MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

ヒトラーを殺し、その後ビッグフットを殺した男

2020-04-24 20:18:08 | 洋画
これも〈未体験ゾーンの映画たち2020〉で上映された一本
タイトルが凄い、って言っても邦題自体原題の「The Man Who Killed Hitler and Then The Bigfoot」のでまさかの直訳だし
映画の内容自体もこのタイトルから全然逸脱してないから、恐れ入るという
B級トンデモ映画という作品
ですからビッグフットなんて想像の生き物だし、ヒトラー自体恋人と自殺してたたんだっけ
っていうことでヒトラーとビッグフットをつなげた監督:と脚本のロバート・クシコウスキの一人勝ち映画
こんなアイデァ誰が思いつくだろう

第二次大戦末期“ヒトラーを殺した”男が、戦後数十年その腕を買われてFBIとカナダ政府から、最近をばら撒く“ビッグフットを殺してくれ”と依頼され
老骨に鞭打ってビッグフットをハントする
このあいい入れない二つの間に横たわる、如何ともしがたいリアリティの壁を合体させるのが娯楽映画というフィクションだからできる技
 
娯楽映画にリアリティはいらないって証明してみせた作品とも言えるけど
そこは映画ですからクソリアリズムはこれまた映画にはファクトとしては必要という矛盾さへ感じさせないサム・エリオットの演技力なんでしょうかね

ヒットラーに会うのにあんな厳重に身体検査されるんですね
そこを見越して携帯ウィスキー容器のサイレンサー、万年筆の銃身、ライターのグリップとか普通に持ってるものを組み立てて
見事ヒトラーの暗殺に成功するものの、なんとヒトラーには4人の影武者がいたっていうことで
彼の成功した暗殺は4番目の影武者だったらしい

そして数十年後、戦地に赴いてるシダに病死したかつての恋人の面影を抱いて平穏にワン公と暮らしてる彼のもとにビッグフット殺害の依頼が・・・
低予算ってことなのかビッグフットは完全着ぐるみで、普通の人間脳大きさだし
細菌保持者で細菌が人間に害を与えるから抹殺って言うことなのに
彼はビッグフットと肉弾戦をするし、その戦いの中で散々ゲロ浴びまくるものの
菌にやられずに生きてるって・・・?
そこいら突っこんじゃいかんだろうってことかな

自分の人生を決定づけてしまったヒトラー殺しを回想していた主人公が
同時に人生で唯一愛した女性との思い出に浸って生きてる老後の人生にちつぜん入ってくるビッグフット
さらにビッグフットとの戦いで死んだことになり
弟が葬式まで出したものの
弟だけに姿を表して、一人静かに生きていこうというこれからに
彼の本当の人生が待ってるんだろうなぁ

この時代VFXを敢えて使わずにビッグフットを着ぐるみにした監督さんに拍手
 
2018年製作、アメリカ映画
ロバート・クシコウスキ脚本・監督作品
出演:サム・エリオット、エイダン・ターナー、ロン・リヴィングストン、ショーン・ブリジャース、ラリー・ミラー、ケイトリン・フィッツジェラルド、エラー・コルトレーン、リズワン・マンジ、マーク・スティガー
コメント (2)
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デビルズ・ソナタ

2020-04-23 23:49:26 | 洋画
これは3月にDVDリリースされた〈未体験ゾーンの映画たち2020〉で上映された一本ですが、どういうわけか、私がレンタル店にいくと貸し出し中の作品だった作品
ようやくケースに本体が鎮座ましましていました
いや、長かったなぁ見られるまで
でも、私にとっては”待てば海路の日和かな”っていう作品だった
ってそんなオモロイ作品というわけではなくて主演を務めておられたフレイヤ・ティングリーっていう、
新人さんになるのかなあ、日本だけではお初なのかしれませんが
このように美形な童顔であるし、身長はジンガイさんにしては背が低く
劇中では引き絵だとかだとまるで少女に見えるんですが
このようなネグリジェ姿とか、バスタオル、演奏用のドレス姿で垣間見られる胸の谷間とかに
なんだろう大人の色気がより良く感ぜられるという
アンバランス感に女優さんDDの琴線に触れてきて
彼女を見てるだけで至福に映画でしたし
どうやらルトガー・ハウアーの遺作でもあったらしい
 
