ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

4 犬の嗅覚を持つソムリエ 82ページ目 

2010-04-29 07:25:32 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
【82ページ】


和音    先程飲んだヴィニヤード7レゼルヴ・カベルネ・ソーヴィニヨンかどうか

      当てるだけですか?  

トーマス  我々には、簡単過ぎる!

      これでテイスティング対決になるの?

社長    簡単かどうかは、実際に飲んで判断してください!


蜜蝋の明かりの中で、マリリンモンローのポスターにスポットライトが当てられた。


和音    おーマリリンモンローが浮かび上がった!

トーマス  アメリカでは、マリリンモンローの人気は永遠です。

社長    和さんから選んでください。

和音    私は、真中のワインを。

社長    トーマスは?

トーマス  右側のワインで。

社長    テイスティングはトーマスからお願いします。


社長の専属ソムリエによって、トーマスが選んだワインがグラスに注がれた。


トーマス  わー、ワインの味がしない!

      いや何も味を感じない!

      これは、本当にワイン?

社長    カリフォルニアワインですよ!

トーマス  蜜蝋の明かりなのでワインの色もはっきり判らない。

      香りは・・、香りは蜜蝋から流れるシャネルの5番に妨げられている。 
 




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