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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

スペシャルアクターズ

2020-08-05 17:15:31 | 邦画
8月5日リリースのレンタル作品の目玉は「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督の劇場作品第2弾ですよね
そういえば、どうなんでしょうか、さほどっていうか「カメ止め」ほどの話題が伝わってこなかったんですよね
やっぱ2作目のジンクスっていうっことだったんでしょうか
 
自分の目で確かめてから、購入してみようって、先にレンタルしてきましたが
やっぱねぇ、二作目っていうかデビュー作が良すぎて
っていうか、プロットとしてはそれなりに面白くできているんですよ
これは今のぬるま湯的な男女のアイドルとか、二次元男子とか2頼って
星の数ほど作られるキラキラ映画なんかより、予算も少ない中で
無名の役者さんを使って、よくまぁここまで作ったっていうのは「カメ止め」監督でも
厳しい製作環境の中で作って見せてくれたなぁ
っていうか「カメ止め」より製作費が数倍増えてるのは分かりますが・・・
 
小物監督の得意分野は「カメ止め」の次に撮った三人の監督の合作映画「イソップの思うツボ 」で見せてくれた、大ドンデン作品なんですかねぇ
この作品もある意味ドンデン返しの連続の果てにオオーラスで思っても見てなかった大大ドンデンを用意してくれているんですが
そのドンデンにしての各ドンデンにちょっとした伏線ヲ用意しておいて
その後回収として、見てるこっちも納得技だったんですが・・・
オーラスのこの作品の肝となってる大ドンデンが
あまりに突然すぎて、完全に観客を置いてけぼりなんですよね
確かに意外性として強烈な大ドンデンなんですが
 
えいがを反芻してみても、この大ドンデンにつながる伏線もなんも映像化されていなくて
あまりにも突然すぎ
確かにやられたって言う感じで終わってしまうだけで・・・
「カメ止め」がなんであんだけ支持されたかって言うと、
劇中の登場人物たちと観客とがやり遂げたって言う達成感って言ったものが共有されたからあんだけヒットしたんですが
この作品でのオーラスのとってつけた感の大ドンデン
”やられた“って言う感情だけはあるだけでして
いったい誰が資金出してここまでやったんかいな
って言う疑問符だけが残ってしまうんですよね
 
プロットの展開の中で見せらるドンデンには、その場、その場での納得感はあるんで
それなりにネタとして面白さっていうのは感じたり
緊張感を味わったりできるんですけども
どうにもふに落ちないオーラスの大ドンデン
どうにかならなかったんでしょうか
三作目で、本当の真価が問われるんですかね上田監督
 
2019年製作、日本映画、松竹ブロードウェイ作品、松竹配給
上田慎一郎脚本・監督作品
出演:大澤数人、河野宏紀、富士たくや、北浦愛、上田耀介、清瀬やえこ、仁後亜由美、淡梨、三月達也、櫻井麻七
 

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2 コメント

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こんにちは! (ヒロ之)
2020-08-30 21:50:01
コメントありがとうございました。

確かに二つ目のどんでん返しには賛否両論あるかもしれませんね。
一応一つ目のオチで綺麗には終わってますから。
私個人的には弟の兄に対する気持ち(優しさ)が寄り強く知れて気持ちが温かくなりました。
まあこれからも注目していきたい監督さんではありますよね、低予算なりにしっかりと脚本を練って観客を楽しませようとする姿勢が好印象な方ですし、頑張って欲しいものです。
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ヒロ之さん、こんばんは (morkohsonimap )
2020-08-30 23:44:41
コメントありがとうございました。
そうなんですね、弟の兄への愛情が強調されるているんですね
個人的に私は一人っ子ですので、兄弟愛とか、親以外での血の直接繋がった親族がいませんので
兄弟愛みたいなものの本質を理解できていなかったから
蛇足に感じてしまったようですね

映画とかでしか兄弟の反目とか、葛藤とか、兄弟愛とかを知るしかないって言うのも、ある意味偏ってるもんなんですね
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