ミステリー作品に入れるのか、ゴシックホラーに入れるのか分からん作品ではあるんですが
どっちにしてもプロットに謎解きを加味していて
その謎解きはある意味楽しかったことは間違いない
 
オープニングは人物の手先というか、カメラが登場人物の目になっていて
楽譜を書き上げ、それを仕舞い込んでローソク持っての場所移動からの
灯油被っての頭身自殺まで主観映像でのタイトルインまで
まさにゲーム感覚の映像処理ということで、現代に生きる若者をも取り込む作風は買える
ヒロインはどっから見ても、先に書いたように引き絵だとまるで少女
そんなローズに行方不明のだった有名クラシック作曲家の父から莫大な遺産が舞い込んでくる訳で
物語の主舞台は、フランスの田舎の巨城のような遺産に大屋敷に移る
そこを訪れたローズっていう寸法ですが、ゴシックホラー的なでっかい古城にたった一人で一晩でも私は眠るのはごめんこうむりたい
ってそんな古城に住まなけりゃ映画は、始まらない訳で
もうお城のたたずまいからしてゴシックホラーですが
こちらが期待するほどのことは最後までおきましぇーん
 
そこでが見つけた、父が自分の為に書き残したと思われる“バイオリンソナタ”の楽譜
楽譜には、いくつかの奇怪な記号が赤字で書かれており
この記号の謎を、解いていくのは薹のたったヒロインのマネージャー信長おっさん
作品には父親の娘に込められた怪奇な想いが込められており
そのためになんと父親は近隣の子供を拐って・・・
 
解き明かした謎によってマネージャーのおっさんは・・・
謎を解き終わった楽曲をローズが演奏するとこで映画は終わりますが
悪魔に魅入られたお父さん野村意志を継いだ娘がそなたを弾くと
どうなる・・・っていうことで最大のクライマックスシーンは見てるこっちの脳内で展開されるという寸法な映画です
 
2018年製作、フランス・イギリス・ロシア・ラトビア合作映画
アンドリュー・デスモンド脚本・監督作品
出演:フレイヤ・ティングリー、シモン・アブカリアン、ジェームズ・フォークナー、マット・バーバー、ルトガー・ハウアー
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エンテベ空港の7日間

2020-04-23 20:57:35 | 洋画
地元のTSUTAYAさんが、コロナ禍の自粛の影響で臨時休業という
実にショックな状況に陥ってしまいまして
自宅の最寄り駅前のTSUTAYAとGEOさんが一年以内に二件とも撤退以来の危機的な状況を迎えたものの
民鉄4駅下ったとこのGEOさんは休業してなかった
ってことで、さほど見られる作品が月の下旬ということもあって
さほどないなか、オールインエンターテインメントのVシネ作品リリース作品のつなぎまでと、店内に借り残ってる、あるもので面白そうなものをレンタルしたついでに
都心に出ても行きつけの紀伊國屋フォレストが休業中なので「SW」のBlu-rayを10%引きで予約受け付けていたので
ついでにそちらも・・・・
 
でレンタルしてきたのがこの作品
1976年にウガンダのエンテベ国際空港で起きたエンテベ空港奇襲作戦の実話の映画化作品
って事で、多少のフィクションはあるだろうし、ある程度事件の詳細というか結末は知ってるから
クライマックスはそれなりな銃撃アクションも見せてくれて
コロナ鬱をある程度緩和してくれるかと思ったら
イヤ、この映画なんちゅうか、コロナ鬱を倍増させてくれたよな
 
オープニングからまずは何と言っていいんだろうって言うようなイスラエル?のダンス
それも椅子と人間だけの群舞に度肝を抜かれた
そしてこの群舞のレッスン風景が物語の随所にハイジャック事件と関係なくインサートされてきますし
なんと先に言ってしまいますがイスラエルの特攻部隊がハイジャック機に攻撃するシーンとその群舞とがフラッシュバック的に描かれて
ハイジャック制圧の様相があんまり良くわかんねぇだよね
ある意味これを斬新で面白いと、とるかがこの映画の見方が変わってくるところだと思うんですが
打楽器とダンスの足踏みに銃撃の音とがシンクロしていたりする効果は
私も認めるんですが、こっちは鬱屈した精神状態にカタルシスを求めたわけですから
きちっとイスラエルの攻撃部隊が、乗客乗員の犠牲を出しつつも制圧していく様を単純に見たかったわけでして
 
