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MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

もっと超越した所へ。

2023-04-13 20:08:46 | 邦画
日本映画を積極的に見て行こうって言う企画で視聴した作品
どうやらお米(ご飯)で始まりお米(ご飯)で終わらせようってエンドクレジットを演技者であるお姉ちゃんたちが敢えてそれを中断させての
大道具大転換でのある意味舞台演出をそのまんまスクリーンの上で見せてくれるカタルシス
実に大掛かりなケレン演出で映画を締めくくってくれてた作品

こんな破天荒に楽しめる作品を見てみたのは日本映画では久しぶりちゃうか?
いや、はじめてかもしれない
見ないと損する映画でもありましたねぇ

それぞれ前田敦子と菊池風磨の菊池風磨が勝手に家に押しかけて来てそのまんま居座ってしまうカップル
伊藤万理華のギャルとオカモトレイジの今時のどっから見ても完全なるバカップル
フーゾク嬢の黒川芽以とそのなじみ客である自称俳優の三浦貴大のカップル
そして、趣里と中途半端なオカマである千葉雄大のカップル
この4組の日本いや東京に住んでいながらなんの接点もない4組のカップルのなんでもない日常を時空を過去に戻してみたり現代に返したりしつつお話が展開していく様と

そこは基本原作が舞台劇でありんすから、台詞がカップル同士での会話なのにそのセリフの返しが別カップルに引き継いでみたりしていく中で
これらカップルが抱えてる問題が次第に浮き彫りになっていく様は見事だし
それぞれのカップルが抱える問題が時間の巻き戻しなどで明らかになっていくのは

これら4組の男女は三年前にはこれまた別カップルとして存在していたってことが明かになっていくとこも見事。って元々舞台劇ですから登場人物がかぎられてくると言うわけね

そこで元カップルは前田敦子とオカマの千葉雄大、千葉の優しさに惹かれたもののおかまが邪魔して気持ちを受け入れてもらえなかった
ギャル伊藤万理華と女に依存して自分は働かないヒモ男菊池風磨は別れた後の今でも月5万の生活費を伊藤万理華から毎月振り込んでもらってるヒモでしかない
当時からソープ嬢であり若いつばめとしてオカモトレイジを養っていたが妊娠した途端逃げ出してしまったオカモトレイジの臆病さは今でも変わっていない
趣里と三浦貴大夫婦はお互い子役から成り上がって来た俳優同士で結婚した夫婦だったが三浦に全く仕事の目が出ずに仕出し程度の役しかこないとこに、趣里にバラエティの仕事が入ったことで男の矜恃が崩されて離婚してしまい

そんな過去を乗り越えて再シャッフルされてできた現在のカップルもまた紆余曲折、男どものダメダメがほの見えることでこれまた別れ話に発展していくものの
なんと急にエンドクレジットを止めて男の良さを見つけて、女の自分たちの悪いとこを見出して
4人の女たちはセットの壁を壊して自分たちそれぞれの部屋が繋がってることまで見せて
時間を戻して男たちを引き戻し・・・
これは舞台だと四つの部屋を回り舞台にしてセット組むと出来る演出だよね
ちょっと大掛かりだけども

人は大まかなとこも細かいとこも妥協して生きていく生き物だって教えてくれる作品
元鞘に収まっての大団円は清々しいエンディングとなっていくんですね
その妥協点が”もっと超越した所“だったって言うオチだったのかな
舞台の映画化ですから本編も二時間強もあるものの全然退屈せずに最後まで見させる力のある作品だった
原作にはないコロナ禍っていうのは映画だけの設定だった様ですね
お米は偉大なんですねぇ

いや楽しい作品だったっていうかある意味わたしにとっては拾い物の作品だったと言える。

根本宗子原作戯曲・脚本、山岸聖太監督作品
出演:前田敦子、菊池風磨、伊藤万理華、オカモトレイジ、黒川芽以、三浦貴大、趣里、千葉雄大
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死を告げる女

2023-04-13 05:05:43 | 韓国映画
ここんとこ数ヶ月韓国映画のDVDリリースが極端に少なくて
ある意味韓国映画ロスに陥っていたのですが、なんと今月の韓国映画のDVDリリースの豊富なことと言ったら
そのうちの「警官の血」と「犯罪都市 THE ROUNDUP」の二本は韓国映画欠乏症のために米盤のBlu-rayで一足お先に欠乏症解消のために見ており
そして一昨日だかも「人質 韓国トップスター誘拐事件」を大変楽しく拝見させてもらってのこの作品です。
 
ホラー仕立てに見えるサスペンス映画と言ったところでしょうか
邦題は長ったらしいっても6文字ですが、ハングルでのタイトルはなんと二文字しかない
ちょっと気になって、そうハングルでの意味が知りたいってことで、ハングルは無理ですからallcinemaさんで英題調べたら「the ANCHOR」
これってニュース番組のキャスターのことですよね

ってことでYBC報道局9時のニュース番組アナウンサーであるチョン・ウヒさん演じるチョン・セラに番組開始直前にある女性から“あの人が家に入って来て私と娘を殺そうとしている”“助けに来ほしい”と電話が入るが、番組直前と殺人っていうのとイタズラは困ると切ってしまうが
番組終了後母親に言われて電話の主のアパートに行くと20代の母親と5歳の娘が 死んでるのを発見
ここいらの家の中のシーンは韓国映画お得意のホラーテイストが生かされていましたねぇ

三月の番組改編期でもあり、ニュースキャスターの地位も生馬のなんとかで過当競争なわけでチョン・セラが直接この事件に関わって視聴率を上げて行こうっていうわけで事件の取材を通して“あの人”と言う存在が浮かんでくると同時に死の直前まで診察していた胡散臭い精神科医師まで登場してきて
この医師を演じているのは、私個人的には韓国ドラマ見ないのに衛星劇場で偶然時間潰しに二話まで見てしまいそのままズルズルと見てしまった「悪い刑事」のシン・ハギュンさんが医師を演じていたし
この作品もおバカ警察ではなかったデスね
 
事件の根幹をなすのは1人の人間の中に全く別の人格が現れる“解離性同一症”と言うほとんどの原因は、子供の頃に激しい苦痛からくるトラウマがもう一人の別人格を生み出すらしい
ってことでここからじつはミソも解離性同一症で、なんと" あの人 " はミソの別人格でありそれは彼女に苦痛を与えた母親として現れて来ていたんですね
母親のイ・ソジョンも30年前まではYBCのアンカーでしたが、お腹に未婚の娘のチョン・セラができたことでキャスターを解雇されていて
その原因は自分以外のおなかの子って言うことで・・・

30代のシングルマザーが6歳の娘と心中を図った30年前の事件が自分の母と自分のことだと医師の催眠療法からわかって来て・・・
そうチョン・セラ自体別居中の夫がいるんですが姑さんとのことでべっ居中
しかしセラは悪阻でしょっちゅうトイレで吐く様に鳴って来ており
そんなこんなでセラ自身・・・

韓国でのTV業界も熾烈なレギュラー争いをしてる様ですね
そんな中で子供を持つってことは社会から疎外される何ものでもない様でして
こう言う社会では多分にシングルマザーは生きづらい社会なんでしょうね
そんな社会背景をも活写しつつホラーテイストなミステリーを作るのがやっぱ韓国映画はうまいよねぇ
チョン・ウヒさんらしい作品と言えるでしょうね

2022年製作、韓国映画(日本公開作品)
チョン・ジヨン脚本・監督作品
出演:チョン・ウヒ、シン・ハギュン、イ・ヘヨン
コメント (2)
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