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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

MOTHER マザー

2021-11-06 23:01:12 | 邦画
日本映画を積極的に見ていく企画で視聴した作品
前に草彅剛主演でアカデミー男優賞を獲った「ミッドナイトスワン」の時に私は権威主義は嫌いだって書きましたが
その「ミッドナイトスワン」ので時に主演女優賞を獲ったのがこの作品
もう一本と二本の映画での評価での長澤まさみさんの受賞であるようですが
多分にコチラの作品での評価というか、まるで表裏一体の真逆な演技力での主演女優賞だったんだなっていうか、権威主義ではない私でも
この作品一本だけだったとしても主演女優賞を獲った作品と言ってもよいのかも
 
嫌、この字がじつに当てはまるくらいの母親を演じ切った長澤まさみさんの演技力には脱帽以外の何物もない
これじゃ主演女優賞を草彅剛クンが獲れなかったわけだ(笑
って笑って過ごせる映画ではない代物
もう生きていても仕方ないほどの親っていうか人間としても、母親としてもクズ以外の何物でもない人物を見事に演じきってる
そして見てるうちにこれはtrue event の映画化作品では・・・
って見終わって調べたらやっぱ実話ベースの作品だった
 
そうだよねどこの男が父親かわからない息子を溺愛しつつ
男とのsexに奔放というか依存すぎて、育児ネグレクトを平気で行うものの
最近の流行語ではないですが、子供にとって親は完全に”親ガチャ“ですからねぇ
そして親に頼らねば子供としては生きていけないわけで
この悪循環というか親子の絆は生きていく上でどうしようもない愛情でもあるわけで
学校に行かせてもらえなくても親といっしょにいるだけで子供は安心するということで
 
さらに悪いのはそんな子供に依存して生きてるこの母親
歪んではいるもののこれが親子愛であることに間違いがないわけで・・・もうこれは人間の本能のママで生きていくありのままの姿でもあったようで
親離れできない子供と、子離れできない母親の他人から見たら歪んだ愛情なんでしょうが
当事者にしてみればそれが自然な親子愛だったりするんですねぇ
 
だから母をある意味救いようがないと捨てた祖父母は母のためとは言え殺せるわけでして
結局は母の敵である存在が祖父母だったってことなのか
にしても実際に後味の悪い映画であることに違いはないものの
演技とは言え、ここまで振り切った演技を見せてくれた長澤まさみさんの女優魂には感動さえ覚える作品だった
阿部サダヲはクズを演じさせても上手いよねぇやっぱ
 
2020年製作、日本映画、「MOTHER マザー」製作委員会作品
大森立嗣共同脚本・監督作品
出演:長澤まさみ、阿部サダヲ、奥平大兼、夏帆、皆川猿時、仲野太賀、木野花、土村芳

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