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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

愛人コレクション のけぞる女たち

2024-06-23 19:58:57 | ピンク映画
これも日本映画専門チャンネルの<おとなの桃色シネマ白書>という恒例企画番組の今月のOA分の日本目でして
昨日ブログアップした「団地の奥さん、同窓会に行く。」と今月の再放送と初OAとは放送順がテレコになってるんですんが再放は本日の日本映画専門チャンネルの深夜枠でOA予定であります。
 
何と今月のもう一本のをこの作品はいかにもピンク作品ここにありって言った感じで作られてる作品でしたし
定年退職したその日に奥さんから離縁状を叩きつけられたプレイボーイ(こに言語も今や死語だよねぇ)の旦那さん
奥さんに出てかれて昔の女を訪ね歩いての離婚の原因探しの旅に出るというだけのお話
1966年の初劇場公開時には「コギャル・コマダム・人妻・美熟女 淫乱謝肉祭」というタイトルで公開された作品
1999年の二度目の劇場公開時にこのTVOAと同じ「愛人コレクション のけぞる女たち」に改題され
さらに2005年三度目の公開時にはさらに「女喰い こんなドスケベ見たことないとさらに改題されてる
 
池島ゆたかが主人公を演じて自らメガフォンも撮ってる作品
脚本は五代暁子さんが書かれているので女性の突き放したようなそれでいて時代をまたいでの女たちのつかず離れずの感性が何とも言えぬ作品の胃路を表してる
 
池島ゆたか演じるプレイボーイ(これも今や死語となってる感が強い)のを元編集長が55歳の誕生日を迎えて定年退職を迎えたその日
会社から帰ると荷造りを済ませた妻からいきなり三行半を突きつけられ
離婚届に半押して提出しといてくださいねって出ていかれてしまう
そうだよねこの時代55歳ったらまだ若いしこれからだよね人生は・・・
そんなこんなで昔の女の元に何で離婚って聞きに行くものの身から出た錆な訳で
この旦那仕事で手をつけた女がゴマンといるわけで
 
どうにもならない気持ちを街中で援助交際を求めてるきたJKとホテルイン
その子の紹介で新しいJKとって時にその子の口から出たのは18年前に分かれた女が母親であなたと付き合っていたっていう言葉と
私には父親がいませんって言う
そこで過去を思い出しこの女とは妊娠を機に別れたこと
妹とも付き合ってたことなどが重尾出されて・・・・
 
そこで旧交を温めに行くものの妹さんと再び・・・
お盛んなっていうか・・・ただ気になるのはJKの存在ね物語にそれとなく父親を訪ねるものの定かではないがどうやら・・・・
まぁプレイボーイの過去の旅から出てきた父親娘のをお話し
 
やっぱよりを戻すには今のカミさんしかってことでカミさん探しに出かける男にJKがやってきて彼に向かって“お父さん!!”
このエンディングが実にいい
 
実にピンク映画の実態を壊さずにちょっといい話に仕上がってるこの作品は1996年のピンク大賞の6位入賞作品
 
切り口の違う記事はコチラ
 
1966年製作、日本ピンク映画、新東宝作品
池島ゆたか出演・監督作品
出演:しのざきさとみ、田口あゆみ、橋本杏子、川村結奈、西山かおり、伊藤清美、吉行由実、平岡きみたけ、神戸顕一
コメント
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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。

2024-06-23 05:05:13 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうというブログ企画を企てているのですが、まぁ映画会社も商売ですから若い観客や女性客をターゲットにすると必然的にデートとかで男もついてくるっていう寸法で恋愛もの、それもアオハルをテーマにした作品も多く作られてる現状でして
自ずと見る作品も限られてくるのは仕方ないものの
これもある意味アオハル的な感じを受けるものの
ジャケット見たら女はJKだのに、男は第二次大戦の陸軍軍服だし
ってことでなんやこれって感じで一応今月のレンタル作品の数が7月3日まで下手したら足りないっていう計算がたってレンタルしてきました。
 
っていうか見終わって調べたら泣ける映画ということで製作していたようだし
原作はこれまた今時の携帯小説だとかで10万人が泣いたとか喧伝されていましたが
いわゆるタイムリープ系の映画だったんですね
終戦間近の1945年6月にタイムスリップしちゃうJKには福原遥さん、ほとんどお初の女優さんになるのかな。記憶にないのでもし見てたとしても主役ではなかった作品に出てられらた人なのでしょうね
お相手役の水上恒司クンも同様でしょうほとんどお初に近い

令和のJKが今を生きることの息苦しさから一瞬逃れようと今も残ってる戦時中使われてた防空壕跡に入ったことから先に書いた1945年6月8日にタイムスリップ
それも特攻の町(多分に知覧がモデルになってるのかな)に落ちてしまい空腹で倒れているとこを特攻のお兄さんに救われて
松坂慶子さん演じる一膳飯屋に預けられ
そこで特攻予備役兵士と交流していく中で淡い初恋を感じるという作品。
 
見てればこれはある意味アオハルの青春映画ではなく反戦の映画であることが判明するものの
恋心もお互い告白もなんもない
ってのも男は明日は死に赴くために自分の気持ちを打ち明けるわけにはいかないと自制してるからこそ
相手を自分の妹っていう形に置き換えての切ない愛情表現にとどまっていたのかなと伺える

松坂の食堂で住み込みで働く事になり着物にモンペ姿になるもののそこは平成の女の子着物を着たらなんと合わせが左前
松坂慶子お母ちゃんがなんも言わずに右前に着せ直してやるけど
ここいら細かく結構にくい演出でしたよね
この時代幼子だって左前には着ませんのに何も言わない松坂さん・・・

出てくる人たちがみんないい人ばっかって津田寛治の警官は別(彼も仕事の一環)
今更だけど特攻隊の是非を問う映画で生き神様っていうことなのね特攻志願兵は
まぁそんな中1人逃げ出してしまうものも出たりしてるんだけどもこれはありえない
これも最後にはいいことっていうかとくに当時よくあった体調不良とか特攻機の整備不良の問題で片付けていたのか・・・
 
松竹が製作幹事会社なのでお金あるから戦争中の街並みはオープンセット組んだんですね
そこに米軍の空爆シーンもあったりで焼け野原になるものの空爆後に何事もなかったようにこのままオープンセットで撮影しちゃったのね
ここいらちょっとしたミスだわさ空爆跡もきっちり描いて置いて欲しかったかなCGでよかったんだからさ
零戦が飛んでく映像もB29の空爆編隊飛行もCG処理なのね

どう百合が現代に帰るのかって思ったら防空壕での夢物語として現代に返す手際の良さっていうかこの手抜き感には舌を巻いたけど
っていうか全然泣けない作品だったけど
最後に知覧特攻資料館のシーンでどうぞお泣きくださいっていう演出はある意味あざとい
だって歴史が改竄されてるんだよねここのシーンでは
百合への手紙が残ってるっていうかあるわけないだろう

あの百合の花が一面に咲いていた場所ってどこだったんだろ目を皿のようにしてエンドクレジット見つめてたけどわからんかったなぁ
 
まぁこれは偶然だったのか意図したのかどうなんだろう
この映画の公開日がなんと2023年の12月8日だったんですね
 12月8日って日本が真珠湾攻撃した開戦記念日なんだよね
 
2023年製作、日本映画、「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」製作委員会作品、松竹(幹事会社)配給
成田洋一共同脚本・監督作品
出演:福原遥、水上恒司、伊藤健太郎、嶋﨑斗亜、上川周作、小野塚勇人、出口夏希、中嶋朋子、津田寛治、坪倉由幸、松坂慶子
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