某銀行員日記

とある銀行員の日常を書いたブログ。政治・経済・文化・芸能、硬軟取り混ぜて日々思ったことを主に書きます。

ここまでして「給食制度」を守りたがる理由は?

2007年04月12日 23時48分37秒 | 日記
給食費滞納、宇都宮市が確約書配布…「保証人」に苦情も(読売新聞) - goo ニュース

宇都宮市教育委員会は、保護者全員に「給食費納入確約書」の提出を求めることに決めたとか。

これはやりすぎですね。
「給食」は学校でやらなければならない義務ではありません。
そうであるのに、給食を食べないという選択肢を与えず、給食費を払わないといけないと強制されるのは何故でしょうか。
まるでNHKのように、望んでもいないのに料金を請求されることに違和感を覚える人は数多く存在します。
そしてその存在が、この問題の原点であるように思います。

給食費の問題に関して、過去に何度か書きました。
こうやって表に出る問題は所謂「未納問題」だけですが、官が行うことによって起こる様々な問題も同時に存在しています。
それをかんがえると、ここまでして現行の「給食制度」を維持したがるのは「食育」のためだけではなく、その裏に潜む「給食利権」温存のためではないかと思えてしまいます。

学校選択制度が一般化している昨今、昼食も選択性にすればいいのではないでしょうか。
後払いの現行制度だから問題があるのであって、一般的な学校や企業の食堂のように、前払いすれば少なくとも「未納問題」はなくなりますし、また選択性にすれば割高な給食制度の維持費を負担しなくてもすむようになるでしょう。

もちろん食べたものに料金を払うのは当然ですが、食べない自由を剥奪しておいて半ば強制的に利用させて、料金を徴収している現行制度はすでに行き詰っています。
それをなおさら強制的にすることで問題を解決できるとは到底思えません。

もはや一刻も早く、現行の「給食制度」は廃止し、選択性を伴う新制度を導入すべきです。

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