
欧州はいわゆる典型的な階級社会でありまして
その階級によるそれぞれの格差はいろんなところで発揮させられてて
もうそのヒエラルキーに組み込まれたらプロスポーツ選手になって活躍するくらいでないと抜け出せないほど厳然としたものであるようで
そんな社会制度を皮肉ったような作品でしたねぇ
いやまさか147分もある長尺な映画だとは思いませんでしたが
無駄に長いだけで本当はもっと削れたろうなって言うシーンもあった気がするし
なんかよく覚えて無いけど2、3回オチそうになった記憶があるようなないような・・・
最初は男モデルの社会での格差みたいなものを見せといて、その世界で売り出すことが格差社会から脱出できるってことみたいな感じ
そんなカールもお金がなくて、恋人のYouTuberヤヤとのレストランではその食事代でどっちが払う払わないで揉めたりするとこを見せといて
そんな二人が豪華クルーズ船のクルーズに招待されると
そこはもう社会の頂天に君臨するような人々たちの世界でして
臆するのはなんと二人だけだったものが
航海中クルーズ船のトイレが爆発して遭難し海賊に襲われつつも無人島になんとか漂着すると
社会の頂点に君臨していた人たちは本当に生きる術を知らず、ただただオロオロするのみでなんの薬にも屁にもならない存在であったことを露呈して
船の便所掃除のおばさんのサバイバル術が役に立ちやがて彼らの女王として君臨することになっていく様を丁寧に描き
いい男でモデルですから女王様はヤヤからカールを取り上げて夜伽に使う有様になってしまうんですね
って言うことでこれが邦題の「逆転のトライアングル」ってことなのね
いわゆる“トライアングル”っていうのは三角形ですから、身分格差のヒエラルキー(ピラミッド)を示していたっちゅうわけで
生きるか死ぬかっていうときには社会的通念のヒエラルキーは全く役にたたねぇ
って言う寓意の映画だったんですね
それを豪華キャスティングでコメディ映画にしてそんな寓意性を見せてくれていたんですが
西洋のコメディはゲロにウンコにやっぱ頼る傾向がある意味強いですなァ
しかし意外な結末が待っており再びこの島で構築されたヒエラルキーが崩壊するとかしないとかって結末をこっちに投げちゃった終わり方でしたねぇ
こういう投げかけは個人的には嫌いじゃないもののここで投げられてもこういった階級制度の映画だとこっちが困るんだよね
2022年製作、スウェーデン・イギリス・アメリカ・フランス・ギリシャ合作映画
リューベン・オストルンド脚本・監督作品
出演:ハリス・ディキンソン、チャールビ・ディーン・クリーク、ウディ・ハレルソン、ヴィッキ・ベルリン、ヘンリック・ドルシン、ズラッコ・ブリッチ、ジャン=クリストフ・フォリー、イリス・ベルベン、ドリー・デ・レオン、ズニー・メレス、アマンダ・ウォーカー、オリヴァー・フォード・デイヴィス








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