杉咲花がいてできた作品なんだろうね
日本映画でここまでの作品が創れるんだって改めて感じさせてもらった
どこか韓国映画を見てるような感覚で最後まで見てましたが、先に書いたように日本映画でもここまでの作品が作れてしまうんだというのが
やっぱ杉咲花は只者ではない
そりゃそうだあの年でセーラー服着てちゃんとJKに見えるんだから演技とは恐ろしい
市子みたいなのは実際にいるんでしょうね離婚家庭での半年間の間にもう片方の男性と性交渉しちゃってて生まれてきた子の親権が面倒なために出生届を出してないから無戸籍の子供っていうのは・・・
別に子供に罪はないがその3年後になんと新しい夫との間に肺けっしょうで身動きが取れない月子という妹は戸籍持ち
別に子供に罪はないがその3年後になんと新しい夫との間に肺けっしょうで身動きが取れない月子という妹は戸籍持ち
でも喋れない動けない、ってことから月子として学校に通うことになる市子この小学時代を演じてた子役の子
もう少し杉咲花に似た子が選べなかったかな
同棲三年の果てに婚姻届を出そうと言われた翌日市子はその家から居なくなってしまう
ラジをでは地盤沈下で白骨死体が出てきただの
他にも死体が云々とニュースが流れてる中市子は彼の前から忽然と消えた
ってことで彼氏が市子を必死で探す姿を時制をあっちこっちと飛ばしつつ市子は何処
市子は一体誰?っていうのを探っていく映画
小学生としての市子、高校生の市子自由奔放に彼氏と生きていくもののその影に見え隠れするものは
そんな市子を見せることで今まで描いてきたような無戸籍で生まれた市子
妹月子の存在、母親の自堕落さによって義理の父に犯される市子
そんな市子を真剣に好きになる同級生の北クンたちを描いていくことで
市子の壮絶な人生と犯罪が白日のもとにさらされていく
まさに貧困そのものが悪であるかの如く描かれていき月子を殺す市子に母がかけた“ありがとう”の一言
アガライきれない運命に弄ばれて長谷川にプロポーズされて逃げざるを得なくなる市子
逃げれば追うのが人情ですし
まぁ現実警察があれだけ長谷川に捜査機密遠教えるっていうのもなんですが
そんな中で自殺幇助を生業としている市子によって
北くんもたぶん哀れなことに・・・
誰が悪いとか決して結論を出さない映画でしたが恋人の執念がここまで市子の人生を見事に暴き出すとは
なんか舞台の映画化作品らしいのですが
頭に書いたように韓国映画が題材にしそうな作品だったなぁって見終わっての最初の感想でしたが
これも最初に書いたことですが杉咲花って言う女優がいなければこの映画はここまでの作品にはなってはいなかったとも思える
誰が悪いのではなくちょっとした運命の悪戯によって起きてしまったことなんだろうね
っていうことでいろんな意味で面白く二時間6分見させてもらった作品
2023年製作、日本映画、「市子」製作委員会作品
戸田彬弘原作戯曲・共同脚本・監督作品
出演:杉咲花、若葉竜也、森永悠希、渡辺大知、中田青渚、石川瑠華、倉悠貴、大浦千佳、岡陽毬、 徳網まゆ、中村ゆり、宇野祥平
市子の歩んできた決して幸せではない人生を重く苦しく描いていて、観ているこっちまでしんどくなりましたが、杉咲花ちゃんの名演技もあってか、物語に凄く引きずり込まれました。
韓国でも上映されたようですし、監督はもしかしたら韓国映画を意識して雰囲気作りなんかを出したのかもしれませんね。
幸せってなんだろう、観ててふと思ってしまう、そんな物語でした。
そうなんですよ市子の生きてきた人生を見させられると、本当にこっちまでしんどくなりまして
このしんどさがどこか韓国映画に共通してるなって・・・
生きていくために人はどこまでっていう映画なんだった気がしました
杉咲花さんでなければ出来なかった映画でしょうね