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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

無頼 非情

2018-10-20 21:17:40 | 邦画
一日1本任侠映画を見ていく企画
本日の一本は「無頼」シリーズの第三作目

1,2作とは明らかに色合い違う作品です、って言うのも原作からのキャラクターを借りての
所謂脚本家や監督が違ってくると言うプログラムピクチャーでの
シリーズの持ってる宿命的な主人公だけ同じキャラで違うお話を作り続けていくという宿命ですか

ある地方都市という設定で、時代は昭和31年ですか、画面のどっから見ても舞台は熱海ですねぇ
オープニング義理で殺しにいくため、雨の中見つめてるアパートはロケですから
前作二谷英明さんが住んでいたアパートと同じ場所
近くの公園の遊具まで一緒でして、続けて見ると変なところが見えてしまうのね

殺される相手側は葉山良二さんでその奥さんになんとその衆議院議員になられ
さらに国交大臣にまで昇りつめられた扇千景さん、
病院で寝てられる姿がお美しいしお若くてスレンダーな容姿に感嘆
こちとら国交大臣のずんぐりむっくりのお姿しかしらねえし・・・

またまた本舞台は横浜ですか
松原智恵子さんも前二作とは別人キャラではありますが主人公に対する一途さは前作キャラと同じですか
これもシリーズもののお約束ですね

脚本が山崎巌と江崎実生、監督が江崎実生さんなので
所謂本来の日活アクションというよりはある意味コテコテのヤクザ映画に
そうコレが日活ニューアクションの本質、まさに東映任侠映画もどきなってる

主題歌やEDには渡さんが歌ってますし、
サイドストーリーには内田良平、藤江リカの夫婦と悪役渡辺文男で
次郎長映画で有名な吉良の仁吉三下り半のエピソードを・・・

熱海から横浜ですから東海道ですか列車がオレンジとグリーンのツートンカラー電車でしが、
昭和31年にはもうこのカラーの列車って走っていたのですねぇ

藤江リカさんの歌唱シーンと擬闘シーンとのカットバックとか、
カタルシスの擬闘での7色ペイントブチマケシーンなんかは
ある意味シリーズの統一性の表れの演出だと思うけど

1968年製作、日本映画、日活作品
江崎実生脚本・監督作品、山崎巌脚本
出演:渡哲也、松原智恵子、和田浩治、名和宏、玉川伊佐男、葉山良二、渡辺文雄、高品格、藤江リカ、内田朝雄、内田良平、扇千景

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