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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

サイコウノバカヤロウ

2019-09-29 23:44:24 | 邦画
一昨日櫻井拓也クンの訃報を記事を書きました
私自身あんまりというか殆ど訃報記事を書かないんですが
ピンク映画の男優さんの中でその特異な存在感を、それなりに認めていたtsめと
31歳という若さで亡くなったってことでつい訃報記事を認めてしまいましたが
たぶんに彼の役者としての社会認知度はピンク映画とエロチックOVをそれなりに愛好してる人間にしか・・・
そんなこんなで一応記事にしたののですが

さてこれは番組編成の妙なんでしょうが、昨28日のチャンネルNECOで
彼の代表作ともいえる「サイコウノバカヤロウ」(Rー15版)がOAされてて
チラっと見てしまいまして
そこで一応gooさんからTVOA用のタイトルの「レンタル女子大生 私、貸します」が丁度削除されたこともあって、
改めて記事として再構成させてもらいました

劇場版Rー18での作品名は「レンタル女子大生 肉欲延滞中」
そしてR15+版のDVDタイトルは「サイコウノバカヤロウ」
って3つのタイトルを持ってますがこの作品は実はピンク映画という範疇で括れない作品になってます

お話は、就活に失敗を繰り返し、引きこもりとなってしまったテルこと池田輝雄
そんなテルに実は惹かれているが、言い出せずにいる有希
有紀はアルバイトとして"自分レンタル"をしている
ってもピンク映画なのに所謂男女の肉体的なレンタルではなくエロなしの
精神的な人間関係のお仕事ですので悪しからず

有希はテルにも"自分レンタル"をさせるべく

"社会では必要とされなくても、個人では必要としてくれるかもしれないから"と励まし力づくでテルを自分がしている"自分レンタル"を勧める
AV女優の彩城ゆりなさんですが、実にいいキャラクターでしたねぇ

でも不器用だが根が真面目なテルは、その仕事に全力で取り組み
時に失敗しながらも、少しずつ社会に馴染んでいくのだった・・・
そうなんですよ、このギスギスとした現代の人間社会に馴染んでいくバカヤロウが本作の主人公テルであり
ピンク映画としては異例の男を主人公にした作品に・・・

社会的に不適合な男が如何に世間と向き合っていくかを描いたドラマになってて
ピンク映画としてはエロチックなシーンをぶっこんでいかねば商売にならないので
一応は随所にいれてあるんですが
実にそのエロいシーンが実は物語の邪魔になってるというパラドックスな作品に
シナリオ当方ボーカル、監督は竹洞哲也の黄金コンビ
明らかにOPフェス用に作られた作品と言えるかも

エロいシーンを割愛して普通の映画として一般公開してもいいシノップスとして製作されていて
OP映画もある意味観客層の入れ換えを生き残りと考えているように思える作品となってるんですね

こちらが櫻井拓也クン

ご冥福をお祈りします 合掌

2017年製作、日本映画、OP・PICTURES作品
当方ボーカル脚本、竹洞哲也監督作品
出演:彩城ゆりな、友田彩也香、酒井あずさ、櫻井拓也、イワヤケンジ、森羅万象、吉田俊大

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