MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

暗黒街大通り(メインストリート)

2024-08-27 18:38:37 | 邦画
またまた東映チャンネルからいつ録っていたのかもわからない作品
鶴田さんと高倉健さんのギャング映画だと思っていたのよね井上梅次脚本で監督作品だし
でも違っていたんだわクライマックスこそ拳銃戦ですが
製作が64年ということで金脈を掘り当てたのちの作品ですから掘り当てる前に大量生産されてたギャング映画というよりは
ヤクザの社会と愚連隊の組織との勢力争いのせめぎ合いの中で
この組織のどちらかに殺された昔気質のやくざの忘れ形見の三兄弟が父親の仇とその父親の通り名を冠した組名乗りを欲しさに
このやくざ組織と愚連隊組織との攻防戦を描いた作品だったのね
まぁ背広を着た任侠映画っていうような形かな
 
三兄弟には高倉健、梅宮辰夫、待田京介が演じていて血のつながりの濃い兄弟を演じており
一応劇中でもそれぞれ三田佳子、中原早苗、緑魔子と言った女優サントの色恋沙汰も描かれてる作品
悪役にはやくざの親分に金子信雄、そして愚連隊上がりの組織のボスに安部徹としっかりと役にハマった人物を拝して
三兄弟が一家名乗りを上げるべく金子信雄親分や安部徹らに利用されたり利用したりと物語が進行していく中で
やくざの息子菅貫太郎が歌手興行に手をだし安部徹派に邪魔される中で次男の梅宮はそんな荷物の女性歌手中原早苗さんと恋仲になってゆき
 
三男の待田京介は自称ずべ公という緑魔子と恋仲になるもののなんと緑魔子さんは安部徹の娘で親同士が菅貫太郎と結婚さえようとする政略結婚の犠牲となっていく二人
そんな三男を人並みの生活させてやろうと次男が梅宮が動き彼は命を落とす
それも一家名乗りに固執するために金子信雄の口車に乗せられた長男の高倉健によって
 
一方健さんも金子信雄の娘三田佳子と恋仲になりそうでならないストイックさはこの後の任侠男高倉健の原型になるのかな
でもこれまた三田佳子も彼のために梅宮に撃たれて死ぬ羽目に
さらに健さんまでも・・・
金子信雄と安部徹はしっかりと生き残るという映画
まぁある意味世間擦れした老獪な親分たちの手玉にさせられて親の仇も討てずに散っていった若者をドライに描いた作品だったのね
 
1964年製作、日本映画、東映作品
井上梅次脚本・監督作品
出演:高倉健、梅宮辰夫、待田京介、大木実、三田佳子、中原早苗、緑魔子、安部徹、金子信雄、菅貫太郎、三原葉子、千原しのぶ、南道郎、神田隆、杉義一、長島岳、安藤三男、潮健児、八名信夫、水城真、沢彰謙、ー浜田寅彦、小林重四郎、菊地双三郎、曽根秀介、有木山太 、関山耕司
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極道の紋章 レジェンド 第二十二章

2024-08-27 05:05:24 | Vシネマ
前々から書いてることですが、なんとか今月のライツキューブ作品のリリースと海ドラマとかでレンタル不足は回避できるような気がしてきたものの
まだまだ油断はできません
今月リリースのライツキューブ作品は5作品が店頭導入されないといかんのですが、私が使ってるGEOさんではオールインの任侠2作品と韓国映画とチリの拳法映画は導入されてるんですが
実は一番見たかった日本映画のゲテモノ映画「悪魔がはらわたでいけにえで私」という作品が導入されてなくてこれが一番残念
洋版で探してみるしかないのかな、首がコロンコロン落ちる作品みたいだから・・・
 
さて閑話休題(それはさておき・・・漱石語録)、極道の紋章でしたね
前作「極道の紋章 レジェンド 第二十一章」では東京での利権が欲しくて前崎の舎弟になった羽佐間組に名古屋の仁科さんが顔出すから軍司さんが怒って仁科さんを人質に前崎の命狙うものの返り討ちに合い羽佐間組は前崎のものになったことで
黒岩の思惑通り関東睦会は盃の連合組織に変貌し
そんな前作のクライマックスから再び始まった第二十二章
 
川谷組長新垣は前崎の置いてきた前崎組武闘派の島谷が東西戦争の火種を作るのが心配で自ら島谷牽制に東京に赴くが、そんなとこに菅沼の五分の兄弟である袴田吉彦演じる柳田が前崎を仇と娑婆に出てきて余計東京はキナくささが増してきたとこに
なんと菅沼の残党によって島谷が撃たれてしまい新垣の思惑も黒岩の思惑もなんとみんな外されてしまう
 
そんな中菅沼と昵懇だった皆川組に前崎がねじ込み落とし前をつけるべく皆川と会う場所に柳田が現れて前崎に銃口を向ける
そこに津波一派も現れて皆川組さらに津波の銃口は柳田を向いておりなんと4すくみ状態になったとこにさらに黒岩の関東睦連合もあらわれての5すくみになったところでto be continued 
 
19章あたりから津波さんの部下としてチラチラ出演していた安岡力斗さんがなんと今作では大活躍でしたねぇ
子分までできてしまわれたようでお父上も天国で見られて喜んでおられることでしょう
さてこの5すくみがどう解消されるんでしょうか
一応二十三章がリリースされるようですので解消されるのはたしかですが
ニ月の間隔はある意味酷でっせ
でも今度は名古屋が舞台になるようで・・・
前作の時にこの作品に本宮泰風さんいるのかなぁって書いたら今作では出演シーンなしでしたねぇ
まぁあっちの方が忙しいからねぇしばらく出てきそうもないよね
次は名古屋だし
 
2024年製作、日本Vシネマ、「極道の紋章レジェンド」製作委員会作品
村田啓一郎共同脚本、片岡修二原案・共同脚本・監督作品
出演:白竜、松田一三、國本鍾建、大山大介、安岡力斗、松沢蓮、隼翔、河本善鎬、YU、木下徹、芳川貴行、佐藤研也、湯地康男、KATADA、中島照夫、伊織、三瓶晴彦、仁科貴、木村圭作、西守正樹、大賀太郎、武田幸三、中山俊、三浦哲郎、下元史朗、川本淳市、小沢和義、袴田吉彦
コメント (2)
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