本格的時代劇にお色気と言った90年代のレンタルビデオ屋さんの高回転アイテムとして
作られてきた風太郎先生原作の「くノ一忍法帖」シリーズもついに5作目を迎えて
劇場版が製作されましたが
一応映画という事でOVから昇格してのワイドサイズって事で
古い原盤のDVD化ですからモニターに映し出されるのは額縁サイズでしたねぇ
これまた風太郎先生原作の『自来也忍法帖』の映像化
自来也って事で敵は服部忍者大蛇丸ってことでこの大蛇丸が配下のくノ一四人を使って忍法”精水波“を駆使して藤堂藩の乗っ取りを企み
この”精水波“を受けた男は女を見ると見境なく姦りたくなってしまうという忍法で
将軍へのお目見えの際藤堂藩の若殿は大奥で奥女中を手当たり次第で姦りはてて死んでしまう
藤堂藩はお取り潰しをば免れるために老中の口利きで家斉公の33番目のバカ息子を養子として迎えることになるが
このバカ息子を毛嫌いした鞠姫は遠まわしに婚姻を避けるように兄の無念が晴れたら祝言をあげると言い放つ
このバカ殿様蟇丸という家臣だけ連れてきておりこの蟇丸に藤原組長さん
そう自来也に大蛇丸とが争うお話になってくるんですが
鞠姫演じる中嶋美智代さんは今作ではまるっきり脱がれませんし、蛞蝓でもありません
代わりに石倉英彦演じる服部大蛇丸配下のくノ一を演じる伊吹今日子、鈴木美穂、成瀬千里、加藤陵子、坂井香月、坂井江奈美などがとっかえ脱いでくれるが劇場版作品としては芯になる女優さんが全くお脱ぎにならない
そうなんです、今作でのくノ一はあくまで添え物の裸要員であって
お話的には藤堂藩乗っ取りを企む大蛇を蟇の自来也が鞠姫に代わって退治するっていうお話
対決が三つ巴でないもんだから蛞蝓が出てこなくて生憎三すくみにはならないものの
バカ殿が実は・・・
だったりバカ殿と家来の蟇とが二人で一人だったりとそこいらは一応捻ってはあるものの
だったりバカ殿と家来の蟇とが二人で一人だったりとそこいらは一応捻ってはあるものの
これまたメインの中嶋美智代さんは他作品ではしっかりと脱がれておられるのにこの作品では脱がないという視聴者の思惑を外してみたりと製作サイドがかなり遊んで楽しんでいたような作品だったかな
切り口の違う記事はコチラ
1995年製作、日本映画、キングレコード作品
津島勝監督作品
出演:中嶋美智代、菊池孝典、藤原喜明、伊藤敏八、伊吹今日子、鈴木美穂、成瀬千里、加藤陵子、坂井香月、坂井江奈美、市川文子、速水典子、石倉英彦、遠藤太津朗
参考