クライマックスまで、ハイジャック犯と乗客との緊張感
イスラエル政府の特攻までに至る政府の葛藤のサスペンスとか
ウガンダ政府の思惑とか
そう言ったスリルとサスペンスが見たかったのに
そんな映画的な主眼がイスラエルの椅子を使った群舞2よって度々中断されてしまうのが実に何なん・・・っていう映画
逆にフラストレーションが溜まってしまいましたがな
 
ハイジャック犯の一人にロザムンド・パイク
実にいい感じでした、そこしか見るべきというか評価することができない作品でした
 
2018年製作、アメリカ・イギリス合作映画
ジョゼ・パジーリャ監督作品
出演:ロザムンド・パイク、ダニエル・ブリュール、エディ・マーサン、リオル・ルイ・アシュケナージ、ドゥニ・メノーシェ、ベン・シュネッツァー
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こえをきかせて

2020-04-22 23:06:17 | 邦画
昨年、キングレコードから、大人の女性客に魅力的な作品をお提供すると言ったコンセプトで、
新レーベル“エロティカ クイーン”シリーズがレジェンドピクチャーズに製作を依頼して
その第一回公開作が髙原秀和監督作「焦燥」、「グラグラ」の2作品と
このいまおかしんじ監督作品「こえをきかせて」が一挙公開され
二次使用として昨年8月にR -18作品としてのBlu-rayがリリースされて
3本とも購入していたんですが、何故かこの作品のみ見ていなくて
 
地元のTSUTAYAさんもついにDVDレンタル店をなぜかコロナ特需の中で、臨時休業してしまい
ついにこの作品も日の目を見ることになりました
っていうか未見信長山を探ってみると、録画もセルDVDもその8、90パーセントが
なぜか(笑)エロチック作品が占めてて、このままレンタル店の休業の穴埋めをしていくと
ここのブログはエロチック映画専門のブログになっていっちゃうかも(汗
 
主演の渡辺万美さんてお方は、私の知らないお人なので見終わって調べさせてもらいましたらなんと万美(まみ)さんではなくて”バンビ“さんなんですね
もうかなりな芸歴のお方で巨乳野田社長のタレントさんだったんですね
そしてアラサーを前にして週刊誌グラビアでヘアヌードを披露して
この作品に臨まれたようですね
 
確かに巨乳さんでありましたが、巨乳さん特有な乳暈がおっきいお方でして
丸純子さんもヌード出演されててマッパと濡れ場では隔世の感がありましたねぇ
っていうか舞台となってる肉屋さんの看板っていうか、かなり有名で週に3日くらいしか開店しないお店だったんじゃないのかな
って思って見てましたが・・・
 
普通に現代劇として見ていたら突然エスパーの世界観になっちゃって
”声を聞かせて“ってそういうことだったんですね
でも現実にそんなテレパシー人間がいるわけもなく
って事で、まさかの◯オチだったんですねぇ
 
ある意味渡辺万美さん目当てで男性客をも取り込もうっていうことで
丸純子さんがオールヌードで、そして吉岡睦夫と川瀬陽太が映画を締めてくれてますので
クライマックスでの唖然とさせられるまでは
ドー決着つけるのかって引っ張られちゃいました
 
この“エロチカクイーン”シリーズはリリースされてる作品はこれで一応全作見ましたが
役者さんがアンダーヘア見せない作品はこれだけだったんですね
 
2019年製作、日本映画、キングレコード作品
いまおかしんじ脚本・監督作品
出演:渡辺万美、吉岡睦夫、今川宇宙、広瀬彰勇、古藤真彦、丸純子、川瀬陽太
 
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し、しまった!?

