嬉野郵便局の前には、写真のような案内板がある。
一円切手の肖像に使われている前島密の建議にて近代的な郵便制度が整えられていったのは皆様ご存知の通り。
この記念の案内板にあるように、明治4年の郵便制度スタート時には現在の郵便局にあたる
「郵便取扱所」
は全国に64ヶ所設置されたのみだったという。
そのなかでも、嬉野に設置されたのは、長崎に近い宿場町だったという、当時の交通の要所であったということだったのでしょうか。
一円切手の肖像に使われている前島密の建議にて近代的な郵便制度が整えられていったのは皆様ご存知の通り。
この記念の案内板にあるように、明治4年の郵便制度スタート時には現在の郵便局にあたる
「郵便取扱所」
は全国に64ヶ所設置されたのみだったという。
そのなかでも、嬉野に設置されたのは、長崎に近い宿場町だったという、当時の交通の要所であったということだったのでしょうか。
私が生まれ育った家の近くの、まだ、道路拡張工事でなくなってしまった藩政時代の武家屋敷の石垣が残る一角に、Kという何でも売っている小さな店があった。
思い出すだけで、子供にもっともなじみが深いチロルチョコをはじめとした駄菓子の数々、サイダーやファンタなどの清涼飲料やパン類を買うのが楽しみだった。
また、切手やハガキ、のし紙、のし袋や香典袋、歯磨きなどの雑貨をお使いで買いに行かされたものだ。
豆腐やこんにゃくは一斗缶に水を張った中で出番を待っており、長崎人が「てんぷら」と呼ぶ揚げかまぼこも冷蔵庫ではなく蠅帳のなかで出番を待っていた。
豆腐買いのお使いに、しゅっちゅうボールをもって行かされたのを思い出す。
生鮮食品は冷蔵庫に入っているのが当たりまえのこの時代からすれば、傷ませることもなく取扱いができたものだと、なんとも不思議である。(もっとも、冷蔵庫がどこにでもある時代がきてからまだ百年にもならないだろうが・・・)
先日、実家を整理したときに出てきた写真からの思い出を書いてみた。
(福江の旧西町の観音寺の下あたり。話題にした小店は左端セメント壁理髪店の手前の木造屋。右奥の藪のように見えるところはまだ武家屋敷の石垣があった。また、観音寺の前の通りには、いくらか現在でも石垣が残っている。・・・・・私の原風景のひとつである。)
思い出すだけで、子供にもっともなじみが深いチロルチョコをはじめとした駄菓子の数々、サイダーやファンタなどの清涼飲料やパン類を買うのが楽しみだった。
また、切手やハガキ、のし紙、のし袋や香典袋、歯磨きなどの雑貨をお使いで買いに行かされたものだ。
豆腐やこんにゃくは一斗缶に水を張った中で出番を待っており、長崎人が「てんぷら」と呼ぶ揚げかまぼこも冷蔵庫ではなく蠅帳のなかで出番を待っていた。
豆腐買いのお使いに、しゅっちゅうボールをもって行かされたのを思い出す。
生鮮食品は冷蔵庫に入っているのが当たりまえのこの時代からすれば、傷ませることもなく取扱いができたものだと、なんとも不思議である。(もっとも、冷蔵庫がどこにでもある時代がきてからまだ百年にもならないだろうが・・・)
先日、実家を整理したときに出てきた写真からの思い出を書いてみた。
(福江の旧西町の観音寺の下あたり。話題にした小店は左端セメント壁理髪店の手前の木造屋。右奥の藪のように見えるところはまだ武家屋敷の石垣があった。また、観音寺の前の通りには、いくらか現在でも石垣が残っている。・・・・・私の原風景のひとつである。)
人もなき空しき家は草枕旅にまさりて苦しかりけり
と、万葉人は詠んでいる。
草の戸も住み替わる代ぞ雛の家
と芭蕉は吟じた。
・・・・・
今日、無人となった福江の実家の最後の片付けを終えて、まったくの「空しき家」にして帰ってきた。
笑っておくれ、
家を出る際に、一部屋一部屋に、
「ありがとうございました」
と、うやうやしく頭を下げて出てきたセンチメンタルな男のことを。
と、万葉人は詠んでいる。
草の戸も住み替わる代ぞ雛の家
と芭蕉は吟じた。
・・・・・
今日、無人となった福江の実家の最後の片付けを終えて、まったくの「空しき家」にして帰ってきた。
笑っておくれ、
