某銀行員日記

とある銀行員の日常を書いたブログ。政治・経済・文化・芸能、硬軟取り混ぜて日々思ったことを主に書きます。

後ろ向きな仕事

2006年08月19日 12時54分16秒 | 銀行の話
先日のこと、先輩の行員がちょっと疲れた顔で外から戻ってきました。
あまりにも様子が変だったので、何があったのか聞いてきみました。
なんでも長期延滞のお客さんのところへ行き、担保となっているお客さんの家を売却しなければならないことを説明にいったとか。
お客さんが返済しないのが原因とはいえ、お客さんのためにならない後ろ向きな仕事はやっていて非常に疲れるんだそうです。

確かに、自分が悪くないとはいえ、苦労して買った家を取り上げなければならないのは非常に心苦しい。
おそらく、そのお客さんからは鬼や悪魔のように思われたでしょうし、この上なく恨まれたでしょう。

お金を貸すという仕事をしている以上、こういったことは避けては通れません。
しかし、できればこんな仕事はやらないでいたいですね。

そのためには、借りたお金はしっかり返すという極々当たり前のことをお客さんは守ってもらいたいものです。


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1 コメント

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Unknown (浮間公園のたぬき)
2006-12-24 01:53:01
もしくは、「融資」ではなく「投資」の仕事をする、という手もあります。

債権だから回収しなければいけない。

投資有価証券だったら、回収の努力はしますが、あきらめざるを得ないですね。

どこかの会社に売却するとかでしょうか。
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