2020-04-22 16:56:37 | 日記

惧れていたことが現実に

地元というか自宅から徒歩30分にあるTSUTAYAさん

地域準旗艦店舗ということで、一階は本屋とスタバとのコラボ店

スタバはさっさと休業してしまいましたが、

って事で映画館、カラオケ、パチンコ、居酒屋とか自粛してえコロナ特需で鼻息荒いレンタルビデオ屋さんでしたが

ついに休業してしまったようで・・・
個人的にはいつかはこうなるかもっては一抹不安視してましたが

久しぶりに行ってみたら先週の土曜日からレンタルだけ休業中になってました

本屋も営業時間短縮でやってるようだけどちょっとのぞいたら、お客さんいないし

これもいつ閉まるかわかんねぇなぁ

まさかGEOさんまで追随しないよねぇ

どーすりゃいいのさ、この私

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任侠柔一代

2020-04-21 23:31:20 | 邦画
コロナ禍でのブログ更新も衛星放送の作品の消化になってきてるようですね
あると見ても・・・っていうかいつでも見られるっていう気持ちが強くて
明日雨も降らないようなので、人気のない普通の住宅街を歩くんなら、運動不足も解消かっていう一石二鳥を兼ねて明日午前中にレンタル店に行ってみようかな
 
ってことで、BS日本映画専門チャンネルで現在企画OAされてる“村田英雄劇場”から
今月の3日にOAされたものを録画視聴です
これは1966年(昭和41年)に東映で制作されたタイトル通りの任侠映画の一本であるんですが
主演は村田英雄さんがクレジット1枚目、2枚目には松方弘樹さんですが一枚看板です
そしてトメに北島三郎さん
って事で、さほど村田英雄作品をみてつわけではないのですが
同じレコード会社ってのもあるのか、北島三郎さんとの共演作が多いようですねぇ
 
しかし東映に限らずこの時代五社で大量生産されてる映画には傑作もあるけど
大半に通った作品群が同工異曲的に機械的に作られているようで
それなりに無難に作っているようですが
邦題にもあるようにこの作品任侠映画と柔道映画を合体させてしまったようで
 
村田英雄さんは義理人情に厚い渡世人
松方弘樹さんは弘道館四天王の一人の柔道界のホープ
北島三郎は貧乏から這い上がってきた空手家
そして敵役としての若山富三郎さんは必殺の活殺流の柔術家
この4人で映画がまわります
 
って事で一筋通った渡世人の任侠映画ではない、実にゲテモノ的な映画
村田先生は佃組親分の佃を襲おうとするが、アルバイト車夫の松方に邪魔されて、逆に佃の子分に斬られてしまい
その治療費を稼ごうと嵐寛親分の組の人夫になって
一方弘道館では私闘を禁じており、松方は謹慎に・・・
ってことで、村田センセが主役のはずが、人夫になった松方が嵐寛野村娘である松尾嘉代との恋模様とか、嵐寛さんにたりと主役の座を奪われた形で進行する
 
一方村田は、佃によって殺された親分の後家さんであり姐さんを陰ながら慕ってるようで
仁侠映画としてはヒーローとならない人物像なんですね
若富さんは、警視庁の柔術指南の座をかけて弘道館と争うものの
その前に佃親分との腐れ縁から松方と私怨の戦いを挑むものの
警視庁がらみで北島三郎が代理で戦って死ぬんですね
 
一応ケレンとしてクライマックスでは村田英雄の佃組殴り込みはあるんですが
松方もそこに途中から加わるんですが、任侠映画のお約束的なカタルシスは感じられない
映画としていろんな要素を組み込んでのゲテモノ感はいいんですが
任侠映画としても柔道映画としてもどっちつかずな作品になっていたのは・・・
 
1966年製作、日本映画、東映作品
中島貞夫脚本・監督作品
出演:村田英雄、松方弘樹、北島三郎、稲野和子、松尾嘉代、南風夕子、嵐寛寿郎、若山富三郎、菅原謙二、小松方正、二宮ゆき子、藤山寛、小田部通麿、小島慶四郎
 
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涙の流し唄 命預けます

2020-04-21 18:07:18 | 邦画
レンタル店のコロナ特需で、なんだかスカパーで録画だけしている作品を見る機会も増えてきましたが、
昨日も書いたとは思いますが、その90%以上はエロ作品ばっかだったとはねぇ
って事でたまには普通の映画も見ておこうかってことで
今月4日に衛星劇場で録画した、昭和の歌謡曲映画「涙の流し唄 命預けます」です。
 
昭和45年公開の松竹映画、
「命預けます」は藤圭子さんのヒット曲、藤圭子は演歌は演歌でも怨歌でヒットを飛ばしていた歌手ですので
この映画も歌謡映画にしては実に暗い内容です
 
