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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

大阪闇金

2021-06-27 23:38:56 | Vシネマ
今月のオールインじゃなかった、ライツキューブの作品としては
大阪を舞台にした闇金ドラマ
大阪と言ったら、大阪の裏社会を暴力で描くことに強みを持ってる石原貴洋原案だったんですね
 
って事で闇金を描いた作品といえば最近では「闇金ウシジマ君」、ちょっと前なら「ミナミの帝王」とかすぐに思い浮かべるんですが
闇金の非情な世界観の中で一抹の人情ドラマになってるのが常ですが
この作品は人情味の部分を排して
徹底した闇金の人間らしき部分を突き放した作品でしたねぇ
 
主人公は若手俳優柾木玲弥を持ってきて、中野英雄がドラマを締めてくれていますねぇ
主人公短気で気性の荒い性格から傷害事件を起こしてしまい、前科者を雇ってくれる中小企業の工場に就職するが
工員全員が新人イビリをしてくることでキレて全員と殴り合いを始めて
障害で2年の刑期を再び務めることに・・・
無事2年務めて娑婆に出てきた杉村春生は、偶然出会った中野英雄演じる闇金業者の酒井にスカウトされ、南八番興業という闇金で働くこととなる
 
中野が闇金の親分だとばっか思っていたんですが、なんと彼はそこの集金係で林海象が社長なんですね、で裏だか表ではヤクまで扱う第三国人で
闇金はと息子の南三蔵が取り仕切っていた

闇金のシステムをしっかりと教えてくれてる作品で、金利はトイチ、面談をして相手の顔から絞れることを確認した上で借用書にサインさせて貸すというシステム
電話の対応も携帯数台で受け付けてる完全な裏商売であることを映像とセリフでしっかりと説明してくれていましたね

杉村は闇金のノウハウを教わりながら、様々な借主から取り立てていくことで
闇金業者として
冒頭の中小企業である意味務所勤めになる要因でもある館昌美と出会い
金を貸すことでこの工場を完全にてにいれ、親切に接してくれてた工場の娘である中山こころまで風俗に沈めてしまうんですね
そんな杉村の闇金屋として成長していく物語ですね
 
非情な世界で生きていくには人間性を捨てなければとういう世界感を乾いた感性で石原貴洋が活写していく
ヤクザではないが裏社会で成長していく青年の次は・・・
 
どこまでシリーズ化されるんでしょうか
一応今んとこは2まで予定されてる
 
2021年製作、日本Vシネマ、ライツキューブ作品
石原貴洋原案・編集・監督作品
出演:柾木玲弥、榊原徹士、朝井大智、兒玉遥、川﨑健太、中山こころ、舘昌美、虎牙光揮、海道力也、林海象、中野英雄
 

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