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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

さらば愛しきアウトロー

2020-01-24 23:02:38 | 洋画
ロバート・レッドフォードの絵面に釣られたのと
邦題から来る古き良き時代のタイトルを感じて、セットレンタルに組み込んできただけでしたが
見始めて、”ロバート・レッドフォードふけたなぁ“って思って見ていたんですが
個人的に映画の情報入れないから、見終わって調べていたら、

なんとレッドフォードの引退作品だったのね
まだまだいけるとは思いますが、御自分の俳優としての人生に見切りをつけられるのはいいことだと思いますし
引退作に、素晴らしい作品を選んだなって感じで
淡々と映画は進みます
実在の銀行強盗の人生を描いているのに、銃声一発も響きませんし
映画的な盛り上がりもありません

1980年代に拳銃懐に呑んだまま、それを構えたり撃ったりするでなく、
見せてニッコリ”強盗です、このバッグにお金を入れて“ってスマートに強盗するだけでなく
生涯、少年院から刑務所と合わせて16回も脱走したという猛者とは思えないジェントルマンっぷり
レッドフォードでなくては、誰がこの役を演じられるんだっていうくくらいのハマり役でしたねぇ

彼を捕まえようっていう警官にケーシー・アフレック
実際には捕まえることが出来なかったようですが、捕まえる側、逃げる側としてシンパシーは感じていたようですね
とあるレストランで出会うシーンが、実にいい
お互いがお互いを認め合うシーン
こういう映画撮れる監督さんも幸せだったに違いない

爺さんと婆さんの恋がいいよねぇシシー・スペイセクも老けたねぇ
実にいい老けっぷりですね、老け顔が人生を語ってるわけで
レッドフォード演じる実在のフィレスト・タッカー自身も人を殺さずに、脱獄と銀行強盗に情熱を燃やし
充実した人生だったんでしょうね
って思わせる、確かに犯罪なんでしょうけども、自分が生きてるって言う充実感がそこにはあったんだ
って思わされる

そして、今までの自分の人生を見返してみると、いかに自分に忠実に生きてきてなかったことに気づかされた

2018年製作、アメリカ映画
デヴィッド・ロウリー脚本・監督作品
出演:ロバート・レッドフォード、ケイシー・アフレック,、シシー・スペイセク、ダニー・グローヴァー、トム・ウェイツ



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