YBR125 おっさんリターンライダー

60歳代。YAMAHA YBR125とPENTAX K系デジカメと鉄道オタク。 気の向くままに書いてます。

C56 北びわこ号最終運転。

2018-05-27 20:13:41 | 日記

5月6日にロケハンしてきた、C56 160号機牽引 「北びわこ号」ラストランの撮影に行って来た。

西大津BP-R161-琵琶湖大橋-K559-K25-K2湖岸道路を北上。

前回と同じ休憩場所にて。

道の駅【近江母の郷】は何やらイベントの準備中。 

   早々に退散する。

本日の運転時刻は以下の通り。

北びわこ1号     3号(最終運転)

米原  1009      1316

坂田   ↓    ↓

田村   ↓    ↓

長浜    1022      1330

虎姫    1031      1339

河毛    1037      1346

高月    1045      1353

木ノ本  1052      1400

 681系特急「しらさぎ」が通過していった。  

やがて北びわこ1号が10:16 田村駅通過。

緊張してたせいか、水平が出てないのはご勘弁を。

K2-R8でC56を追いかけることにする。 米原-木ノ本間22.4kmを43分なので、表定速度は31.26km/h。

だが、R8は信号待ちが多く、4月の名松線のようには追いつけず、先回りは失敗しちゃったw

木ノ本駅ホームは黒山の人だかり。  駅員氏も大変である。

側線にはEF65 1132号機が待機中。  かつてのC56北びわこ号は木ノ本駅で機回しをして、

バック運転(逆機)で上り列車として客扱いをして往復していたが、

従輪が無いので逆機時は機関車の揺動が大きく、脱線のおそれがあるために速度が出せない。

そのため、他の北陸本線上り列車の運行に支障をきたすこともあるので、

今は上り列車は回送として、EF65が米原駅までC56もろとも牽引して帰っていくようになった。

 11:40頃に木ノ本駅発車。 

   

米原駅まで、C56はEF65に引きずられるように回送。

      

C56形は昭和10年~14年に160両が製造された。 160号機は当り前だが本形式のラストナンバー。

戦時中に1号機-90号機が軍に供出され、南方戦線の泰緬鉄道(タイ・ビルマ(現ミャンマー)間の鉄道)に使用。

終戦で現地に取り残された悲劇の蒸気機関車でもある。

昭和54年に31号機・44号機が日本へ里帰り。 31号機は靖国神社の遊就館に静態保存。 おっさんも過去の記事で掲載。

44号機はご存知の通り、大井川鉄道で動態保存・活躍中である。 詳しくは「wikipedia」を参照してね。

 

余談だが、マスコミや一般peapleは蒸気機関車を「SL」(Steam Locomotive) と略して言うことが多いが、

おっさんはこれが気に食わない。 「蒸気機関車」または「汽車」、テツの話が通じる人には「カマ」(汽罐:ボイラーの意)と言う。

何故って、ディーゼル機関車は「DL」・電気機関車は「EL」と略すが、誰も「DL」・「EL」とは言わないでしょ?

もっとも、北びわこ号のヘッドマークにも「SL」の文字が入ってるけど・・・

「びわこ」ついでにもひとつ気に食わないのが、「JR琵琶湖線」。

東海道本線 京都-米原間と北陸本線 米原-長浜間の愛称だが、JR琵琶湖線から琵琶湖はほとんど見えない

僅かに大津駅あたりでほんの少し、南湖が見えるだけである。

JR西日本は「JR京都線」の愛称の予定だったらしいが、滋賀県の当時の知事だか県議会だかがクレームをつけた結果らしい。

琵琶湖線を名乗るなら、湖西線でしょう。 ほぼ高架線だし、はるかに琵琶湖がよく見える。

愛称を湖西線に譲ってあげて、「湖東線」にしたらいいと思うのはおっさんだけ?

と言うか、そもそもJR路線の愛称なんか要らん

近畿に限れば、京都線・神戸線(東海道本線)は言うに及ばず、嵯峨野線(山陰本線京都-園部)・大和路線(関西本線JR難波-加茂)・

ゆめ咲線(桜島線西九条-ユニバーサルシティ-桜島)・万葉まほろば線(桜井線奈良-桜井-高田)・学研都市線(片町線木津-京橋)・

宝塚線(福知山線尼崎-篠山口)・等々。 おっさんは基本的に正式路線名でしゃべるので、若い人には通じないこともあり苦笑w

 

話が思い切り脱線したw

北びわこ3号のロケハンを兼ねて、先日来そびれた虎姫駅へ。  

過去の記事にも書いたが、この辺りの地名は「酢」。 どんな由来なんだろうか。  

午後になり、午前の撮影地からは逆光になるので、列車進行方向左手から撮れる河毛駅北方からスタンバイ。

 

 

先行する列車で構図を確認しつつ、撮影場所を選定する。 

上空には毎日新聞社の取材ヘリが低高度でC56を追っている。 うるさいので早く行ってくれ! 

13:46 定刻に汽笛一声、河毛駅発車。 

   

      

         

            

               

     

       

乾いたドラフト音を懸命に出し、何度も長い汽笛を吹鳴させて山肌にこだまを響かせながら、C56牽引最終列車が走り去るのが印象的だった。

 

今回でC56 160号機は本線運転から引退。 お疲れ様でした。

 昨年まで京都鉄道博物館で動態保存のD51 200号機が整備されて車籍復活、C56の後を引き継ぐ。

 C56は博物館で動態保存、D51 200号機がしていた【スチーム号】の展示運転として余生を送ることになるそうだ。

 当機は製造後、一度も車籍抹消されたことがない貴重な現役機関車。 やまぐち号のC57 1号機も同様。

 昭和14年製造なので79歳になるが、なお矍鑠(かくしゃく)として頑張ってもらいたいと思うおっさんである。

  

 

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