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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

やりたいふたり

2020-09-06 19:48:52 | ピンク映画
2019年の新人監督発掘プロジェクトに応募した
ちょっとエッチなOVを作ったことはあるものの、ピンク映画初演出の谷口恒平監督のR -18作品「悶絶劇場 あえぎの群れ」という作品を
テアトル新宿の企画興行<OP・PICTURESフェス>でR -15作品に再編集して「やりたいふたり」のタイトルで上映された作品が
昨9月5日のCS放送の衛星劇場でOAされたものの録画視聴
この作品がOAする前の時間帯に録画して置いたものは10号台風の雨の日影響で全滅していたのに、この作品だけは完全にセーフだった
コレは奇跡というか、この作品と「ちゃのまつかのま」を未だキャッチできずにいる私の執念のになせる技だったのかも知れない
 
いや、じつにエロチックな作品だった
コレほどエロいとは思わなかったものの、ピンク映画版「羅生門」でしたねぇ
ようやっと念願かなって雑誌に連載漫画を載せられることになった新人漫画家
っても劇中挿入される絵は漫画というよりは、今でも使われてるかどうかは知りませんが
劇画タッチの絵ですが・・・
そんな新人漫画家さんに与えられたのはエロ漫画
霧島さくらさん演じる新人漫画家はなんと処女
エロ漫画なんかかけるはずもなく、
 
編集者さんから読者の性体験を聞いて漫画にしろって紹介された男
ってことで、この関幸治演じるタモツという男性の夫婦関係のはお話を
妻である横山夏希演じるカオリからも話を聞き
さらにツトムの浮気相手である永瀬愛菜演じるAV女優ミキの三人の話を聞くことに・・・・
それらの話を映像化していくと、それぞれの矛盾点が
というか話に食い違いが・・・
そうですよね男一人と女二人の証言が、微妙に食い違い
まさに基本プロットは完全に黒沢明の「羅生門」
個人的には霧島さくらさんの作品は相当数見てる私ですが
なんとチビッと豊満なオッパイは見せてくれるものの
今回のさくら嬢は完全なる狂言回しでしかない
 
お初のAV女優さんである横山夏希さん、永瀬愛菜さんの色気は相当なものでして
 
R−15作品であるのでいわゆる濡れ場での男女(この映画では♀×♀)の腰接部分の描写がないだけで
ピンク映画にしては女優さんではなく、二人の女に翻弄される関幸治を主演に据えてることもあって

 
霧島さくらが三人のは聞き書きを劇画にしただけで
普通に夫婦の話なんてエロでもなんでもないって言われて
目から鱗で男女に肉体関係の本質を見出して・・・
 
実にエロチックな作品だったなぁ
こんなエロをR−15で通した映倫さんの審査過程が知りたいんですが・・・
とにかく男性目線で描く男性のために作られた正真正銘のピンク映画だった

 切り口の違う記事はコチラ

2019年製作制作、日本ピンク映画、花園シネマ作品、オーピー映画配給
谷口恒平脚本・編集・監督作品
出演:横山夏希、霧島さくら、永瀬愛菜、関幸治、細川佳央、中村無何有、山本ロザ、可児正光、折笠慎也、山本宗介、安藤ヒロキオ

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