平塚市平塚に鎌倉光明寺末、浄土宗寺院「報恩山阿弥陀寺」は鎮座している。創建は弘治元年(1555)。府川出雲守吉種(弘治3年1557年没)が開基、建蓮社起譽雲公(文禄2年1594年寂)が開山、徳川家康が関東入国した翌年の天正19年(1591)には寺領10石の御朱印状を拝受している。親鸞の弟子「了源」が安貞元年(1227)に創建した浄土真宗寺院阿弥陀寺があったものの、空浄の代に東浦賀へ移り当地にあった阿弥陀寺を浄土宗に改宗された。本尊は阿弥陀如来(運慶作)。平塚駅から徒歩15分の所に構えられた「山門」(寺号標)より入山すると正面に鉄筋コンクリート造りの「本堂」、「鐘楼」(享保12年=1727作)がある。境内には「稲荷社」、本堂左下の塔碑群中に「平塚町大震災殉難者霊位供養碑」、開基の「府川出雲守吉種氏墓」、「子育て地蔵」がある。(2407)





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