山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

野宿したくて旅の空

2008-12-01 23:23:37 | 山歩き.散歩
企業倒産やリストラ、内定取り消し。
またまた世知辛い記事が増えつつある昨今。
日経新聞にほっとする記事を見つけました。

富山大学の村上宜寛先生。
溜まった精神疲労を癒すために時々野宿生活を続けているという。
学会で上京するときは多摩川の河原に幕営しリバ-サイドホテルが定宿となる。



ホテルに3日も泊まると睡眠不足で倒れそうになるが、
動物の声や風のささやきの中での野宿は不思議と安眠が得られるという。

もちろん食事も結構豪華で凝っている。
これはもう河原乞食を自認する僕の生態と全く同じではないかと親愛の情が湧いてきてしまう。
ただ違うのは、僕はただの河原乞食であるが村上先生にはインテリジェンスを感じてしまうことか?

仕事をしなくなったら野宿三昧の日々になるのか、ストレスから解放されて野宿は必要なくなるのか?
村上先生はこう結んでいるが、おそらく野宿生活から抜け出すのは無理であろう。

12月1日、息子が今日入籍した。
結婚式はせずに資金が貯まったら学生時代を過ごした英国を旅しながら二人で式を挙げると言う。

いずれ僕もお爺ちゃんになるのだろうか?
たとえお爺ちゃんになったとしても野宿と山飯はやめられそうもない。



周りから『ジジイ』と呼ばれることのないように良い年の取り方をしたいものである。
忌み嫌われているような、この呼ばれ方だけは何故か疎外感を感じる悲しい響きがある。




コメント (21)
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