真夜中、どこか東北?の田舎みちを荷物担いでひた走る生田悦子さん
一昨年亡くなられた女優さんですよね、松竹のお姫様女優さんと言っても過言ではない女優さんでしたが、あんま売れてなかったものの
欽ちゃんのTVヴァラエティで売れた女優さん、個人的にはほとんど松竹作品は見てない
東映の任侠作品では2、3本見ている記憶がある
 
主演は目黒祐樹さんですか、ヒロイン最終電車に乗り遅れてしまうところに
声をかけたのが長距離トラック野郎の佐藤蛾次郎
東京まで運んでもらうことに・・・でも運転手は目黒祐樹さん、佐藤蛾次郎さんは運転手ベッドで寝てる
車中で仲良くなった男と女が都会で暮らすお話
 
目黒は母親の死を受けて、自暴自棄になっての歌舞伎町でのバーテン暮らし
ママさんにはお店のパトロンがいるものの
目黒等いい仲に、ってことでバーにママさんには佐藤友美さん、そのパトロンに藤村有弘、
 
一方ヒロインは、東京に出稼ぎに出たままの父親を訪ねるが、なんと堅気ではなさそうな女と同棲中だし、職業はエロスタジオ経営
親と離れて喫茶店でのアルバイト
 
あれ?藤圭子初主演の映画じゃなかったっけ?!
藤圭子さんは、なんと夜の街を流す流し役で、歌謡曲映画ってことから劇中で表題の「命預けます」以外に持ち歌を披露してくれる
っていうか、どこでどう仲良くなったのかヒロイン生田悦子とはお友達っていう役所だった
 
目黒と生田野村恋愛模様がメインですが
結局バーのママとの別れ話にバンサさんが絡んできて、怪我させた補償金を払うということで
再びトラックで荒稼ぎして、その間生田に待ってもらうんですが
 
お金の都合がついて、待ってる生田の前に現れると、喜んだ生田が道路に飛び出して
そこに車が・・・
 
普通は歌謡曲の歌詞に沿ったようなプロットで作られる歌謡曲映画ですが
親のない男女が東京に出てきて、幸せを掴む寸前に悲劇に出会すっていう作品でした
目黒祐樹さん、やっぱ横顔が松方弘樹さんに似ていましたねぇ
 
藤圭子さんの演技がもう棒すぎて・・・
プログラムピクチャーではあって、かなり出来の悪い作品だったような
松竹の映画にしては暗すぎでしょ
 
年製作、日本映画、松竹作品
市村泰一監督作品
出演:目黒祐樹、生田悦子、藤圭子、佐藤友美、藤村有弘、伴淳三郎、佐藤蛾次郎、應蘭芳、坂上二郎、田中小実昌
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死んでもいいの 百年恋して

2020-04-20 23:03:15 | 邦画
コロナ禍で、レンタルもほとんど店にない状況っていう予想ですが
ってのも徒歩30分雨の中歩いて行くのも面倒で
 HDに入ってる作品を漁ってみたら、なんと90%は深夜枠に録画したエロチック作品だったのには笑った
ってことで4月11日の深夜枠でチャンネルNECOでOAされたこの作品を
 
制作コンセプトとして女性が見られるエロス映画を・・・と2011年に”ラブ&エロスシリーズ“として、制作された第二弾”ラブ&エロス2ndシリーズ“が2012年に製作されたようですねこの作品はその一本ですか
 
2012年にはAV業界から、足を洗われていた森下くるみさんと範田紗々さんのW主演
っても森下くるみさんと範田紗々さんはなんと母子役です
それも母親役の森下くるみさんの設定は母親、それも実母で28歳
娘、それもお腹を痛めて産んだ実子で、なんと30歳という役回り
 
そう娘の方がなんと年上です
っていうのもこの映画、ある意味ファンタジーというか、怪奇譚でして
夫が交通事故で亡くなった時の森下くるみは28歳
それ以降30年たって58歳なのだが、容貌も含めて28歳のまま止まっているんですね
そしてちゃんと夫の形見である娘を図書館に勤めてシングルマザーとしてここまでちゃんと育ててきたのである
ある日、夜勤で帰宅途中道で横たわっていた女性をたすけると、”人間何が起きるかわからない“とお礼のキスを受け、”何かいいことあるよ“って言われる
翌日図書館の地下書庫の扉を開けて外に出るとなんとそこは死後の世界の街に通じていた
その街では亡くなった夫がその30年前の姿で暮らしていた
くるみは夫とその街で出会い旧交を温める
 
