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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

イソップの思うツボ

2020-02-26 19:18:05 | 邦画
月末を迎え、今月もオールインエンターテインメント作品のリリース時期になったんで
レンタルしにGEOさんまで行きましたが、今月「日本統一」的な圧倒的な作品がないとちょっと甘かった
っていうことで2本ほどセットレンタルに足りなくて
って事で、ふと隣の棚を見たら「カメラを止めるな!」の文字があるDVDの惹句にあるのに気付いて
上田慎一郎監督の名前を見つけたのでレンタルしてきた
オールイン差し置いて先に見たのはやっぱり”カメ止め“の影響が強かったからかな


登場人物はイソップの?“ウサギとカメ“と欲をかいたために口に加えた肉まで失ってしまったワンちゃんのワンって言うお話を
アレンジしたと思われる作品
どうやら“彩の国”が製作してるということで埼玉県が金種の映画ようですね
関係のない三つの家族のお話が、それがやがて一つに繋がっていったときに思っても見なかったドンデン返しが・・・
って言った映画でした
主演を務める三人の家族のそれぞれの娘さんを演じてる新人女優さんは全員私にはお初の人でしたが

最初っから観客を”騙す“映画がウリのようですが
結構いろんな映画を見てるこちとら“騙されないぞ”って見てましたが
途中からもうお口あんぐり、オープニングのカメのお姉ちゃんってどーなってんのっていう驚きに騙されたんですが
見終わってみればドーっていうことのない映画
“カメ止め”のクライマックスでの観客を含めて劇中キャラクターと一緒に得られた達成感が感じられないどころか

最近見た詐欺映画「コンフィデンシャルJP」みたいな騙された感に、してやられたっていう感覚もなく
“だからそうなんだ”って言う感じで終わってしまうだけにちょっとガッカリしてしまいました
う~ん、三人の監督がどういう意図でオムニバスでなく
多分都合のつく人が都合のつくときに撮影して作ったんではないかと思ってしまう

つまり作り手の都合で製作日数と製作費削減に努めて作ったのかと思ってしまった
だからやりたいことは分かるんだけども、三人の演出方が上手くハマってないんだよね
スクリプトいたのかわかりませんが
ラスト川瀬陽太さんの衣装も繋がっていませんでしたし

一応カメを演じてるヒロインのギャップは生かされていましたが
復讐のために仇の男に体を許してるわけだし、そこまでやるかっていう心構えなら”壊す”よりもやっぱ”殺す“だろうって
どーしても思ってしまうのは私だけ?

2019年製作、日本映画、埼玉県・SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ作品
浅沼直也、上田慎一郎、中泉裕矢脚本・監督作品
出演:石川瑠華、井桁弘恵、紅甘、斉藤陽一郎、藤田健彦、髙橋雄祐、桐生コウジ、川瀬陽太、渡辺真起子、佐伯日菜子

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