時刻は17時3分。ビル群が夕日に染まる時刻はおおよそ、日の入りの30~20分前くらい、また夜景が撮れるのは日の入り後40~50分後以降なので、現地に16時過ぎに到着して、18時過ぎ辺りまでいればおおむね目的は達成できると思って出かけた。

夕陽に染まる様を撮るに当たって、二つ心配事があった。一つは距離。咲洲庁舎はキタ周辺のビル群からは10キロ近く離れているので、途中の空気の状況がよくないとどうしてもやや霞みがちになると言うこと。もう一つは、空中庭園と異なり、ガラスに覆われた展望台なので、撮影はそのガラス越しになる。ガラス越しの撮影となると、どうしても映り込みに注意しながらの撮影となる。
一点目に関しては、正直言ってどうしようもないので、RAWで撮影して、あとでトーンカーブをいじって調整することで対応する。二点目に関しては、円偏光フィルタを使って何とかしようと思っていた。が、残念ながら、あまり効果的ではなかった(あまり使い慣れておらず、効果的に使えていなかったことが原因かも知れない)。
展望台はすり鉢状になっている。つまり、客のいる展望スペースを囲うガラスは外に少し倒れたような状態に設置されている。展望に関して、室内からの反射を防ぐのに効果的とのコメントもあるが(http://yakei.jp/db/summary.cgi?row1=wtc)、それはむしろ逆効果だろうと思う。室内の光は確かにかなり抑え目にはなっているものの、高い位置にたくさんある。ガラスが垂直であれば、反射した光は(目に入りにくい)低い方向に向かうが、外に倒れている場合、反射光はより高い方向へと向かう。つまり目に入りやすくなる。
そういうわけで、ガラス越しに夜景を撮影しようと思っても、そこらじゅうにある室内灯の反射が邪魔になって(それを意図的に利用しようとでも思わない限り)かなりの困難を強いられた。こういう場所では、もっと積極的に室内灯の反射の対策を考えた方が良さそうである。

右手前が弁天町付近の高層ビル。左奥がキタ周辺の高層ビル群。トーンカーブをいじることでようやくこのくらい色が出てきた。じっさいには、これと比べると白に近い印象。


高層ビルの高層部に設置が義務付けられている赤色燈。奥をなるべく大きくぼかすことで、高いところにあるものだということを表現したつもり。下の方三分の一くらいに大きく映り込みがあるが、「ここはそういう場所なのだ」ということで、意図的に残している。


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