翌日に助けた女性に逢いに行き、死後の世界に通ずるキスを求めて
夫に会いに行く、そしてなんと死人である夫と体を重ねるのだった
それを繰り返しているうちに、くるみの体は衰弱していき
このまま死後の世界と行き来すると死んでしまうことになる
また、死後の世界で夜を迎えると戻れなくなるんだそうで・・・
現代版「牡丹灯籠」の逆ヴァージョンって言った怪奇譚でしょ
脚本はいまおかしんじさんのオリジナル

娘には彼氏がおり、結婚することにもなり、くるみは死後の世界で夫と暮らす事を決意するが、娘と、亡くなった夫の友人の下條アトムが、なんと死後の世界に追いかけて来て、
もっと生きるんだと説得されるものの・・・
っていうか夫と下條は医学生時代くるみに二人して恋していたんですが、下條に先駆けてくるみをものにしており、範田紗々は父親の顔を知らずにここまで育ってきたのだった
結果どうなるんだろうっていうことで75分の尺の中でしっかりと森下、範田両名を脱がせてくれてるってことで全然退屈しないで最後まで見ていられた
 
ある意味ハッピーエンドで終わるんですが
結末までに何かもう少しあればいいんですがねぇ
助けられたお姉ちゃんは背中に羽があったようですね
 
2012年製作、日本映画、レジェンドピクチャーズ作品
榎本敏郎監督作品
出演:森下くるみ、下條アトム、範田紗々、飛坂光輝、岸田茜、柳之内たくま、古藤真彦、津村純子
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女流作家 官能のまん•なか

2020-04-20 17:44:50 | ピンク映画
今日は朝から冷たい雨ですし、さらにコロナ禍での外出自粛ということで
録画の山の中から昨日に引き続いて、BS日本映画専門チャンネルの深夜枠でOAされた作品で、これまた〈OP pictures FES 2019〉でのR−15版でのタイトルが「まん・なか -You're My Rock-」、
本来のピンク映画として70分のR−18指定でピンク映画専門劇場での公開タイトルが「トーキョー情歌 ふるえる乳首」
日本映画チャンネルの深夜枠でのOAタイトルが「女流作家 官能のまん•なか」っていうことで、これまた一本の映画で三つのタイトルが・・・・

でもってお話としては売れっ子美人官能小説家にして、その素顔は
今まで実は一回しかセックス経験が無いまま売れっ子作家になってしまった柴城麗美と、
同業の官能小説家で、売れないまま中年になってしまいバーでアルバイトしてるロックバンドのボーカルと恋愛中の渡部ユズ
この二人の恋模様のエピソードが並行して紡がれてラストはG.D.FLICERSによる「東京無限」のライブ演奏により、びしっと閉められるだけの映画って言っちゃ身もふたもないのですが
これが実にR−15に再編集してることで監督が高原秀和だけあって絡みの多い作品ではあるものの、上質というか、女性たちの恋愛映画になっているし
売れないロックバンドは全員中年の50代の設定だし、劇中柴城麗美の堪能作品をAV化して
現場でAV女優さんに激励されながら勃起持続しない息子を頑張らせるAV男優さんも、実は52歳という設定で
ある意味ピンク映画の観客層の中核を成してると思われる中年観客層に檄をとばす内容にもとれなくはないけれど
私自身はOP・PICTURESがR -15作品を並行して出すことから女性客に特化させたアラサー女性の恋愛模様を描いた作品と見てとったんですが

官能小説家柴城麗美を演じているのが、私にはお初のAV女優さんである榎本美咲さん
お綺麗ですしおっぱいもそればりですしなんと言っても乳首のおっきさに完全にやられました、ってことでR−18の「ふるえる乳首」なんでしょうねぇ
ってかそういうことで実にうまくタイトルつけたのはいいですが
演出としてなんでしょうが、彼女のアニメ声にはついていけなかった
 
もう一人柴城麗美の友人で同業の官能小説家渡部ユズを演じてる栗林里莉さんは
周知のAV女優さんですし、彼女のちっぱいにはもう完全にそそられまくりです
栗林里莉さんはバンドのボーカルとの恋を完遂しちゃうわけで
 
