1961年製作の二谷英明主演の上映時間52分という完全シスタームービー。
上映時間が短いだけにテンポも良くサクサクって映画は進行していき余計な説明も全く入らない
プロットの進行とともにこっちも謎が謎を呼ぶものの主人公がその場で解決せずに進行していき
最後に帳尻があっているという全く不思議な映画
っていうかもう少し垢抜けているとジェットコースタームービーといってもいいかもしれないが所詮は泥臭い日本映画で
全くタイトルからして垢抜けないというか意味不明
だって顔がない女の死体でなぜ美人って断定できるのって見る前から疑問を抱いていましたし、いわゆるトップ屋っていうのも今は死語
そもそも週刊誌のネタ記事を書く人物だから殺人事件を追っていくんだって思ったら通俗ハードボイルドものと言った感じの作品になっていた。
オープニング男が散弾銃で顔が破壊され仏像の入ったカバンが二本柳寛によって奪われる
顔の潰されてた死体と言う発端から、さらに中盤にもう一回、今度は鍵を握る女としての香月美奈子が顔を潰された死体で・・・
これがタイトルに転用されてたいたんですが実は殺されたのは二本柳寛の情婦である
これがタイトルに転用されてたいたんですが実は殺されたのは二本柳寛の情婦である
小園蓉子であり
このような入れ替わりトリックは容易に推測できる内容
まぁトップ屋が警察と馴れ合いだったり
トップ屋が事務所構えていたりそこに女事務員の禰津良子がいたりとシスタームービーにしては構成がしっかりと作ってあるし
最後はヘリまで飛ばしてきちんとお金もかけている作品
ジェリー藤尾さんはいかにもって言う風情であるけども最初っからなんとなく正体がバレバレだし、この映画ではいっちゃん美味しい役だったと言える
しかし、空気ピストルって言うのはねぇ・・・
謎のコインが密輸の割符と見せといて会員制クラブの会員証だったって言うアイデアにはこっちも思いつかなかったし、ロッカーの鍵でもあったんですね
謎のコインが密輸の割符と見せといて会員制クラブの会員証だったって言うアイデアにはこっちも思いつかなかったし、ロッカーの鍵でもあったんですね
ここでのすれ違いにちょっとスリルがあったかな
1961年製作、日本映画、日活作品
井田探監督作品
出演:二谷英明、香月美奈子、禰津良子、二本柳寛、小園蓉子、森塚敏、佐野浅夫、深江章喜、宮坂将嘉、藤岡重慶、ジェリー藤尾