必ず死んでしまうのになぜ生まれてくる必要があるのかと問う人たちは、
魂の本当の意味を知らない。人の肉体は物質であり物理に制限されている。
その肉体をもって(肉体に宿る)この世に生まれるのは、魂が真の生命エネルギーであるために、
魂が真の生命エネルギー世界に赴くために、肉体的感覚をもって自由不自由を覚り、不自由を克服するための自由を
得るためである。つまり、魂に死滅というのがないために、肉体という物質、物理の制限を受ける不自由な世界から抜け出して、
自由な世界で生きていくための方法、術を得るためである。端的に輪廻(生まれ変わるサイクル)から離れるにはどうあるべきかを学ぶためである。
魂が永遠たる生命であるために、制限のある物質から抜け出るための方法、二度と肉体に囚われない方法を得るために、
物理にあるこの世に生じ学ぶのである。なぜ魂(意識)が物質的世界(不自由)に囚われるのかを知るためには、
物質的ものに宿り物理を覚るためである。その悟りを得れば、二度と物質的世界に生じてくることは無い方法が分かってくる。
魂(意識)は形あるものではない。つまり、物質ではないことを覚り、
もともと自由である意義を覚れば、この世界(三次元)という制限のある場に生じ、
死を絶対条件としてある肉体の意味(生きる意味)を知るのである。
意義=そのものでなければ果たす(担う)ことのできないという意味での、存在理由。
霊魂(心、意識という生命エネルギー)は、肉体という不自由極まりない物を操る。
だから、肉体は心に付き従って動かされるが、不自由にあるために思うようにはならない。
そのため、心まで唯物と誤って認識してしまう。この概念が低次元に縛られてしまう誤った思い込である。
心、意識は自由である。物理には無い。そこで、心に幻想を抱き、
幻想がこの現実よりも本物であるとすれば、魂(永遠の生命)の道理に従い真の自由を得る。
宇宙の称賛されるべきエネルギー(意識)となる。
一切皆苦である輪廻より解脱するということである。