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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

劇場版 屍囚獄 結ノ篇

2017-10-28 20:31:56 | 邦画
私自身はコミックも見ないので知りませんでしたが一応20万部と言う
大ヒットホラー・コミックを城定監督が実写化した「劇場版 屍囚獄 起ノ篇」に続く二部作の後編を引き続いての視聴です

多分に劇場で流される本編でもそうなんでしょうか?
オープニング前作のダイジェストを流してくれますがこれがちょっと長い
そんなに製作費もなく劇場公開での尺も70分前後と言う制約による苦肉の策なんでしょうね
劇場では連続上映だし、DVDリリースの間隔も一ヶ月だし
多分に要らない尺伸ばしでしかないのが・・・

前作で、村長を含む八坂村の人々の真意を知った美琴たち4人は、何とか伊助の手助けと言うか道案内で村から逃れようとするのはわかるんだけど
逃げ延びてしまっちゃお話になんないから
どことなく間延びした逃亡になってるのは仕方がない訳で

そんな彼女たちを追う村人たちと、猿田彦と言う天狗の面を被って日本刀を持った
謎の男が彼女たちを一人また一人と斬殺していく
美琴と助手の二人が村人に捕まり息子の嫁に美琴が選ばれ助手は村人の餌食に・・・

しかし伊助がちょっと好きになったお姉ちゃんを天狗に首ちょんぱされたことで
暴走し、村人片っ端から皆殺しにしていく
そんな異常なムードの中、追う男たちも追われる女たちも次第に狂い始め
映画は次第にスプラッターな大殺戮大会になっていく
前編の静かなちょい不気味な展開から一変するこの後編はホラーと人体破壊のオンパレードとある意味”静と動”の対に仕上げたようでして
そこは城定監督の思惑なんですかねぇ

女が生まれない村なのはずなのに村長の家の屋根裏に住んでいる少女の秘密が明らかになって
やがて天狗の正体も(最初っから誰だかわかってはいますが)明らかになってくると
なんとあの宮司までが・・・

大殺戮の果てにたった一人生き残った美琴が宮司によってこれまた猿田彦の生け贄にされると言うちょっと意外な尺伸ばしは蛇足だろうけども
たった一人生き残った美琴の運命は・・・

もう一捻りあったりしてなかなか面白い結末であったけども
スプラッターと人体破壊のグロシーンには合格点をあげられるけどもエロはやっぱ薄かった
エロティックな要素のために起用された女優というのもあったんだろうけど何となくR指定解除への配慮で使われ方がものすごく中途半端でしたよね

2017年製作、日本映画、「劇場版 屍囚獄」製作委員会作品
城定秀夫脚本・編集・監督作品
出演:片山萌美、立花あんな、和合真一、なごみ、藤白レイミ、福咲れん、森羅万象、稲葉凌一、麻木貴仁、忠海蓉子、杉崎りお

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