オールインエンターテインメントと言う会社から、いつもの仁侠Vシネマとは一風違った雰囲気の「大阪外道」、「大阪蛇道」と言う石原貴洋と言う監督が
インディーズながらも、得体の知れない程の暴力映画を作って
それをDVD化して販売しており
それを見たんですが、いつものオールインとどこか違っていたものの
どこか魅力ある作品になっており
そんな石原監督が久しぶりに「大阪少女」って言う原点帰りのタイトル
しかし「大阪少女」ですから、バイオレンス映画ではありません
が、ちなみに坂口拓(TAK∴)さんが出演されてる訳で・・・
って言うことで大阪西成に生まれ育ったちほって言う12歳(制服着ているシーンから中1か)の少女が主人公
一緒に暮らすおばあちゃんが足腰を悪くしたため、代わりにアパートや家作の家賃の取立てを行うことになり、
その取り立てを実は前半淡々と描いていくんですが
このアパートや家作の住人が一筋縄ではいかない
何せ西成ですから住人が住人がヤクザ、ホスト、アル中等々一癖も二癖もある連中ばかりが金がないって言う一点張り
そんな連中に12歳とは思えないどぎつい言葉で、さらに子供がいくら大家と言う立場であるのか知らないが一言返され返事より前に手で相手の頭をしばき倒しまくる
これがどっちも大阪弁だから聞いてられるが、東京弁だと完全に喧嘩、さらにシバキ倒しを大人がやってしまうとこれまたただのチンピラの映画になってしまいそうだけれど、
それを関西弁の少女にやらせると、見てるこっちもなんだか小気味がいいんですよね、
本当に主演を大阪で生まれて育ったコテコテの関西弁の少女に変更しただけで、こんな小気味いい映画になってしまうんですね
これってある意味大阪に生まれて大阪で育った石原監督だからできた技だと言えるかも
何気に名のある役者が初出演の子役役者にポンポン叩かれているんだからね
とにかく少女の演技が素晴らしい
只管歩いて毎日家賃を取り立てていく
家作、アパート含んで何軒あるんだかわかんないが
不動産総資産として5億円だそうで
後半はヤクザが絡んできておばあちゃんの家作に目をつけて
ところがこらにはTAK∴さんが出演されてるってことでなんとなく先が見えて来るのは必然
っていうか、このおばあちゃん実は昔鳴らしたヤクザの姐さんだったようで
土地のヤクザがしっかりと守ってくれる
実に見てて気持ちのいい映画でしたが
公開は大阪京都神戸限定の公開だったようですね
見てて気持ちは良かったものの、気になったのが主役の少女の箸の持ち方使い方が気になって気になって・・・
2020年製作、日本映画、石原映画工場作品
2020年製作、日本映画、石原映画工場作品
石原貴洋脚本・製作・編集・監督作品
出演:坪内花菜、田中しげこ、仁科貴、前野朋哉、林海象、坂口拓、銀次郎、木佐貫富佐子、西村裕慶、宝井誠明、大宮将司、海道力也、岡元あつこ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます