某銀行員日記

とある銀行員の日常を書いたブログ。政治・経済・文化・芸能、硬軟取り混ぜて日々思ったことを主に書きます。

祝?田中長野県知事落選

2006年08月07日 19時37分36秒 | 真面目な独り言
村井仁氏が当選 田中康夫氏敗れる 長野知事選

長野県の田中知事が落選し、新人で元防災担当相の村井仁氏が当選したそうです。
田中知事が嫌いだったのでうれしい限り。
長野に縁もゆかりも無く、旅行で何回かいったことがあるくらいなので、関係ないといえば関係ないんですが。

敗戦の弁で「組織力に負けた」と言っていましたが、前回の長野県知事選の得票率と比べて下落した分ほぼすべてが田中知事に入らない限り当選できなかったと言う結果から考えても、無党派層からの支持も失ったと見てしかるべきでしょう。
「改革をめざす者を排除し、ダムをつくって財政破綻するのを県民が選ぶなら仕方がない」なんていう醜い捨てゼリフも吐いているようですが、彼の底の浅さを如実に表していると言えますね。


田中知事の改革と小泉首相の改革を同一視する人もいると思いますが、かなり違っていると思います。
まず前提として、小泉首相は政治家、一方田中知事はヒット作が1つしかない小説家です。
彼の言動からいって、ただ目立つことを目的として政治家になり、既得権益の破壊を行ったのでしょう。

それが正しいかどうかはともかく、小泉首相の改革は自分の信念に基づいたものであり、時には国民の支持を失う政策もとってきました。
また結果的には勝ったものの、当初は大敗するのではないかとみられ、暴挙ともいわれているのに自分の信念のために衆議院を解散した事もありました。

しかし田中知事は自分対既得権益をアピールし、長野県民をただの観客に追いやってしまったように思います。
新党日本の経緯から見ても、自分を善人とアピールし、目立てればいいというような行動しかしていないと言えます。

2年前はまだ長野県民も気付いてなかったのでしょうが、6年たってやっとわかったのでしょうね。
就任から5年たつのに高支持率を維持している小泉首相とは明らかに違います。

恐らく田中知事は今後も政治活動を続けるでしょう。
バラエティ番組や報道番組にもはや彼のポジションは他の人がいますし、世論の支持を失った人をマスコミは積極的はに使いたがらないでしょう。
タレントとしての価値も同様にほぼゼロ。
執筆活動もここ十数年ぱっとしたものはありません。

となれば残るのは政治家のみ。
民主党が持ち上げてくれるのではないでしょうか。
民主党は反自民なら誰でもいいといった感じですしね。


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