クラッシュ・オブ・ゴッド 神と神

『西遊記』と並び中国古典として、これまた数々の映画化されてきた『封神演義』を

今回は大胆にアレンジして作られたVFX満載の中国映画

いや今作はスケールがでっかいでっかい

ってことで今作はヒューマントラストシネマ渋谷で10年以上も続いてる恒例企画興行＜未体験ゾーンの映画たち2022＞で上映された一本です

 

殷の"紂王"は妖狐"妲己"に操られて、暴虐の限りを尽くしていた

そんな紂王に仕える道士"申公豹"は俗界の仙人を集め配下とし

紂王たちの蛮行に加担させる一方で

仙界に封じ込められている"通天教主"と通じて陰謀を巡らせて

人間界の殷周革命を機に闡教と截教の神仙が争う物語として一本の映画に昇華させました

 

っていうと実にカッコいいんですが、要は悪巧みの神仙が

いい神仙たちのグループと争うって言う作品

冒頭にさっき書いたような妲己の名前が出てきて期待しちゃったけど説明としてる名前が出てきただけでしたねぇ

そしてなんと良い方の神仙はグループとして妖獣を操る神仙と戦うわけで

空を飛んだり、妖獣と戦うデッカイ神仙や目から火を放ったりと

各神仙それぞれの特技でグループで戦いマス

まぁちょっと表現的には中国版「アベンジャーズ」って言うようような作品になってまして

さしずめブラックウィドウ的な女性

いやじゃジャケットの中心にいるけど

個人的にはチョイハマりなお姉ちゃんだったなぁ

ここまで中国古典をアレンジするとMCUの世界観として一丁上がりになる作品だったとはねぇ

ってことでVFXにもかなりリキ入ってる作品だったなぁ

 

しかしMCUの方は大体二時間半くらいあるんですが

この作品は90分強でまとめていますので個人的には丁度良い尺でしたし

余計なものを省いて、ただただ神仙同士の秘術を尽くしての戦いに終始してるんで

そう悪の神仙はラスボスまで出てきます

目で見て楽しむ作品としてのが娯楽に徹しているとこが潔い

そう言う意味では最近多い中国のこう言った武侠ファンタジー作品としては

いっちゃん面白かったかなぁ

 

戦い終えた中国版アベンジャーズの連中

 

 

しかし、戦闘シーンだけの作品なんでもうこれ以上何も書くこともないんだよなぁ

ただただ面白く見せていただけた作品

＜未体験ゾーン・・・＞では玉だった作品でもあるが、これだけは好みの問題

 

2022年製作、中国映画（日本公開作品）

リー・ボオシュン監督作品

出演：リュウジュ・ジャン、ジュンジュン、サンムル・チャン、ポール・チェ、ヤンミン・ワン