日本だけでなく韓国でも振り込め詐欺事件が多発しているようで
そのコールセンターは国外に拠点を置いてるようで
日本は中国の拠点は出払ってマレーシアやベトナムのようですね
韓国の詐欺集団は中国それも気づけば田舎じゃなくて都会のど真ん中のビル一棟借り切っているわけね
確かに個人情報は細かく洩れているようですね
オープニング主人公の奥さんと彼が働く建設会社の完全なる情報がきっちり漏れてて
それを現場で電波遮断までして集金するから振り込め詐欺は根が深いんでしょうね
そしてかけ子はもう台本が出来上がってて、さらに受け子が働くのもバレないあいだにって言う時間勝負でお金を集金してしまう
そんな詐欺集団に妻と勤務先が騙されて
復讐のために詐欺組織に潜入して詐欺組織を叩き潰そうとする映画
タイトルの”声“は騙した相手の音声が妻のスマホに残っており
その“声”を頼りに犯人を追い詰めていく主人公は潜入のリアリティさをだすためか、元麻薬課の潜入刑事でその功績の代償に麻薬組織にはめられて警察を辞めた元警察官って言う設定
昔の情報提供のITに詳しいお姉ちゃんの手助を得て組織に無事潜入して中国に渡り一大コールセンターに潜入成功する
この元情報屋のお姉ちゃん結構いいキャラしてたしよく見ると美人さんでもありまして惹かれたなぁ
ここいらのコールセンターでの詐欺常套手口であるマニュアル通りにかけ子たちがそれぞれの役を演じて電話だけで人を騙す手口がじつに見事でして(見事ってか言っちゃホントはいかんですよね)
その手口を見てるだけである意味振り込め詐欺にひっからないような啓蒙映画でもあるんじゃないかって思わされる作品でもあるんですが
そこは娯楽映画ですから主人公も次第に身元がバレ始めて狭いビルの中っていうかエレベーターシャフトでの人力による上下移動しながらのアクションシーンもケレンの一つにもなっていくわけで
こう言った娯楽映画を作れるのは今や韓国映画のお家芸で
きっちりと作られた作品になっていたけど個人的にはもう少し韓国映画特融の灰汁みたいなのが欲しかったかな
そう言う意味では主人公の警官復帰のラストが余計で
コールセンターで借金のために働かせられてた気弱な男が逃げおおせたボスに残された個人情報資料と詐欺台本を持ってボスに会いに行ったとこで終わらせた方が映画的には正解ではなかったかな
ってかこの警官復帰を使うならばこの二つのラストシーンは逆であったらよかったよね
詐欺は一つつぶしてもなくなんないって言うことになるしさ
2021年製作、韓国映画(日本公開作品)
キム・ソン、キム・ゴック監督作品
出演:ピョン・ヨハン、キム・ムヨル、キム・ヒウォン、パク・ミョンフン、イ・ジュヨン、チョ・ジェユン、イ・ギュソン、オク・チャヨン
コールセンターの巧妙な語り口、あれは経験積まないと上手く出来ないでしょうね。
如何に電話相手を上手く騙せるか、じょう舌じゃないと怪しまれるでしょうし。
一つの拠点を潰しても、誰かしらが逃れてたら、又新しい拠点を作るでしょうから、こういった犯罪は半永久的に無くならないんだろうなあて思いました。
身元バレない様に潜入する主人公に冷や冷やさせられるシーンが多く、上手く緊張感を保って作られた映画でした。
私的にも主人公が警官復帰は別に要らなかったような気もしました。
個人情報波細かいとこまで漏れてるようですね
映画としては警察署長のあの演説といい啓蒙的な作品でもあったようですね
まぁ私の説はマーベル作品みたいにエンドクレジット後のが良かったかもしれませんね