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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

新宿乱れ街 いくまで待って

2022-10-13 23:22:20 | 邦画
日活ロマンポルノ爛熟期の名作っても言われていますが
最初にいっちゃうとわたしには合わない作品だったっても言っちゃっていいのかなぁ
確かにガキンチョの頃から映画が三度のメシより好きでしたから
そりゃ高校生から大学くらいまでは映画でメシが食えればって
大学では映研にも所属して映画も16mmで作ったりもしてた時代もありますが
現実食えない人が多いって言ういうのを知って職種変更組の私が見てはいけない作品だったかなぁ
 
新宿ゴールデン街。そこを舞台に、映画づくりに関わっているにも関わらず、なかなか芽が出ない者たち、また関わろうとしている若者たちの群像劇を、売れない脚本家と女優を目指しつつアルバイトが本職になりつつある女のカップルを中心にして描かれる映画
ある意味荒井晴彦自身の体験を映画にしたって言ってもいいのかなぁ
 
とにもかくにも新宿ゴールデン街の五畳から六畳くらいの広さの酒場と主人公の同棲アパートを中心に猥雑群像劇の姦しさについていけてなかったなぁ
何せヒロインの山口美也子さん自身泣いて叫んで喘いでの演技だけですもんねぇ
見てるこっちがじつに息苦しくなるもんだから
ラスト近くでは海へ出た途端、この開放感で映画は終えるのかって思ったら
またこぜまいヒロインのアパートで映画は終わるんですよね
確かにこの閉塞感は彼ら芽が出ない映画人たち共通の思いなんだろうが
それにしても我々にまでその息苦しさを押し付けてくるとはねェ
この後息苦しさから解放されるって時は売れたってもことだとは思うのですが
 
早々にこう言った世界観に身を置かなかった私に対しての嫌味なメッセージともとれなくはないけども・・・
どの世界でも日向が有れば日陰は必ずあるもので
その日陰の中でもがきあがく人たちが必ずいるわけでして
そこに焦点をあえてあてるっていうとこにこの映画の存在感があるということか・・・
それにしても凄まじい閉塞感の映画だったなぁ
 
余談ですが映画の中でまだまだお若い内田裕也さんが、酒場で訳のわからん理論をぶってくれてます
 
切り口の違う記事はコチラ
 
1977年製作、日本映画、日活ロマンポルノ作品
荒井晴彦脚本、曽根中生監督作品
出演:山口美也子、絵沢萠子、中田彩子、日夏たより、青木真知子、あきじゅん、結城マミ、清水浩一、神田橋満、堀礼文、五條博、大矢甫、影山英俊、渡辺護
 
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ウォーハント 魔界戦線

2022-10-13 16:59:06 | 洋画
これって劇場公開されてた作品だったんですね
第二次大戦終盤の1945年を舞台にしたオカルトホラーアクションです。
機密文書を乗せた連合軍の輸送機が森林地帯に墜落し、その捜索任務にブリューワー軍曹配下の小隊が捜索を命令を受けて、さらに上官であるジョンソン少佐にウォルシュと言う人物を参加させるように命令を受けて小隊は森に入っていく・・・
 
一応ドイツ軍を掻い潜ってのは任務でしたが
実は森の中には三人の魔女が支配しており
輸送機を発見するものの森に住む魔女たちの魔力によって次第に兵士たちは狂気に囚われ、一人づつ殺されていくというお話
 
オープニングの輸送機からして画面が暗くて夜間シーンではもうほとんど何をしてるかモニターでは判別しにくい作品出して
ダイアローグとその字幕で何が起きてるかを判断するしかないのが残念な映画ですが
一応昼間シーンはなんとか見えるけど舞台が深い森ってことっで
普通の映画の夜間シーンを見てるような
ですからこの映画での夜間シーンは押して知るべしでしょう
 
戦争アクションとオカルトホラーをミックスした作品ですから
薄暗い森の中で、吊るされたドイツ兵たちの死体を発見したり、謎の女に誘惑された兵士の体に疱瘡が出来たり、空腹を満たすために豚を射殺して食ったらそれは味方兵士だったりとホラー要素満載
さらに一人一人魔女によって殺されていく兵士の犠牲者は皆血が抜かれており
実に不気味な雰囲気で展開していく映画
一応軍曹が主演かとおもっていましたが少佐と彼の密命を帯びたウォルシュが主役のようで
 
最後はこの二人でこの森の魔女と戦い森の秘密を壊滅させて行こうって言うおはなしだったようで
どうやら軍曹の小隊はそのための消耗品だったようですね
魔女が何故かボウガン持っていたり
カラスの化身だったりとオカルトシーンもチープではあるんですがCGで処理してくれているんですね
 
少佐役でミッキー・ロークが久しぶりに出演していました眼帯していたりで面白い役所でしたがちょっと年齢的にアクションはもっさりしていたようなんですが
暗すぎてはっきり見えないっていうのは意図的だったのかって勘繰ってしまいます。
戦争アクションとオカルトホラーを融合させたアイデアだけが買いの作品でした
 
2021年製作、アメリカ映画
マウロ・ボレッリ製作・脚本・監督作品
出演:ミッキー・ローク ロバート・ネッパー ジャクソン・ラスボーン アグラヤ・タラーソヴァ アンナ・パリガ ロー・スタッセン ポリーナ・プシュカレヴァ・ニオリー
 
コメント (2)
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