家を出る際に、一部屋一部屋に、
「ありがとうございました」
と、うやうやしく頭を下げて出てきたセンチメンタルな男のことを。
1981年に録音された板橋文夫のソロアルバムである「わたらせ」がCDになって再発売されている。
CDとなって再発売されるまで、私はLPを持っておらず、板橋ファンの知人がくださったテープで聞いていたが、何回も聞いているうちに伸びてきたので自分なりの「使用制限」をしいていたところだった。
アルバムのタイトル曲「渡良瀬」は板橋文夫の故郷を流れる川の名にちなんで命名された曲で、彼の代表作である。
今から30年近く前のこのころの、彼が若手から中堅の音楽家として世に出て行くころの記録だが、彼の音楽を象徴する激情と叙情、そして作る曲の美しさがすっかりまとまっている名作だとつくづく感じ入りながら聞き返している。
このアルバムタイトルにもなっている「渡良瀬」は、1999年交響詩にアレンジされ、神奈川フィルとの共演でシンフォニーとして響きわたった。
演奏を終えたあと、ラジオに出演した際の板橋が、
「自分はこの曲をつくり、この曲を演奏するために生まれてきたのではないかと思う」
と語ったのが印象的だった。
CDとなって再発売されるまで、私はLPを持っておらず、板橋ファンの知人がくださったテープで聞いていたが、何回も聞いているうちに伸びてきたので自分なりの「使用制限」をしいていたところだった。
アルバムのタイトル曲「渡良瀬」は板橋文夫の故郷を流れる川の名にちなんで命名された曲で、彼の代表作である。
今から30年近く前のこのころの、彼が若手から中堅の音楽家として世に出て行くころの記録だが、彼の音楽を象徴する激情と叙情、そして作る曲の美しさがすっかりまとまっている名作だとつくづく感じ入りながら聞き返している。
このアルバムタイトルにもなっている「渡良瀬」は、1999年交響詩にアレンジされ、神奈川フィルとの共演でシンフォニーとして響きわたった。
演奏を終えたあと、ラジオに出演した際の板橋が、
「自分はこの曲をつくり、この曲を演奏するために生まれてきたのではないかと思う」
と語ったのが印象的だった。
「嬉野じゃず」
という、プロのジャズミュージシャンのライブを主催する同好会をつくりましたので、年に数回ライブを主催してまいります。
第1回目のライブは、2月8日に開催する、
Dos Luna Special Live @ la casa MARIA です。
《Dos Luna(ドスルナ)=ふたつの月》
ジャズギタリストの荻原亮とセッションベーシストの坂本竜太がお互いのセッションワークの中から二人で作り出せるサウンドビューを確立し、2010年にDos Lunaを結成。
日時・2013年2月8日(金曜日)
開場・19時 開演20時
料金・¥3500(ワンドリンクオーダー要)
場所・la casa MARIA(ラ カーサ マリア) 〒843-0304嬉野市嬉野町岩屋川内甲362 TEL090-2716-1428
ご予約・お問い合わせ
・la casa MARIA(荒木) TEL090-2716-1428
・野村 TEL090-9586-0200
・日高 TEL090-4777-3464
《ミュージシャン紹介》
坂本竜太(Bass)
HIP POP,R&B,70'S 80'のソウルクラシックなどのグルーブ感には抜群の定評がある。
さまざまなミュージシャンとのコラボレーションを重ね、ジャンルを超えた活躍で注目を集めている。
2008年6月に自身初のソロアルバム「KoolmaD Groove」をリリース。
■おもな参加バンド
SPICY KICKIN'/BE-BROTHERS/Apollo jam/ALIENS ARE.../yarah-noo/今出宏+KOOLOON/Scopion Death FUNK/gom/あじさい
■おもな共演者
スガシカオ/水樹奈々/ジャンク・フジヤマ/hitomi/織田裕二/鈴木雅之/V6/jafro sax/COLOR/寺田恵子/太田剣/
小沼ようすけ/TOKU/神谷えり/井手麻里子/Jay/ etc...
