相模原市磯部に源氏の氏神で旧磯部村の鎮守であった「磯部八幡宮」はある。創建は不詳ながら延文元年(1356年)以前にはすでに旧磯部村に鎮座していた。祭神は市指定有形文化財の不動明王坐像で高さ57.5cm。檜の寄木造りで漆箔を施し玉眼が入れられている。相模線を渡った相模川寄りにあり、一の鳥居から長い参道を進むと境内には市保存樹木の樹齢500年超といわれる大イチョウが聳える。二の鳥居から急こう配の赤い手すりをつたい石段を上っていくと「拝殿」、「不動堂」、当時山伏たちが火渡りの荒行や角力などの修験道場の場であった「護摩堂」がある。境内社として三社神、金刀比羅神社、山神宮、疱瘡神、稲荷社がある。(1606)