一方榎本美咲さんの方は、恋に男に奥手であるが、作家としては虚構の偶像を作り上げており
そのギャップに常に悩んでおり、その隙間にAVのADが入り込んできて
恋をづったもんだに挙句に成就させる
ピンク映画のお約束三人目の女優さんは、AV女優役の涼南佳奈さん
豊満なボディでして肉体的には見応え十分でして、中年の男優さんに実に優しい
 
登場人物みんないい人ですから、事件なんて何も起きんし
女二人の恋に人生にに成就物語にバンドが出演されてる、ライブ会場とかでのライブシーンとか
AV撮影現場にスタッフとか、ピンク業界の方々がボタンティアでガヤ出演されてたようでラストクレジットでは実に賛助でいろんなお名前を見つけてニンマリしてしまいました
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美熟女 田園不倫づくし

2020-04-20 01:36:57 | ピンク映画
竹洞哲也監督、当方ボーカル(小松公典)脚本の黄金コンビ作品
〈OP pictures FES 2019〉でのR−15版でのタイトルが「長崎家の崩壊」、本来のピンク映画として70分のR−18ピンク劇場での公開タイトルが「田園日記 アソコで暮らそう」
CS日本映画チャンネルの深夜枠でのOAタイトルがこの「美熟女 田園不倫づくし」っていうことで、これは白木優子さんを主体にしたタイトルになってつようですが
 
この作品実は女優さんよりも、長崎家の家長を演じてる水野直さんで成立してる映画と言える
ピンク映画そんなにみてねぇけども、ピンクでさらにエロチックOVでも
私にはお初之お方です。それなりの年齢ですのでここまで役者としてやってこられただけあってのかなりな演技巧者です
ちょっと気になって調べてみたんですが、Vシネマの「日本統一」の”31“、”32“に出演されてるようですが
気がつかなかったなぁ
 
どこは分かりませんが、どっかの田舎で完ロケで作られた作品だったのね
ビニールハウスとかちゃんと借りて撮影していたんですね
田舎道をおっきな日傘さしてゴロゴロ引いて歩いてくる横山みれいさんが印象的というか
水野直さんとは違った意味で、セリフほとんどないんだけど
あのね立派な体躯とおっぱいの存在感でこの映画の白木優子さんまで喰っていたかなぁ
彼女には肉体だけで存在感があるんですねぇ
 
ラスト30分からに始まるそこまで培ってきた物語を父親の思い入れでひっくり返す展開からさらにもう一段落とす展開の見事さにはやられた

まるで「逆噴射家族」のような一癖も二癖もある4人家族
父親は真面目にリーマンしてきたものの、責任散らされてリストラを機に
家庭を省みない仕事人間の夫に愛想尽かして売れない役者の卵と不倫してる45歳の浮気妻と二卵性双子でお店を持ちたい長女と、ニートの弟を連れて
憧れの田舎暮らしに・・・
農業を指導してくれるのがイワヤケンジさん

実はこの熱血親父は子供の頃に見たドラマで“困難に立ち向かうことが生きがい”になっての田舎暮らしですので
ど素人からその暑き想いで農業を開始するが、これが結構うまく回って安定した田舎暮らしが続くと

ある日いきなり、妻と子供たちを集めて「p“困難が全然ない!こんなの面白くない!”と
ここから熱血で勝手な暴走が始まり、妻は不倫相手の役者のところに逃げて鞘に収まり
娘も去っていき
残ったのはニートから脱却した息子だけ
そんな息子にデリヘル嬢を呼び寄せるものの
童貞之悲しさ、デリヘル嬢に殴られているのを見て
俺が姦るとデリヘル嬢に挑むも・・・
このデリヘル嬢に横山みれいさん

ビニールハウスの中で、バックで激しくセックスする熱血親父とサイボーグデリヘル嬢
なんとここで熱血親父には手錠が!
新しく都会から農業に来たカップルに指南する熱血漢親父、その脇にはお腹が大きいサイボーグデリヘル嬢が・・・
最初から最後まで水野直劇場の映画でしたが、後半の”急“之部分からは水野プラス横山劇場に変わっていくんですね全く喋らず動かないのに画面だけでなく水野直まで食ってる横山みれいさんの静が映えていたなぁ
 
2019年製作、日本ピンク映画、OP•PICTURES作品
竹洞哲也監督作品
出演:白木優子、南涼、横山みれい、水野直、細川佳央、折笠慎也、津田篤、イワヤケンジ
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