荻原亮(Guitar)
10歳のときにオーディオマニアである父親からアコースティックギターをプレゼントされ、耳コピーやアドリブ演奏などを始め、
さまざまな音楽に傾倒し、研究をする。
上京後、フリューゲルホーン&ヴォーカルのTOKUのバンドにて5年間レギュラーギタリストを努める。
2007年にBROOKLYNでNYのミュージシャンと共に創られた自身初のCD「AFICA」をMOCLOUD RECORDS
よりリリース。
■おもな共演者
noon/TOKU/Hiroshi Imade/MAYA/makoto Rikitake/dahlia/Woong San/神谷えり/竹内直/Grace Mahya/中林薫平/宮川純/牧山純子/
MIKA/青木ひかり
福森康(Drums)
15歳でドラムを始め、YAMAHA PMSにて大久保重樹氏に師事。高校在学中より、九州のミュージシャンとのライブ活動やレコーディングに参加。19歳で上京、臼庭潤Jazz Rootsなどで活動し、現在はTOKUバンドやPiano trioGで活動するほか、soil&pinp sessionsの丈青、辛島文雄、山口真文、など、若手からベテランまで数多くのミュージシャンと共演している。
という、プロのジャズミュージシャンのライブを主催する同好会をつくりましたので、年に数回ライブを主催してまいります。
第1回目のライブは、2月8日に開催する、
Dos Luna Special Live @ la casa MARIA です。
《Dos Luna(ドスルナ)=ふたつの月》
ジャズギタリストの荻原亮とセッションベーシストの坂本竜太がお互いのセッションワークの中から二人で作り出せるサウンドビューを確立し、2010年にDos Lunaを結成。
日時・2013年2月8日(金曜日)
開場・19時 開演20時
料金・¥3500(ワンドリンクオーダー要)
場所・la casa MARIA(ラ カーサ マリア) 〒843-0304嬉野市嬉野町岩屋川内甲362 TEL090-2716-1428
ご予約・お問い合わせ
・la casa MARIA(荒木) TEL090-2716-1428
・野村 TEL090-9586-0200
・日高 TEL090-4777-3464
《ミュージシャン紹介》
坂本竜太(Bass)
HIP POP,R&B,70'S 80'のソウルクラシックなどのグルーブ感には抜群の定評がある。
さまざまなミュージシャンとのコラボレーションを重ね、ジャンルを超えた活躍で注目を集めている。
2008年6月に自身初のソロアルバム「KoolmaD Groove」をリリース。
■おもな参加バンド
SPICY KICKIN'/BE-BROTHERS/Apollo jam/ALIENS ARE.../yarah-noo/今出宏+KOOLOON/Scopion Death FUNK/gom/あじさい
■おもな共演者
スガシカオ/水樹奈々/ジャンク・フジヤマ/hitomi/織田裕二/鈴木雅之/V6/jafro sax/COLOR/寺田恵子/太田剣/
小沼ようすけ/TOKU/神谷えり/井手麻里子/Jay/ etc...
荻原亮(Guitar)
10歳のときにオーディオマニアである父親からアコースティックギターをプレゼントされ、耳コピーやアドリブ演奏などを始め、
さまざまな音楽に傾倒し、研究をする。
上京後、フリューゲルホーン&ヴォーカルのTOKUのバンドにて5年間レギュラーギタリストを努める。
2007年にBROOKLYNでNYのミュージシャンと共に創られた自身初のCD「AFICA」をMOCLOUD RECORDS
よりリリース。
■おもな共演者
noon/TOKU/Hiroshi Imade/MAYA/makoto Rikitake/dahlia/Woong San/神谷えり/竹内直/Grace Mahya/中林薫平/宮川純/牧山純子/
MIKA/青木ひかり
福森康(Drums)
15歳でドラムを始め、YAMAHA PMSにて大久保重樹氏に師事。高校在学中より、九州のミュージシャンとのライブ活動やレコーディングに参加。19歳で上京、臼庭潤Jazz Rootsなどで活動し、現在はTOKUバンドやPiano trioGで活動するほか、soil&pinp sessionsの丈青、辛島文雄、山口真文、など、若手からベテランまで数多くのミュージシャンと共演している。
宮本信子の好演が見どころだ。
いさぎよい生き方に、学ぶものがある。
今年公開された映画で「あなたへ」のことをこのブログの一言レビューで書いたこととがあるが、
「あなたへ」では、散骨について考えさせられるものがあったが、この映画では、献体について
考えさせられた。
死が、話題としてタブーから解放され、マスコミや出版、放送、映画などでオープンに語られる
ようになった。
無常は迅速。
折に触れて考えなければならないことだ。
いさぎよい生き方に、学ぶものがある。
今年公開された映画で「あなたへ」のことをこのブログの一言レビューで書いたこととがあるが、
「あなたへ」では、散骨について考えさせられるものがあったが、この映画では、献体について
考えさせられた。
死が、話題としてタブーから解放され、マスコミや出版、放送、映画などでオープンに語られる
ようになった。
無常は迅速。
折に触れて考えなければならないことだ。