ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

4 犬の嗅覚を持つソムリエ 81ページ目 

2010-04-28 21:25:04 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
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和音     後から、こんな刺激的な辛さが襲ってくるなんて!

トーマス   舌が麻痺したようです。

社長     私の額(ひたい)は汗びっしょりだ!

       少し、落ち着きましたらテイスティング対決に移ってもよろしいですか?

和音     いいですよ。

トーマス   はい。

社長     辛さが収まるまで、蜜蝋(ミツロウ)の香りを楽しんでいただきます。


部屋の明かりが消され、蜜蝋に火が灯された。


和音     心を和ませる明かりですね?

トーマス   ほんとうだ!

       おや?

       蜜蝋から香水の香りがする。

和音     この香水の香りはシャネルの5番?

社長     さすが和さんですね?

       ワインだけではなく、香水も詳しいのですね?

和音     シャネルの5番はあまりにも有名なので、たまたま知っていたのです。


シャネル5番の香りは部屋中に広がっていった。


社長     ここに3本のカリフォルニアワインがあります。

       和さんとトーマスは1本づつワインを選んでください!

       選んだワインがヴィニヤード7レゼルヴ・カベルネ・ソーヴィニヨン 

       かどうか答えてください。   
 


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