日本映画を積極的に見て行こうって言う企画で視聴した作品
どうやらお米(ご飯)で始まりお米(ご飯)で終わらせようってエンドクレジットを演技者であるお姉ちゃんたちが敢えてそれを中断させての
大道具大転換でのある意味舞台演出をそのまんまスクリーンの上で見せてくれるカタルシス
実に大掛かりなケレン演出で映画を締めくくってくれてた作品
こんな破天荒に楽しめる作品を見てみたのは日本映画では久しぶりちゃうか?
いや、はじめてかもしれない
見ないと損する映画でもありましたねぇ
それぞれ前田敦子と菊池風磨の菊池風磨が勝手に家に押しかけて来てそのまんま居座ってしまうカップル
伊藤万理華のギャルとオカモトレイジの今時のどっから見ても完全なるバカップル
フーゾク嬢の黒川芽以とそのなじみ客である自称俳優の三浦貴大のカップル
そして、趣里と中途半端なオカマである千葉雄大のカップル
この4組の日本いや東京に住んでいながらなんの接点もない4組のカップルのなんでもない日常を時空を過去に戻してみたり現代に返したりしつつお話が展開していく様と
そこは基本原作が舞台劇でありんすから、台詞がカップル同士での会話なのにそのセリフの返しが別カップルに引き継いでみたりしていく中で
これらカップルが抱えてる問題が次第に浮き彫りになっていく様は見事だし
それぞれのカップルが抱える問題が時間の巻き戻しなどで明らかになっていくのは
これら4組の男女は三年前にはこれまた別カップルとして存在していたってことが明かになっていくとこも見事。って元々舞台劇ですから登場人物がかぎられてくると言うわけね
そこで元カップルは前田敦子とオカマの千葉雄大、千葉の優しさに惹かれたもののおかまが邪魔して気持ちを受け入れてもらえなかった
ギャル伊藤万理華と女に依存して自分は働かないヒモ男菊池風磨は別れた後の今でも月5万の生活費を伊藤万理華から毎月振り込んでもらってるヒモでしかない
当時からソープ嬢であり若いつばめとしてオカモトレイジを養っていたが妊娠した途端逃げ出してしまったオカモトレイジの臆病さは今でも変わっていない
趣里と三浦貴大夫婦はお互い子役から成り上がって来た俳優同士で結婚した夫婦だったが三浦に全く仕事の目が出ずに仕出し程度の役しかこないとこに、趣里にバラエティの仕事が入ったことで男の矜恃が崩されて離婚してしまい
そんな過去を乗り越えて再シャッフルされてできた現在のカップルもまた紆余曲折、男どものダメダメがほの見えることでこれまた別れ話に発展していくものの
なんと急にエンドクレジットを止めて男の良さを見つけて、女の自分たちの悪いとこを見出して
4人の女たちはセットの壁を壊して自分たちそれぞれの部屋が繋がってることまで見せて
時間を戻して男たちを引き戻し・・・
これは舞台だと四つの部屋を回り舞台にしてセット組むと出来る演出だよね
ちょっと大掛かりだけども
人は大まかなとこも細かいとこも妥協して生きていく生き物だって教えてくれる作品
元鞘に収まっての大団円は清々しいエンディングとなっていくんですね
その妥協点が”もっと超越した所“だったって言うオチだったのかな
舞台の映画化ですから本編も二時間強もあるものの全然退屈せずに最後まで見させる力のある作品だった
原作にはないコロナ禍っていうのは映画だけの設定だった様ですね
お米は偉大なんですねぇ
いや楽しい作品だったっていうかある意味わたしにとっては拾い物の作品だったと言える。
根本宗子原作戯曲・脚本、山岸聖太監督作品
出演:前田敦子、菊池風磨、伊藤万理華、オカモトレイジ、黒川芽以、三浦貴大、趣里、千葉雄大









