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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

1944 サイパン攻防戦80年目の真実

2023-10-22 20:08:43 | 洋画未公開
アメリカ軍と大日本帝国陸軍とのサイパン島での熾烈な戦いを描いた戦争映画だと思っていたんですが
完全なるB級以下の作品だった
サイパン島は米軍にとっては日本への空襲の基地としてどうしても手に入れたい島であったわけで
そんなことがもっともらしくオープニングのスーパーで語られるものの
 
映画自体はポーター少佐率いる1分隊が哨戒に出た時に日本軍と出会して少佐のみ無傷で後一人ポン刀に刺されてムシの息の兵士を除いて殲滅されてしまい
傷ついた兵士をだかえて少佐は近くの野戦病院にたどり着く
そこはもう物資も医薬品も限りあるところで
なんとなく米軍からも置き去りにされてるようなところ
 
そこの守備隊の大将はアル中でものの役に立たない状態だし、本部との無線は壊れてて役に立たない
軍医が二人看護婦が7人いるものの少佐以外戦闘員として役立つ者も物もない中
この野戦病院をターゲットにして日本軍が大挙して押しかけてきて・・・
その小さな野戦病院の攻防戦を描いただけの作品
 
アメリカとタイの合作映画なので日本兵はタイ人をつかってるようですが
ただただ突進してきて玉砕していくだけ
さらに弾もなくなりナイフ一本で戦う少佐にこれまた面白いように刺され斬られて死んでいく様を延々と見せられる作品でした
傷病兵数人と看護師三人と軍医と少佐のみが生き残るって言う映画
なんの為にこのちっさな野戦病院が日本軍のターゲットになったのか
ほとんど意味はないような気がしますがあれだけの日本兵が死屍累々と死体を晒したのでしょうか
日本軍の参謀指揮官能力ミスでしかないような気がする
 
って事で戦争に虚しさをとってつけたように最後に見せるような作品
やっぱ作りものでもこんだけ日本兵がなす術なく殺られていく様を見せつけられるのは日本人としてはねぇ・・・
 
2023年製作、アメリカ・タイ合作映画
ブランドン・スレイグル脚本・監督作品
出演:キャスパー・ヴァン・ディーンルイス・マンディロア、ジェフ・フェイヒー、オーエン・オブライエン、ジェニファー・ウェンガー
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湯道

2023-10-22 05:05:07 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうと言う企画で視聴した作品でしたが、事前に映画の情報入れないしで、見始めて初めてハシカンが出演してることも濱田岳さんが出演されてることも知った具合
もちろん僅かな情報として生田斗真さん主演だけは知っではおりましたが
 
しかし見たらわかりますが生田さん濱田さんハシカンさんは映画を回すだけの役目で
DVDのジャケットのようにこんだけの著名な俳優さんたちが出演されてる訳で
この作品ある意味群像劇だったのね
そう言った人々をつないでいるのが主人公の三人が切り盛りする
とある地方の町にある古色蒼然とした”まるきん温泉“という銭湯を舞台にして
日本映画お得意の人情コメディ
 
特にこの映画のタイトルにもなってる風呂の入り方というか楽しみ方いや違った”嗜み方“を生業とする風呂に入る作法を教える家元さんがもう“湯”にまつわるオヤジギャグ連発
ある意味日本文化って言う伝統をパロって見せてくれる
そこに門弟として入門してる勤続42年でじき郵便局の定年を迎える小日向文生さんがかなりクローズアップされてるのね
っていうことでもうお一人このまるきん温泉と湯道と関わりのあるお方もちろんいらっしゃいますが
小日向さんが一番のもうけ役でしたかねぇ
 
生田斗真は建築デザイナーで落ち目で起死回生をこの親父の残した銭湯を壊して跡地にデザイナーマンションを建てようと意気揚々とやってくるものの
弟の濱田岳がアルバイトのハシカンと二人で銭湯を守っており
 
ちゅうもう定番中の定番プロットに小日向さん以外の人たちが絡み合って最後には・・・
って言う映画でして
町の人たちの夫婦や親子の間にかわされる風呂を出る合図って言うのが完全伏線となってる作品でしたが
エンドシーンは完全に読めましたねぇ
まさかあの絵でくるとはってことで見出し画像もちょっとそれに近いもんを探してきました
どこかあの「三丁目の夕陽」ににさせた作りになってるのがなんとも
 
なんか日本映画における悪癖なんでしょうかお客さんを泣かせようって言うことでの笹野高史さんだったのね
ウエンツの坊主頭には笑わせてもらいました
まだコーヒー牛乳とかフルーツ牛乳のビン売りがあるんですね
後、入浴料が450円とは初めて知りました、全国共通価格なんでしょうかねぇ
まぁ2時間強の尺の映画だったんですがさほど長さは気にはならなかったかな
 
2022年製作、日本映画、映画「湯道」製作委員会作品、東宝配給
鈴木雅之監督作品
出演:生田斗真、濱田岳、橋本環奈、小日向文世、天童よしみ、クリス・ハート、戸田恵子、寺島進、厚切りジェイソン、ウエンツ瑛士、朝日奈央、生見愛瑠、吉田鋼太郎、窪田正孝、夏木マリ、角野卓造、柄本明
コメント (2)
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