某銀行員日記

とある銀行員の日常を書いたブログ。政治・経済・文化・芸能、硬軟取り混ぜて日々思ったことを主に書きます。

これはもはや世代間闘争か?

2006年08月18日 00時50分35秒 | 日記
なぜ首相参拝がいけない?」 靖国に若者たち


また朝日新聞がネットと若者の行動を批判しています。
文章を読んでいると、
「近頃の若いもんは…」
といった思いをひしひしと感じることができます。

彼らは若者の単純な質問である「なぜ首相参拝がいけない?」 という問いにすらまともに答えていません。
戦争を肯定する、だとか、近隣諸国の感情が、だとか、A級戦犯が、だとかいうお決まりのパターンしか答えていません。
そして答えられなくなったら、近頃の若者はダメだ、危険だ、バカだ、とレベルの低いレッテル張りをして逃げているわけです。
これじゃ若者は納得するわけがありません。

30~40年前、学生運動で暴れていた世代は、彼らより上の世代と戦っていました。
そして彼らが社会の中心となった今、彼らは若者と対峙することになったのです。
世代同士で対立するのはめあたらしいことではありませんが、彼らほど上の世代・下の世代と対立した世代はめずらしいのではないでしょうか。
彼らは日本の癌だ、とまでは言いませんが、少なくとも歴史的に言って普通の日本人とかけ離れていたのは間違いないでしょう。

右左の二元論で分けるのはあまり好きではありませんが、戦中は右により過ぎていたのは間違いないと思います。
そして、その反動として戦後ある時期までは揺り戻しで左により過ぎていたのでしょう。
そして今はさらにその揺り戻しですこし右にずれているだけのように思います。
私の子供の世代は少し左に揺れ、何十年もの時間をかけて中道に近づいていくんだろうと思っています。

左に寄れていた時間から言っても、まだ今の右傾化が危険だというのは速すぎるように思います。
現に日本には人種差別なんてありませんし、外国人差別もほとんどありません。(日本に対して様々な害をもたらした北朝鮮や中国は別にして)
経済政策・社会保障政策でいっても、少子高齢化の時代に対応するための当然の対応をしているだけで、偏りすぎているとはまだ思えません。
軍事・外交的に言っても、自国のみがよければ言いなんていう独善的な政策をとらなくなっており、国際協調を目指していることからも、まだまだ「右」には程遠いのが現状。
多角的に考えて、日本はいまだに政治的な偏りでいえば左派か中道左派にあるのではないでしょうか。

先人に学ぶことは確かに重要です。
しかし、それは先人と同じことをするだけでなく、先人を反面教師にしてより適切な行動を行うと言うことも必要ではないでしょうか。



また細かいことですが、文中に遂行したのか、と首を傾げたくなる箇所がいくつもあります。
まずタイトルも何か中途半端です。
もうちょっとキャッチーにできなかったのでしょうか。

それから、
>首相がかつて足を運び、涙した鹿児島県知覧町の知覧特攻平和会館。太平洋戦争末期に戦死した特攻隊員を慰霊し、遺書などを展示する。
>妻ら家族10人と訪れていた佐賀市の森永俊吾さん(86)は首相に苦言を呈した。
>「やめてほしい。日を変えるとかした方がよかったのではないか」
という文章がありましたが、佐賀市の老人と鹿児島県知覧町の知覧特攻平和会館がどう関係しているのでしょうか。
その老人が特攻隊の生き残りだとか、遺族だと課ならばわかりますが、全く無関係にしか思えないことを結び付けて何が言いたいのかわかりません。


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