MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

“人妻”より 夜の掟

2022-07-11 23:23:51 | 邦画
CSの衛星劇場の7月のプログラム企画“幻の蔵出し映画館リクエストSP~蔵出し任侠映画~”で本11日にOAされた里見浩太郎さん主演の日活映画
っても
ロゴはモノクロの日活配給作品用でして
やっぱモノクロだと思っていたら、いきなり
本編はカラーでした。この頃東映の任侠路線に乗っかって北島三郎さんでの任侠映画を作って日活に買い取ってもらっていた五月みどりさんの旦那さんが社長の
ニュー・センチュリー製作の映画でしたねぇ

明るく楽しい東映時代劇で主役デビューした里見浩太郎さん
東映が集団時代劇に活路を見出した時にも辛うじて1枚目の看板を死守していたんですが
任侠路線に移行してから里見閘門様は一応任侠映画に出演はするものの
ご自分の役不足に納得いかなかったんでしょうね東映を離れての
初主演作がどうやらこの作品みたいですねってニュー・センチュリー作品ですから
お相手ヒロイン役に藤田佳子さんと言う、ある意味地味な女優さんでしたし
第一ヒロインとして華がない

主人公の里見がいくら一夜を共にしたからといってここまで執着するようなヒロインには見えないのが残念だし
一応ヤクザを相手にチンピラまがいの里見が・・・
って言う構造ですが、里見浩太郎さんは御自身の歌唱力を存分に発揮しての歌謡映画にヤクザが出てきたって言うようなどっちつかずの作品
どこが“蔵出し任侠映画”だって言うような作品
一応タイトルは西川Pの実子山田太郎の曲『人妻』を主体にして乗っかって作品だったんですね

まぁ歌謡映画って書きましたけど、なぜかサブちゃんは全く歌手として出演してなくて
お一人ですが任侠パートを受け持たれていたんですね
けっきょくどっちつかずで中途半端に終わってしまった作品
埋もれるのも当然と思える作品でしかなかったけど
辰巳龍太郎、竜崎一郎、睦五郎、三上真一郎に加藤嘉とやたらに脇も豪華なのにねぇ

1969年製作、日本映画、ニュー・センチュリー作品、日活配給作品
土居通芳監督作品
出演:里見浩太郎、藤田佳子、北島三朗、加藤嘉、龍崎一郎、三上真一郎、新井茂子、夏海千佳子、山口火奈子、浅井美帆、緑川アコ、睦五郎、島津伸男、岡部正純、桂小かん、藤田陽一、林栄子、松尾ジーナ、山田太郎、辰巳柳太郎

コメント
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ティル・デス

2022-07-11 16:53:04 | 洋画
久々のミーガン・フォックスの映画です。A級映画女優としてデヴューした彼女ですがなんか起こして外されてからはずっとB級女優さん
個人的に彼女を認めたのは「トランスフォーマー」ではなく、「ジェニファーズ・ボディ」でのアマンダ・セイフライドとのキスシーンだったなぁ
いや美貌が失われてなくてよかったわ
 
って事でこいつはちょっとした拾い物の映画だった
ある意味ワンシチュ的な作品で
ずーっと緊張感が途切れない映画
オープニング不倫していた男との別れ話から始まり、不倫関係を精算したら
なんとその日は旦那さんとの結婚記念日
実は旦那も不倫していて現実仮面夫婦が、結婚記念日を機に
思い出の湖畔の別荘で旦那さんのサプライズになんとなくよりを戻してのベッドイン
 
そう旦那さんは法律事務所の所長でなんとミーガンの不倫していた相手はその部下だったっていう
エレベーターのシーンも秀逸
さらに秀逸なのはセックスした翌朝目覚めると旦那が隣に座っていて意味不明の言葉を吐いてミーガンの目前での拳銃をこめかみに当て引き金を・・・
返り血と脳漿を浴びて逃げ出そうと思ったらなんと旦那さんと手錠で繋げられてて・・・
そう旦那さんの復讐だったんですね
 
まずは手錠を外そうにも鍵もなく
いや目の前に彼が使った拳銃が・・・
鎖に向けて引き金引くもののなんと銃は空、そうに一発しか装填されてなく
かつ旦那をひきづって家中道具を探すものの何一つ無く
また御丁寧に携帯は花瓶に捨てらてて使えない
女が大の大人の死体をひきづって家中歩くのには現実無理がある
実際死体のが重さってかなり重いんですよねぇ、私自身父の亡骸を運んだ時葬儀屋さんと3人で持ったけどかなり重かった
 
そんなこんなしてると不倫相手がやってきて死体と手錠を外そうとしてると
なんと今度は死んだ旦那が手配したならず物が金庫のダイア欲しさにやてきて
不倫相手を殺してしまう
ここからならず者の二人組と死体に繋がれたミーガンとのかくれんぼが始まるという
見つかればどうなる
クルマのガソリンは抜かれいるし、二人組の頭目は悪なりに機転の効く男で
ミーガンとのすれ違い追っかけっこにこっちらも緊張させられる
 
さらにこの連中に捕まったミーガンはどうなる・・・
孤立無縁だけならまだしも、重たい死体を引きずってって言うハンデまで背負っての攻防戦が実にスリリングな映画でした
一応ネタばらししますとちょっと加工はされてるものの
ジャケット画像はこの映画のラストシーンです
終わらせ方が呆気なかったかなぁ
でも面白かった、一応ミニシアターで公開されただけの意味はある作品
 
2021年製作、アメリカ映画
S・K・デール監督作品
出演:ミーガン・フォックス、オーエン・マッケン、カラン・マルヴェイ、ジャック・ロス、リリ・リッチ、アムル・アミーン、テオドラ・ジュリッチ
 
コメント (2)
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