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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

シラノ

2022-07-22 22:26:49 | 洋画
これは侏儒俳優のピーター・ディンクレイジありきで作られた作品との言っても過言ではない作品
あのエドモンド・ロスタンの戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』を時代設定と
長鼻で醜男のシラノを侏儒に置き換えて、2018年の舞台ミュージカルを基として
ミュージカル映画にした作品
 
基本の戯曲がしっかりとしてるから、映画もきちんとできてるものの
長鼻醜男のシラノを侏儒にしたとこがアイディア勝ちではあるものの
いわゆるハンサムでロクサーヌが一目惚れしたクリスチャンを演じてるのが黒人俳優のケルヴィン・ハリソン・Jrってところが
現代のハリウッドを象徴していたようですね
 
いわゆる詩心がないためにクリスチャンからロクサーヌへの恋心を連綿と綴った恋文は全てシラノの代筆
クリスチャンは最後に名前を書くだけ
そしてその文面はまんまシラノ乃ロクサーヌへの率直な愛の告白であったわけだけど
その恋文につられてロクサーヌはクリスチャンと結婚するんですが
 
ロクサーヌに横恋慕してる公爵ド・ギーシュは怒り心頭にで
ロクサーヌの結婚式が済み次第にシラノとクリスチャンの部隊を辺境に派兵してしまうが
ロクサーヌの元には毎日恋心を綴った手紙が届く
そうクリスチャンに内緒でシラノが毎日送っていたものだった
 
公爵のさらなる嫌がらせでクリスチャンとシラノ乃部隊はついに最前線で敵と交戦
辛うじて生き残ったのはシラノだったがクリスチャンは戦死してしまう
夫の死で修道院に入ったロクサーヌの元にシラノが傷病兵として入院して来る
懐かしさを覚えてロクサーヌはシラノにクリスチャンに手紙を見せるが
それはなんとシラノ自身が書いた恋文ですから文面は見ずに読むというか語るシラノの姿を見てロクサーヌは全てを知るが・・・
 
外見の醜さを侏儒に置き変えての“シラノ・ド・ベルジュラック
これはこれでありでしたねぇ
この映画の元になったミュージカル舞台ではシラノは侏儒ではないんだと思える
一応日本語版で見たんですが、台詞がミュージカルになると英語音声で日本語字幕日本語なるんですね
何かこれなら最初っから英語版では見ればよかったような
ロクサーヌ役を演じてるヘイリー・ベネットは相変わらずお美しかった
 
2021年製作、イギリス・アメリカ・カナダ・イタリア合作映画
ジョー・ライト監督作品
出演:ピーター・ディンクレイジ、ヘイリー・ベネット、ケルビン・ハリソン・ジュニア、ベン・メンデルソーン、バシール・サラディン

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