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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎

2018-09-20 03:25:04 | アジア映画
映画に関してはあまり情報を入れないのが常ですので
邦題が示す通り空海の歴史映画だと
っても多少情報がTVスポットとかで入って来るから空海が楊貴妃の死の真相を探る映画だくらいの認識は有ったんですが
見たらびっくり、なんと実は化け猫映画だった
そうなんですよBlu-rayの付録で上記のような付録のポストカードで”あれれ?!”とは思ったら
本作での空海のは白楽天と一緒に怪猫による殺人事件をきっかけに
30年前の安禄山に端を発しての楊貴妃の死の真相を探っていくと言うお話だった

一応中国映画に原作の出版元?の角川さんが加わって
日中合作映画ということですが、製作はすべて中国で行われたようですが
やっぱ中国の映画製作に掛ける資金はかなり半端ないですよね
特に長安の都の俯瞰で見せる街並みとかのオープンセットとか
黄帝一味が長安を逃げ出す随行員の人数のモブシーンのキャストの人数の半端なさ
エキストラ数千の規模でしょ

楊貴妃の謎に包まれた死の真相に迫る過程で明らかにされていくのですが
オープニングから不気味な存在感を示している黒猫の存在なんですが
もちろん、この猫はCGで作られているわけでこの猫がすべての怪事件の鍵を握っている訳で
しかも妖猫ですからしゃべります
ちょっと説明過ぎる気味もありますが怪事件や楊貴妃の謎に関する重要なセリフは、
ほとんど猫が明かしていたような・・・
実はこの猫、幻術師の白龍が乗り移っていたのですが
その兄が丹龍でして、白龍丹龍の対って言うのは
丹龍の”丹”は意味としては”紅”ですから"紅白"の兄弟ってことで結構重要な役所の二人でしたねぇ
夢枕貘さんも意図してたんでしょうねぇ

原作者の意図としては白楽天の「長恨歌」を書いたのは白楽天じゃなかったって言うのは実に楽しい設定でしたし
李白も一応登場してきてましたし、そう言う意味では私には馴染み深い登場人物ですのである意味身近に感じる作品でもあるような

一応インターナショナル版の中国語ヴァージョンの日本語字幕で鑑賞しましたが
阿部さんとか染谷将太クンとかので中国語って吹き替えじゃなかったのかなぁ
中国語の台詞って結構しんどかったんじゃね
化け猫を主役にしての空海と白楽天の二人組のバディムービーでしたねぇ

2018年製作、中国・日本合作映画
チェン・カイコー監督作品
出演:染谷将太、ホアン・シュアン、チャン・ロンロン、火野正平、松坂慶子、阿部寛、リュウ・ハオラン、オウ・ハオ、キティ・チャン

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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本当は『妖猫傳』なんですよね (mobile)
2018-09-21 08:24:20
 で、ストーリーは『ヤング・シャーロック』って感じでしょうか?
 ひとつ分からないのは阿部ちゃんの存在で『なんで阿倍仲麻呂?』・・・アベつながりですかぁ?ズバ抜けた秀才だったはずの仲麻呂のイメージがガラガラと崩れちゃった気がするンですが・・・。
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はじめまして (morkohsonimap)
2018-09-21 16:23:43
コメントありがとうございます
事前情報をわざと入れませんので
まさかの化け猫映画だとは見るまでしりませんでした
猫派でしたのでうれしい誤算でしたが
阿倍仲麻呂と阿部寛は偶然のキャスティングでしょう
ただ阿倍仲麻呂が玄宗に遣えて日本には帰国しなかったって言うのを
夢枕貘さんが楊貴妃に恋した・・・って脚色しただけでしょう
これで阿倍仲麻呂の評価が下がる訳でもないと思いますが・・・
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