ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

2 写実の魔術師のワイン 45ページ目 

2009-07-01 21:54:18 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
【45ページ】


会長は、和音がなぜワイングラスを求めたのか判らなかったが、専属ソムリエに

手配させた。


和音   このワイングラスを絵のグラスに重ねると、今にもワインで満たされる

     ような気がしますね?

     グラスに注がれたワインをイメージして飲んでみます。

会長   和さんは、本当にワインを飲んでいるようだ!

和音   おや?

会長   どうかしましたか?

和音   この絵は、写実の魔術師と呼ばれている画家が描いたのですね?

     うーん!

会長   何か?

和音   マルゴーとマルゴー。

会長   ええ?

和音   新しいヴィンテージとオールドヴィンテージ。

会長   和さん、なんのことですか?

和音   会長は、この絵のワイン名を知っているのですか?

会長   いいえ、しかし先生から答えを書いた封筒を預かっています。

和音   開けて頂けますか?

     すると先程からの会長の質問に答えることになるでしょう。

会長   では読みますよ!


46ページに続きます。