つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

愛はどこにある?

2017-04-04 | Weblog
この日本という国、毎日のようにと言えるほど、電車での人身事故の
ニュースを耳にする。認知症の人が誤って線路内に侵入、ひかれてしまう。あるいは、
酔っぱい誤ってプラットホームから落ちてしまい電車にひかれてしまうなどもあるだろうが、
自殺というなんともやりきれない思いでの人身事故が多いようだ。
通常であればとても怖くてできないことだが、
自殺に追い込まれていく人の気持ちは尋常ではない。狂気の沙汰となっているためにできることなのだろう。
正常な判断ができないが故の行動である。
正常な人はこういう。そんなに追い込まれるまで、なぜもっと相談できなかったのだろうかと。
あまりにもよく聞く言葉である。が、現代社会というのは弱者にはとても厳しい!
様々に助けを求めたであろうの果て、絶望に達するのがたどる道である。
上辺だけのきれいごとを、耳にたこができるほど聞かされても助けにならず、
人間不信となり厭世観が頂点に達する。
家族や知人があれば、残された人にも多大な悲惨さを与えるのであるが、
気が変になっていれば、思っていてももう考えられなくなってしまう。絶体絶命状態にまっしぐらなものと思われる。

人間が人間として生きていくには、「我が身をつねって人の痛さを知れ」である。

死して、聖者となったマザーテレサは、生前、こう言っていたという。
「助けを求めているものに理屈などいらない。すぐに手を差し伸べねば、
彼らは、朝にはいても夕にはいなくなってしまう。また、夕にはいても
朝にはいないのである」と。

いまだこの世の社会は、偽善にして弱者には絶望の世となっている。
コメント
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