日本映画専門チャンネルでの恒例企画プログラム
ピンク映画をR -15に編集してってほとんどボカシ作業のみですが<おとなの桃色シネマ白書>も、この7月でもう三年目人入ったんですね
いつまで続くんでしょうか?
ってことでこの7月分の二作品未だブログアップしていませんでしたねぇ
月があけてしまう前に消化しておかねば・・・
今回のこの「白衣と人妻 したがる兄嫁」という作品は
情けない都市生活者の弟と、田舎で家を守って暮らす男尊家父長主義者のカリカチュア的キャラクターの兄貴のバカ兄弟が繰り広げる愚かしく滑稽な作品としてシリーズ化されて3本国映で製作された一本目の記念すべき作品
兄弟には江端英久と本多菊雄を配し
佐々木ユメカ、葉月蛍、河名麻衣の三人のピンク女優さんが絡む
自らの肉欲に忠実な佐々木ユメカさん、耐える妻から兄弟の薫陶によってシニカルな女に変貌する葉月螢さんの二人がじつにいい
特に葉月さんはこう言った役をやらせたら右に出る者がいない演技(艶技ではない)を魅せてくれる
そして今この後女たちとバカ兄弟とのコントラストの妙のプロットを作りあげたのは
小林正宏さん
この四人の確かな演技力があるからこそ、成立する映画である。そう映画なのであるピンク映画ではないのである
この四人の確かな演技力があるからこそ、成立する映画である。そう映画なのであるピンク映画ではないのである
ってかちゃんとピンク映画の不文律である濡れ場と三人目の濡れ場要員として河名麻衣も用意されててきちんとその役割以上の存在感まで示してくれているとこがまたすごいのだ
ラスト病院で自分勝手な持論を展開するバカ兄弟を切り捨てるように立ち上がる葉月さん。病院を後にする彼女が、佐々木ユメカさんとすれ違い様に発する“女は一種類よ。二種類もありゃしないわ”というラストシーンが秀逸
ラスト病院で自分勝手な持論を展開するバカ兄弟を切り捨てるように立ち上がる葉月さん。病院を後にする彼女が、佐々木ユメカさんとすれ違い様に発する“女は一種類よ。二種類もありゃしないわ”というラストシーンが秀逸
ピンク映画のみがプログラムピクチャーシステムで未だ作られてるからこそ
こういった鬼っ子的な秀作が生まれるんですよね
切り口の違う記事はコチラ
1998年製作、日本ピンク映画、国映作品、新東宝配給
上野俊哉監督作品
出演:佐々木ユメカ、葉月蛍、河名麻衣、江幡英久、本多菊雄、伊藤猛、岡田智宏、
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