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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

忍の卍

2019-01-20 20:04:17 | 邦画
一日一本時代劇を見ていく企画
本日の一本は1968年製作の東映の忍者と言うか忍法映画
当時の東映では山田風太郎先生の作品を沢山映画化しており
この作品もその一本ですがVHS時代にはそれなりにソフト化されていたのですが
DVDになってからは一本もソフト化されてないのじゃないのかな
っていうことでいつ録画したかもわからない東映チャンネルの深夜枠でOAされたものの録画視聴です
こうなると時代劇と言うより忍者映画を見ていく企画に変更した方がいいのかっていうような自嘲も・・・

風太郎先生の忍法劇ですら忍法はもう、妄想の荒唐無稽ですが
歴史認識は一応ちゃんとしたものですから
基本プロットは三代将軍家光と駿河大納言忠長卿との将軍職を争って後の忠長卿切腹の要因となった確執を忍者同士の争いに絡めてきてるんですねぇ

風太郎先生の忍法ですから殆どがお色気になっていますが
よくまぁこんな荒唐無稽なエロチック忍法を考え付くものですねぇと感心してしまいます
夏八木勲を主役に迎えて敵役の駿河大納言に山城新伍、お抱え忍者集団の頭目になんと桜町弘子さん、配下の忍者に山麟さんに遠辰さん
夏八木派のくノー軍団には桑原幸子、真理明美、真理アンヌと後に12チャンネルの長寿お色気ドラマで活躍する女優陣に
真山知子、三島ゆり子が花を添えてくれてますが
1968年当時では寸止めなエロチックシーンでしかないんですね

そんな中でこれは珍しいといっても過言ではないと思うのですが
桜町弘子さんのキスシーンがありまして、なんと
お相手は後に蜷川幸雄の嫁になってしまう真山知子さん

将軍家光の子種を全部吸いとってしまうってのはすごい発想で
それを補うのには正当子種である忠長卿の子種を・・・
そして7人の将軍家光のお子が・・・っていうオチが実にいい
基本プロットは敵味方として争う夏八木と桜町の悲恋と言うことか
寸止めでも原作がしっかりしてるからかそれなりに楽しめた3

1968年製作、日本映画、東映作品
鈴木則文監督作品
出演:夏八木勲、桜町弘子、遠藤辰雄、菅貫太郎、山本麟一、潮健児、桑原幸子、真理明美、真理アンヌ、真山知子、山城新伍、曽我廼家明蝶、小松方正、大木実、中村錦司、花柳小菊 、三島ゆり子

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