相模原市上鶴間本町に江戸期には上鶴間村小名中和田の鎮守社で市内最古の神社「長嶋神社」はある。創建年代は定かでないが鎌倉時代頃と推定される。近く道正山から康歴年間(1379~81)板碑が発掘、2010年に明暦3年(1657)に書かれた鮮明な「棟札」が発見されたことで裏付けされる。これまでは元禄16年(1688)に再建に関った大工の「墨書」に基づいていた。御祭神は伊邪那岐命、伊邪那美命である。国道16号線「中和田交差点」から東の方へ数百m下った坂道にある。もう既に七五三の飾り付けがなされている「鳥居」を抜けると境内には正面に茅葺屋根を銅板葺「本殿」、左に「神楽殿」、本殿の右に併祀神社で須佐能男命を祭神とする「八坂神社」、「白瀧弁財天」、「北向庚申塔」、大山不動や地神塔などの「石宮」が祀られている。(1911)