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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

狼 ラストスタントマン

2024-09-17 17:51:44 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうという企画で視聴した作品
この今月リリースのこの作品をこの位置だけの記事にするということは今月リリース作品がなんとか計算上では足りるってことなんですが
果たして・・・

日本映画のっていうかTVドラマも含めてカースタントの第一人者であるタカハシレーシングスタントの代表取締役であり現役スタントマンでもある高橋昌志氏が
製作そして初主演映画
物語はありきたりの範疇から逸脱してない王道のスタントマンのお話でしたが
DVDのおまけについてくる特典映像のメイキングを見ると
この映画でいわゆる世界初の水中ダイブカースタントである“ジャンピング・ロール・オーバー・シー・ダイブ”がいかに過酷なカースタントであることがわかる
 
一応ご本人たちは飛んだクルマがもう一回転して欲しかったのはわかりますが
本当に命をかけての映画的にも実際的にも本当に一回限りの賭けだったんでしょうね
救出された高橋昌志の左目は腫れてて出血まで見られて救出された途端”目が見えない“と第一声でしたものね
まぁ腫れも出血も一過性のもので本当によーございましたが
 
劇としては王道の展開で全くぶれがないのと初主演とは言え今までは影の人でしたから台詞がダメということなのかな
設定としては20年前にやる予定であった“ジャンピング・ロール・オーバー・シー・ダイブ”のスタント前日、彼の体には獣が入り数々の難関スタントを成功させてきてたものが
前日その獣の制御がつかず喧嘩して骨折してしまい友人が代わりに行ったが飛距離が足りなくテトラポットに落下して命を落とした。その日以来彼はスタントから足を洗い人との接触を避けるブリーダーとして生きてきた
 
そして20年後その死んだスタントマンの息子がモトクロスのプロライダーとして日本に帰ってきて
父の仇と復讐の宣言を彼にして
モトクロスの腕と度胸でスタント稼業に足を突っ込み
彼との対決を待ってると
なんと再び“ジャンピング・ロール・オーバー・シー・ダイブ”のオファーが来て若き主人公が死んだ父の代わりとやることになるも
なんとサブストーリーとしてやくざの金融屋がいてそいつらにボコられてお鉢が彼に回って来て
前日の獣が入った彼は若者をボコったヤクザをめっためたにして本番に臨む・・・
 
見てて恥ずかしくなるほどの王道ストーリーでしたが
ちょっと飛びが足らないのはご愛嬌としてしっかりと“ジャンピング・ロール・オーバー・シー・ダイブ”を成功させて見せるだけのお話
 
まぁこう言った映画製作の中での影の人であるスタントマンとか斬られ役とかの人の作品を作るとどうしてこう王道のストーリーになってしまうのかなぁ
そういう意味ではいわゆる特撮ヒーローのヒーロースーツの中の人であるスーツアクターの高岩成二氏を主演にした「グッドモーニング、眠れる獅子」やその第二弾である「グッドモーニング、眠れる獅子2」などはきちんと役者さんとしてスーツアクターから離れた作品としてる点がこれはこれでいいんだよね
 
まぁ王道のお話はそれはそれで今まで誰も世界でやって来なかった“ジャンピング・ロール・オーバー・シー・ダイブ”を一応成功させるためだけの映画ということで・・・
 
2022年製作、日本映画、「狼 ラストスタントマン」製作委員会作品
髙橋昌志製作・出演、六車俊治脚本・監督作品
出演:南翔太、石黒賢、池上季実子、石田卓也、粟野如月、藤澤志帆、丸りおな
 
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殺人鬼の存在証明

2024-09-17 05:05:37 | 洋画
この作品もまたなんと二時間二十分野長尺映画だった
そして今なんとウクライナに侵攻してからこれも制裁の一環なんでしょうか、侵攻前あれほど輸入されていて毎月4、5本はレンタルリリースされていたロシア映画だったのが
なんと超娯楽作品ということで久しぶりに公開までされてのロシア映画
そしてロシアがウクライナに侵攻する前に作られてた作品でもあるのね
 
時はソビエト連邦時代の1991年に起きたある女性が森の中の道路で刺された姿で保護されたことから起きる
なんと今回保護された女性と同じ殺人事件が三年前の1981年に起きており
その時捕まった犯人は冤罪だったわけで
事件を洗い直して行くと言った寸法で1991年を現在として
映画は1981年の10年前にまで遡って
ってことで全体を章仕立てと時制をこの1991〜1981年の10年間の中だったのがあっちこっちと動き回って行く中でなんとこの犯人はサイコキラーだったのか
36件の既決未決それぞれの事件が浮かび上がってきて・・・
 
まあ時制があちこち飛ぶのと、次から次に殺人事件が明るみに出てくるので
見ててこんがらがってしまうこと必至
特にロシア人の名前はわかりづらいのと俳優さんが全員知らない人ですから俳優で
あぁこいつ刑事でこいつが誰でなんて区別もつきにくかったり
最終的にはなんかちょっと整理がついたかな
ってさぁ、どうなるっていうとこでエンドクレジットに入っちゃったり
 
まぁ最終的になんとか理解できたのは犯人が双子の片割れで、都合の良い限り犯人でない方を犯人のように使っていたってとこがミソだったんだっていうことが辛うじて
まぁ実にオドロオドロしくない作品ですが
内容的にはオドロオドロしい作品という様相で見てるこっちを目眩しさせてくれてた映画っていうことだ良いのかなぁ
二時間二十分もあると見直す元気が湧かないよね
 
2021年製作、ロシア映画
ラド・クヴァタニア共同脚本・監督作品
出演:ニコロズ・タヴァゼ、ダニール・スピヴァコフスキ、ユリヤ・スニギル、エフゲニー・トゥカチュク
コメント (2)
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